Interviews
個人インタビュー

営業職からDX推進担当へ転身
‐グローバルな仲間との新たな挑戦

ローコード研修開発

2009年入社

川島 政之

パソナへ新卒で入社された川島政之さんは、営業職を約10年経験後、開発マネージャーへ転身。いまでは日本に避難してこられたウクライナの方と連携してPower BIの研修コンテンツを作っているそうです。
今回は、そんな川島さんがどのようにして営業職から現在のポジションにたどり着いたのか、ウクライナの方との協働で進めているコンテンツ制作についてなどを詳しくお伺いしました。

営業10年、気がつけばDX推進担当へ転身していた

私は2009年に新卒でパソナに入社しました。

入社から10年ほどは人材サービスの営業として、東京、埼玉、広島などで勤務し、その後は人事給与関係の業務委託のPMを担当していましたね。

その頃からRPAという言葉が注目され始め、自治体や民間企業もRPAの導入を検討することが多くなりました。そんなとき、業務委託のPMで現場の業務を知っていることや、当時パソナでRPAのWinActorを扱っていたこともあって、WinActorのエンジニア研修担当として中国地方全体のRPA推進を担当することになりました。

2021年頃になると、ローコード開発がブームになりました。そこで「RPA推進の経験を活かして、Microsoft Power Platformのビジネスプロデューサーをやってみないか」と上司からの打診がありました。そこで今度は、広島から東京へ異動し、自治体や民間企業へのDX推進を担当することになりました。

現在はPower Platform研修サービス開発マネージャーとして活躍

日本人向けのPower BI研修コンテンツ作成がスタート

私は現在ローコード開発チームに所属して、Power Platform研修サービス開発マネージャーをしています。このチームではMicrosoft Power PlatformやRPAのUiPathなどに関する開発を行っていますが、私はそのなかでMicrosoft Power Platformの製品の一つであるPower BIの研修コンテンツ作成に携わっています。

Power BIの研修コンテンツとは、社内で保存している各種データを有効活用するために、機能や基本の使い方などを学習するための研修用資料です。

この作成作業にあたり、ウクライナから避難されてこられた方のなかに、以前、Power BIを商材として編集コンテンツを販売していたという方がたまたまいらっしゃいました。その方は、息子さんが日本にいらっしゃるため避難してきたということで、パソナグループが支援をしている方でした。

そこでその方からノウハウを吸収しながら、日本人向けのPower BIの研修コンテンツを作っていこうという流れになりました。

言葉の壁の問題はパソナの人財の厚さでカバー

こうしてウクライナの方と連携しPower BIの研修コンテンツの作成プロジェクトがスタートしました。

その方はウクライナ語とロシア語に加え英語も少しできる方で、まずはこの方に英語で作成いただきました。その後、その資料を私達で日本語に翻訳し、イラストや図版なども日本人向けにしてIT初心者の方にも使いやすい資料に仕上げていきました。

日本人向けにしていくなかで苦労した部分としては、やはり言葉の壁です。英語から日本語にただ訳すだけでは、どうしても分かりづらくなってしまうのです。そこで、Power BI自体の知識を身につけてから取り組み、「ウクライナの方が何を言いたいのか?」をこちらで咀嚼してより分かりやすいものにしました。

このプロジェクトを形にすることができたのは、パソナの人財の厚さがあってこそだと思います。偶然ロシア語、英語、日本語ができるウクライナ人の方が関係部署にいるという状況は、普通の会社では中々無いと思いますので。

今後はAIも視野に技術面を伸ばしていく

今のところ個人的にはBI(ビジネス・インテリジェンス)に焦点を置いているのですが、将来的な目線としてはAIに注目しています。

RPAに関わっていた頃から「今後はよりAIが主体的になってくる」と考えていたため、Pythonを勉強して簡単な機械学習には触れていました。今後はPower PlatformとAIを組み合わせた新しいシステムの開発や、Pythonをメインにした機械学習の道に進むのも良いのではと考えています。

また、お客様に提案をするなかで提供するサービスの表面だけを知っていても、提案に説得力がなく心から共感していただくことは難しいと考えています。中身を知ることが大切だと思いますので、技術面に関する勉強は続けていくつもりです。

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