Interviews
個人インタビュー
熱意でつかんだ防災ヘルプサービス開発
Web/ネイティブアプリ開発
2021年入社
牛島 由貴
現在フロントエンドエンジニアとして活躍されている牛島由貴さんは、2021年に新卒で入社。現在は防災ヘルプサービスの開発という社会的意義のある仕事を前に日々奮闘しているそうです。
今回はそんな牛島さんがパソナに入社した理由や、防災ヘルプサービスに携わるようになった経緯、実際の業務内容、仕事のやりがいについてインタビューしました。
パソナの企業理念に共感し新卒で入社
私は大学卒業後に新卒でパソナに入社しました。
実は学生時代はITとは離れた勉強をしていたのですが、就職活動をしていくなかでエンジニアに興味が湧き、独学でITに関する勉強を1年行いました。関わってこなかった分野だったのですが、いざ勉強してみるとITには日々新しい知識に触れられる楽しさがありました。
多くの企業があるなかでパソナに決めた理由は、パソナグループの企業理念「社会の問題点を解決する」に共感したためです。また、会社全体でビジネス以外にも文化や芸術を大事にしていることもわかり、その点にも魅力を感じました。
フロントエンドエンジニアとして社会的意義がある仕事に従事
入社後に防災ヘルプサービスの開発に志願
入社後、パソナの新人研修で防災ヘルプサービスというプロジェクトの存在を知りました。もともと企業理念の「社会の問題点を解決する」に共感して入社したこともあり、「これはやりたい!」と思い切って志願したところ配属が決まりました。
パソナでは、どのようなことをやりたいか希望を出せる環境があるので、臆せずに希望して良かったです。アプリやフロントエンドの知識も必要なので、技術面の不安がないわけではありませんでしたが、まず「やりたいです!」と熱意を伝えましたね。
全国各地のプロジェクトメンバーとサービス開発
現在はWeb開発とインフラの構築を中心に、お客様向けサービスの開発を担当している部署に所属しています。
そのなかで私は、防災ヘルプサービスのプロジェクトメンバーの一員として、フロントエンドの開発を担当しています。プロジェクトチームのメンバーは約20名で、和気あいあいとした雰囲気です。
防災ヘルプサービス開発は名古屋で発足したのですが、メンバーは東京、島根、福岡、名古屋と全国にいます。私は名古屋オフィスの所属で、基本的にはリモートワークで働いています。
社会的意義が感じられる仕事
防災ヘルプサービスは、災害時を想定したサービスで支援者と要支援者をオンラインでマッチングさせ、地域の共助を促すものです。
例えば、ご高齢で車を持っていない方や足腰が弱くて動けない方は、災害の避難警告が出てもすぐに避難所に向かうことができません。そんなとき支援者と素早くマッチングできれば、要支援者を助けることが可能です。
加えて今、防災ヘルプサービスの新たなメインの機能として動いているものがあります。それは、支援者の方が避難する際の計画書をオンラインで管理するというものです。要支援者の方々が逃げる際に、「あらかじめ計画書を作りましょう」という動きが、国の方から行政に努力義務として出ていて、その避難計画書をオンラインで管理します。
防災ヘルプサービスは、名古屋の大学で防災研究をしている方にプロジェクトに参加していただいたり、地域の方々と協力して実証実験を行なったりもしています。
とても社会的意義のあるサービスだと感じますし、この仕事に携わることができることにやりがいを感じます。
スキルのベースはReact NativeとTypeScript
開発の具体的な話で言うと、私のメイン担当はスマートフォンアプリの開発で、React NativeでTypeScriptを中心に使っています。入社後に初めて覚えたのがReact NativeやTypeScriptなのでその知識を活かして業務に従事していますね。
開発経験がほとんどない状態で入社しましたが、リーダーの方がフランクですし、分からない部分は相談しあう雰囲気があるので、協力しながら開発を進めています。
プレッシャーもあるが成長している実感が楽しい
このプロジェクトは社会的意義を感じますが、その分プレッシャーも感じます。
アジャイル開発でスピード感を求められる面もあり、一方でサービスをより良くしたいという思いもあるので、試行錯誤の連続ですね。実証実験でバグが出た場合も、すぐに改良するよう心がけています。
任される範囲も広く、お客様へのヒアリング、機能の洗い出し、設計部分にも携わっています。今は開発チームとして「全員がどの分野のタスクでもこなせるように」という動きを始めています。基本的に開発メンバーの全員がAPIの作成いわゆるバックエンドから、アプリ・Webのフロント画面の実装、繋ぎ込み、テストも全部一貫して行います。
とにかく大変ですが、それだけ大きなやりがいも感じますし、成長していく実感もあるので楽しく仕事しています。
「デザインもできるエンジニア」を目指したい
今の目標は、デザインの知識もある開発エンジニアになることです。お客様からデザインについてのご意見をいただく際、アジャイル開発のスピード感ではボールのやり取りをする“ラグ”が気になることがあるためです。
そのため、デザインの勉強のため関連書籍を読んだり、オンライン講座を受けたりしています。講座のなかでは「コードも書けるデザイナーが必要」とおっしゃっている方もいましたし、それなら逆の「デザインができるエンジニア」を私は目指したいと思っています。
もちろんReactやTypeScriptを使った開発スキルも磨かないといけません。まだまだ勉強することが多いので、自分を磨いていかねばと思います。