外部イベントで社会人リーダーとして活躍する― CEDEC+KYUSHUを支えたパソナのインフラエンジニアと学生たちの共創ストーリー
2025年11月29日、九州産業大学で開催された九州最大級のゲーム開発カンファレンス CEDEC+KYUSHU。
会場の通信インフラを支えたのは、パソナのネットワークエンジニアを含む社会人ボランティアと、九州の大学から集まった学生たちの合同チームでした。
イベントの裏側では、来場者が当たり前のように使うネットワーク環境をゼロから構築し、最後は元通りに撤収する──そんな“表に出ないエンジニアリング”がある。
本記事では、社会人リーダーとして参画したパソナのエンジニアたち、そして共に汗を流した学生たちの声を通じて、次世代のエンジニア育成と社外での活躍機会をつくるパソナの姿をお届けします。
2025年11月29日、九州産業大学で開催された九州最大級のゲーム開発カンファレンス CEDEC+KYUSHU。
会場の通信インフラを支えたのは、パソナのネットワークエンジニアを含む社会人ボランティアと、九州の大学から集まった学生たちの合同チームでした。
イベントの裏側では、来場者が当たり前のように使うネットワーク環境をゼロから構築し、最後は元通りに撤収する──そんな“表に出ないエンジニアリング”がある。
本記事では、社会人リーダーとして参画したパソナのエンジニアたち、そして共に汗を流した学生たちの声を通じて、次世代のエンジニア育成と社外での活躍機会をつくるパソナの姿をお届けします。
キャリア
2026/01/09 UP
- インフラエンジニア
- ネットワークエンジニア
CEDEC+KYUSHUを支える「現場インフラチーム」のリアル──会場ネットワークをゼロからつくり、ゼロに戻す仕事

(パソナ山田<右上>とAPチームの学生メンバー)
CEDEC+KYUSHUのネットワーク構築は、L2/L3、AP(無線LAN)、ケーブル、サーバ、BB(バックボーン)の複数チーム、全体で50名ほどのメンバーで構成される。
今年は例年と異なり、学生リーダーに加えて社会人リーダーが多く参画し、運営の安定性と技術品質の底上げを目的として新体制が導入された。
リーダーとしてAPチームを率いたのは、パソナのインフラエンジニア 山田さん。
九州出身でイベントネットワーク構築の経験があり、JANOGなどのコミュニティでの活動を通じて声がかかったという。
「会場で安定した無線LANを提供する。それがAPチームのミッション。」(山田さん)
L2/L3チームとして参加した木村さん・田中さん(パソナ)は、
「APが安心してつながるための“土台”をつくる」役割を担った。
なぜ社会人エンジニアが外部イベントに参加するのか──“当たり前”を支えるために必要な技術と責任

(APチームリーダーを務めたパソナ山田)
イベントネットワーク構築には、普段の業務では得られない経験が詰まっている。
・ゼロから環境をつくり、最後は元通りに撤収する
・想定外のトラブルが起きる
・限られた時間で最適解を出す
・リアルな利用者がいて、障害は許されない
特に「戻す」工程は通常の案件ではほとんど経験できず、会場を“元よりきれいにして返す”という倫理観も重要だという。
「クラウドが主流になっても、オンプレミスの価値は決してなくならない。下のレイヤーを理解している人は強い。」(山田さん)
インフラエンジニアの価値が一見見えにくい時代でも、“最新を当たり前に提供し続ける力”がイベント現場で再認識される。
学生との協働で生まれる“学びの循環”──社会人が教えるだけではなく、学生からも刺激をもらう場

参加した学生たちは、学年も専攻もさまざま。
ネットワーク授業がない学科の学生も多く、「やってみたい」という気持ちで参加するケースも多い。
学生たちの“学び”の一部:
・AP配置の最適化を考える設計作業
・ケーブルを規格通りに“かしめる”難しさ
・トラブルシューティング
・チーム間での調整、連絡、役割分担
・社会人エンジニアとの交流
学生リーダーを務めた九州産業大学の森脇さんはこう話す。
「授業では絶対に経験できない“実務そのもの”でした。社会人エンジニアと一緒にやることで、チームとして動く力を学べる。」
またパソナの山田さんは、学生との協働が単なる“教える場”ではないと言う。
「学生の無垢な発想が、自分たち大人にも刺激になる。互いに学び合う関係がここにはある。」
イベントには“失敗できる環境”があることも大きい。
本番環境を動かすプロジェクトでは、失敗して学ぶことはほとんど許されない。しかしこの実践の場では、挑戦と改善が繰り返され、その全てが次のキャリアの糧になる。
社会人リーダーとしてパソナのエンジニアが果たした役割──社外に広がるコミュニティで、パソナの技術ブランドをつくる
パソナのエンジニアが外部コミュニティへ積極的に参加する背景には、
「社外での実績づくり」と「エンジニアブランディング」の観点がある。
「こういう実績があるから、このニッチな案件もパソナに任せられる──そう言われることが増えるんです。」(山田さん)
さらに、JANOGなどのネットワークコミュニティでの活動は、
エンジニア個人の成長だけでなく、
「外から見たパソナの姿」をつくっていく上でも重要な意味を持つ。
学生のキャリア支援の視点から見える課題と可能性──ネットワークを学ぶ場が少ないからこそ、現場体験の価値が大きい
今回参加した学生の多くが語っていたのは、
「学校だけでは実際のネットワークインフラを学ぶ機会が少ない」という問題だ。
・授業で触れられないレイヤーの知識
・設計〜運用〜撤収までの一連の流れ
・現場レベルの意思決定やトラブル対応
・多大学・多企業との横断コミュニケーション
これは、就職活動にも直結する。
「技術そのものより、課題をどう解決したかが評価される。だから現場での経験が武器になる。」(山田さん)
インフラエンジニア志望の学生が少ない中で、
こうしたイベントは、職種理解・企業理解を深める貴重なきっかけとなる。
最後に ── “当たり前”を支えるエンジニアリングは未来につながる
CEDEC+KYUSHUの舞台裏で、縁の下の力持ちとして会場ネットワークを支えたパソナのエンジニアたち。
そして、その学びを一緒に積み重ねていった多くの学生たち。
ゼロからつくり、ゼロに戻す──
派手ではないが、確かな技術と責任感が求められる仕事。
このイベントのような社外活動は、
エンジニアの技術を磨き、学生の未来を広げ、
ひいてはパソナのブランドをつくっていく。
次世代を支えるエンジニアの姿は、こうした現場で生まれている。








