プログラミングに役立つ!おすすめエディタ5選
プログラミングエディタの選び方や、おすすめエディタ5つについてご紹介します。
プログラミングエディタの選び方や、おすすめエディタ5つについてご紹介します。
スキルアップ
2020/06/26 UP
- 業務効率化
プログラミングやホームページを作成する際には、多くの場合エディタを使用します。
エディタはフォントや色を自分好みに設定することができるため、通常のプログラミングはもちろん、複雑なソフトウエアを開発する際なども、作業効率を圧倒的に上げることが可能です。
しかし、プログラミングエディタは種類が多いため、どれを選べば良いかわからない人も少なくありません。ここでは、プログラミングエディタの選び方や、おすすめエディタ5つについてご紹介します。
プログラミングエディタとは?
プログラミングエディタとは、プログラミング言語を効率よく書くためのツールです。
具体的には、入力したテキストをtxt形式ファイルにし、書かれたコードをコンピュータに命令することでプログラムが実行されます。
プログラムのほかにも、周辺機器のアップロードやプレビュー、関数の因数表示などもおこなえるため、プログラミングエディタはプログラミングに欠かせないツールだといえるでしょう。
また、プログラミングエディタではテキストのフォントや色なども自分好みに設定することが可能です。そのため、自分に合ったプログラミングエディタを使用することで作業が圧倒的に楽になり、作業効率も上げることができます。
プログラミングエディタの選び方
プログラミングエディタは「どれを使っても同じ」というものではありません。種類によって特徴が異なるため、自分が使いやすいものを選ぶ必要があります。
数あるプログラミングエディタのなかから自分に合ったものを選ぶには、以下の4つを意識しましょう。
使用する言語が対応しているかを確認
まず確認するべきなのが対応言語です。最近のプログラミングエディタは、大部分のプログラミング言語に対応しているケースがほとんどですが、マイナーな言語に関してはまれに対応していない場合もあるので注意が必要です。
また、使う言語によっては相性の良いエディタが決まっているため、「この言語と相性の良いプログラミングエディタはどれか」というのも意識してみましょう。
エディタの動作速度が軽い
プログラミングエディタの動作速度は、作業効率に大きく影響します。
通常、大規模な開発をおこなう際はたくさんのファイルを同時に編集する必要がありますが、エディタの動作が遅いとスムーズに編集ができず、多くの時間を要してしまいます。また、編集がなかなか進まないことに対してストレスも感じることでしょう。
しかし、エディタの動作速度が軽ければ、たくさんのファイルもスピーディに編集することができるため、作業効率が大幅に加速し、ストレスも感じにくいのです。
自分の使用しているOSに合っている
プログラミングエディタを選ぶ際は、OSの確認も重要です。プログラミングエディタはMacかWindowsによって使えないものもあるため、プログラミングエディタが自分のOSに対応しているかを確認する必要があります。
日本語に対応している
海外のプログラミングエディタを使う際は、日本語に対応していない場合もあるので注意しましょう。
もちろん、プログラミングの実績があって、英語も得意という人であれば問題ないと思いますが、プログラミング初心者の場合は使い方や機能が理解しきれない可能性があるため、英語が得意であったとしても日本語対応のエディタを使用するのがおすすめです。
また、デフォルトが英語表記でも、日本語のフォントをインストールできるプログラミングエディタもあるので、事前によく確認してみましょう。
おすすめのプログラミングエディタ5選
プログラミングエディタは数が多いため、使い勝手を一つずつ確認していくのは手間と時間がかかります。ここでは、プログラミングエディタのなかでも人気の高い、おすすめプログラミングエディタを5つご紹介します。
Atom(アトム)
2014年にGitHubが開発したテキストエディタで、多くのプログラマが使用しています。便利なプラグインが多く、幅広い言語を設定できるというのが特徴で、機能追加も無料でおこなうことが可能です。
追加できる機能は数千種類にも及びますが、今度もどんどん増えていく予定。無料で数多くの機能が使えるほか、GitHubとの連携が容易であることやWindows、MacOS、Linuxで使用できる幅の広さから、サーバサイド、フロントエンド問わず人気があります。
また、一部の文字を入力するとその後に続く文字を表示してくれる「予測変換」や、押下するキーに実行させる機能を割り当てる「キーバインド」といった便利な機能もAtomの魅力といえるでしょう。
Sublime Text 3(サブライムテキスト)
2008年に誕生したSublime Textは、大企業ではなく個人が開発したエディタです。高性能エディタの先駆けとなった存在なだけに知名度が高く、プラグインが豊富という特徴もあり、現在も多くのユーザーが愛用しています。
その多くのユーザーのなかで、特にフロントエンドでの人気が高いといわれています。
また、カラーリングやソースコード全体のマップ表示といった、便利な機能が含まれているのも魅力といえるでしょう。コードの自動補完機能は初心者にもおすすめです。
Visual Studio Code(ビジュアルスタジオコード)
Microsoftがオープンソースで提供している無料の軽量エディタで、動作速度の軽さが大きな特徴です。そのため、「編集や修正が効率的にできる」と高く評価されています。また、HTMLやCSS、JavaScriptといったフロントエンドから、JavaやPHP、C、Visual Basicなどのサーバサイドまで対応しているのも、人気の秘訣といえるでしょう。
Windowsはもちろん、MacOS、Linuxにも対応しており、どちらかというとサーバサイド系エンジニアのユーザーが多いといわれています。
サクラエディタ
サクラエディタはWindows専用のプログラミングエディタです。数あるエディタのなかでも特に歴史があり、現在でも多くの根強いファンがいることでも知られています。
また、オープンソースなので誰でもソースコードを編集でき、多くの開発者によってさまざまな機能が追加されています。日本のエディタなのでインターフェースはすべて日本語。
複数のファイルから同時検索ができるgrep機能や、キーボードマクロの登録など、豊富なカスタマイズ機能が大きな特徴といえるでしょう。また、軽量で幅広い言語にも対応できることから、小規模開発が多いエンジニアにおすすめです。
Notepad++(ノートパッド・プラス・プラス)
Notepad++はWindows搭載の「メモ帳」の代わりとしてプログラマ向けに開発されたエディタで、海外でも高い人気を誇っています。とはいえ、日本語にも対応しているので、英語が苦手な人でも安心です。
JavaやJavaScript、C、C++、Perl、PHPといった主要言語をはじめ、約30種類以上の言語のハイライト表示に対応しています。さらに、プラグインを入れることで豊富な拡張機能が利用できるほか、Grepやファイル比較などの便利な機能も搭載しています。
対応OSはWindowsのみとなりますが、サクラエディタ同様軽量で幅広い言語に対応していることから、小規模開発が多いエンジニアにおすすめです。
プログラミングエディタを使用して業務効率を上げよう!
プログラミングエディタはプログラミング言語を効率よく書くためのツールで、書かれたコードをコンピュータに命令することでプログラムが実行されます。
ほかにも、プログラミングエディタは周辺機器のアップロードやプレビュー、関数の因数表示などもおこなえるため、プログラミングには必要不可欠な存在なのです。
しかし、プログラミングエディタは種類によって対応言語やOS、特徴が異なります。そのため、プログラミングエディタを選ぶ際は「対象言語」「動作速度」「対応OS」「日本語対応」を確認し、自分に合ったエディタを選ぶことが重要です。
また、小規模開発では「Notepad++」や「サクラエディタ」、サーバサイド系エンジニアなら「Visual Studio Code」、その他全般では「Atom」や「Sublime Text 3」が人気であるように、目的や認知度によってエディタを選ぶのも良いでしょう。