プログラミング学習方法4選!自分に合った学習方法を選ぶ3つのポイント
この記事では、5つのプログラミング学習方法、自分に合う学習方法を選ぶポイントについて解説します。
この記事では、5つのプログラミング学習方法、自分に合う学習方法を選ぶポイントについて解説します。
スキルアップ
2022/06/13 UP
- プログラミング
- 勉強・学習法
プログラミングの仕事に就く方だけでなく、転職や趣味としてプログラミングを学びたい方が増えています。プログラミングの学習方法は複数あり、やりやすい方法を選んで勉強できます。代表的な学習方法は5つありますが、プログラミングを学習したい目的、勉強時間、捻出できる費用に見合った方法を選びましょう。
この記事では、5つのプログラミング学習方法、自分に合う学習方法を選ぶポイントについて解説します。
プログラミングの学習方法5選
プログラミングを学習できる、代表的な5つの方法について解説します。
書籍
市販の書籍は、プログラミングを学べる身近な方法です。初心者から上級者まで、レベルに応じたプログラミング学習の書籍が販売されています。
はじめてプログラミングを学ぶ場合、図解やイラストが豊富で、文章が読みやすいと感じるものがおすすめです。図解があると親しみやすく、勉強のモチベーションも維持しやすくなります。
なお、最初に勉強すべき内容は、プログラミングの仕組みです。仕組みに関する具体例が豊富にある書籍を選ぶと、プログラミングの基礎が理解しやすいでしょう。
学習サイト
プログラミングを学べる学習サイトは、小学生から大人向けまで、幅広いレベルを網羅しています。さらに無料で学べるサイトも多いうえに、マイペースに勉強できるため、はじめてのプログラミング学習に最適でしょう。
プログラミング学習サイトの学習方法は、動画、スライド、ゲームが主流です。動画は短時間で勉強でき、スライドは自分のペースで勉強できる、ゲームは遊びながら学べる、といった特長があります。実際にサイトに触れてみて、自分に合った方法を選ぶことをおすすめします。
また、プログラミングの解説、実演がブラウザ上で完結する学習サイトもあります。自分で環境構築する必要もなく、解説と一緒に操作することも可能です。インプットとアウトプットがしやすいため、プログラミング学習の楽しさを味わえるでしょう。
スマートフォンの学習アプリ
Webの学習サイトのほかに、スマートフォンアプリでもプログラミングを学べます。パソコンを持っていない方にとって、スマートフォンで手軽に勉強できるのは魅力でしょう。
スマートフォンのプログラミング学習アプリには、子ども向けもあり、ゲーム感覚でプログラミングに触れられます。大人も楽しみながら勉強できるため、プログラミング学習の入り口としては最適です。さらにWi-Fi環境がなくても利用できるアプリもあり、時間と場所を選ばず勉強できます。
ただし、コード入力など本格的な勉強は、パソコンによる学習が必要です。スマートフォンのプログラミング学習アプリはあくまでも入門的なものであり、レベルに応じて学習環境を変えましょう。
オンラインスクール
独学ではモチベーションの維持が難しい、わからない部分を質問したいという方は、オンラインスクールが最適です。オンラインスクールは、自宅にいながら本格的なプログラミング学習ができることで人気があります。自宅の近くにプログラミングスクールがない方、スクールに通う時間がない方にとって、オンラインスクールは貴重な存在でしょう。
オンラインスクールはライブ授業、マンツーマン授業などの授業形式があり、学習スタイルに合った方法を選べます。また、個々のレベルやペースに合ったマンツーマン授業は、途中で挫折しにくいメリットがあります。
対面授業形式のスクール
従来の対面授業形式のスクールでは、集中的にプログラミングを学べます。対面授業形式の強みは、わからない部分をその場で質問でき、直接教えてもらえることです。疑問がすぐに解消できるため、自宅で独学するよりも、圧倒的に理解度が速いメリットがあります。
また、プログラミングを勉強する仲間ができる、転職支援が受けられるメリットがあるのは、スクールに通う大きなメリットでしょう。
プログラミング学習方法を選ぶ際に重要なこと
プログラミングの学習方法を選ぶ際、勉強する目的、学習環境に合ったものを選ぶことが大切です。自分に最適な学習方法を選ぶには、以下のポイントを考慮しましょう。
作りたいものをイメージする
プログラミングを学ぶにあたって、どのプログラミング言語を選べばいいか悩むでしょう。最適なプログラミング言語を選ぶには、作りたいものをイメージすることが大切です。
プログラミングで作れるものは、Webやパソコン、スマートフォンのアプリ、AI、組み込みシステムです。初心者に適しているのはアプリで、JavaScript、Ruby、PHPなどが用いられています。
また、AIの機械学習分野でトップのシェアを誇るPythonは、Webやゲームの作成が可能です。作りたいものを先に決めることで、プログラミング学習の目標ができ、学習効率がアップします。
なお、作りたいものではなく、初心者に適したプログラミング言語から学んでもよいでしょう。プログラミング言語の難易度については、以下の関連記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
【難易度順】プログラミング言語を一覧で一挙紹介!
また、ITエンジニアとして働きたい職種が決まっている場合、業務で使用する言語を学ぶべきでしょう。代表的なITエンジニアの職種に適した言語は、以下のものが挙げられます。(カッコ内はプログラミング言語ではないが、似たような文脈で使われるもの)
・Webサイト系: Java、JavaScript、PHP、Ruby(HTML/CSS)
・Web処理系:Java、Python、Go、C#
・スマートフォンアプリ:Java、Kotlin、Swift、JavaScript
・AI(人工知能):Java、Python、R、C++
・ゲーム系: Swift、JavaScript、C++、C#(Unity)
・組み込み:Java、C、C++、C#
・汎用系:COBOL、FORTRAN、RPG
勉強時間の確保
仕事と学習を両立する際、本業に支障がない程度で、勉強時間を確保しなければなりません。通勤中や休憩時間、会社からの帰宅後に勉強するか、土日に集中的に勉強するかで、適した学習方法が異なります。
わずかなスキマ時間で勉強する場合、スマートフォンで学べる学習サイト、アプリが適しています。自宅でじっくり勉強する場合は、書籍やオンラインスクールで学ぶのがおすすめです。
一方、土日に集中して勉強したい場合、オンラインスクール、または対面形式のスクールに通ってもよいでしょう。土日に通えるスクールも多く、短期集中でプログラミングを勉強できます。
予算の確保
学習サイトやスマートフォンアプリは無料で手軽に勉強できますが、プログラミング学習の目的が就職や転職が目的の場合は情報が不足します。本格的にプログラミングを勉強するなら、対面授業形式のスクールが効果的です。
しかし、プログラミングの専門学校に通う場合、授業料は100万円程度かかり、期間は1年~3年と長い時間が必要です。相応の費用がかかるため、予算の範囲内に収まるか検討しましょう。
経済的に余裕がない方は、教育訓練給付金の対象スクールにすることをおすすめします。教育訓練給付金制度は、雇用保険に3年以上加入、退職から1年以内などの条件を満たすと、国から補助金が支給されるものです。
プログラミングは専門実践教育訓練給付金に該当するため、受講費用で最大で70%、年間上限56万円(最長4年)が支給されます。教育訓練給付金制度の利用は一部のカリキュラムに限られますが、より高度なスキルを身につけたい場合は制度を積極的に活用しましょう。
勉強の目的や勉強時間などを考慮して、プログラミング学習方法を選ぼう
仕事や趣味など、さまざまな理由でログラミングを学びたい方が増えています。プログラミングの学習方法は、書籍、学習サイト、スマートフォンアプリ、オンラインスクール、対面授業形式のスクールと多岐にわたります。いずれの方法も初心者から上級者まで、レベルに合ったプログラミング学習が可能です。
学習方法を選ぶときは、プログラミングで作りたいものを決め、プログラミング言語を選ぶとよいでしょう。勉強時間が限られている場合、学習サイトやスマートフォンアプリ、オンラインスクールが最適です。また、土日など短期集中でプログラミング学習したい場合、より実践的なレベルに到達できる対面授業形式のスクールもおすすめです。対面授業形式のスクールは相応の費用がかかるため、要件を満たす方は教育訓練給付金制度を積極的に活用しましょう。