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もっとITスキルや経験を社会貢献に活かしたい! こんな風に思ったことはありませんか?IT・エンジニアの仕事は、職種やプロジェクトによって作業が分業化されるため、「誰のため、何のための仕事」ということを見失うことがあります。その影響なのでしょうか、転職の際に求めるものとして、社会貢献をあげるIT・エンジニアも少なくないようです。ここでは、ITスキルや経験を活かせるボランティアを中心にご紹介します。
もっとITスキルや経験を社会貢献に活かしたい! こんな風に思ったことはありませんか?IT・エンジニアの仕事は、職種やプロジェクトによって作業が分業化されるため、「誰のため、何のための仕事」ということを見失うことがあります。その影響なのでしょうか、転職の際に求めるものとして、社会貢献をあげるIT・エンジニアも少なくないようです。ここでは、ITスキルや経験を活かせるボランティアを中心にご紹介します。
知識・情報
2018/04/02 UP
社会貢献したい、そんな想いが生まれたら、仕事以外でのボランティア参加を選択肢の一つに加えてみませんか。
ボランティアというと、無償の奉仕活動を想像するかもしれませんが、本来は「自発的に申し出る」「進んで事に当たる」もの。
活動は自分次第で大きく広がり、社会貢献の満足度を得られるだけでなく、出会いや学びなどから自分の成長にもつながるでしょう。
しかし、いざ行動を起こそうと思っても、きっかけがなかったり仕事が忙しくなってしまったりと、何らかの事情でその一歩を踏み出せずにいる人も多いようです。
一方企業も、社員の社会貢献活動への関心を高めています。
社会貢献に対する企業の社会的責任(CSR)、さらには社会的責任投資(SRI)が注目され、特に、2011年の「東日本大震災」以降、その傾向はより顕著になってきました。
経団連の「2016 年度 社会貢献活動実績調査結果」によると、1社平均の社会貢献活動支出額は4年連続で増加し、調査開始以来最高を記録しています。
企業のボランティア活動への取り組みは、資金・物品・サービスなどの協力だけでなく、社員のボランティア活動への金銭支援や、ボランティア活動のための休暇制度の整備など、多岐に及んできています。
当社パソナテックでも、社員のボランティア活動支援として、2年間(ただし国内は 3 ヶ月以内)の休職が認められる、「ドリカム休職制度」という制度が整備されています。
あなたが勤める企業は、どんな社員のボランティア活動支援行っていますか?利用できる制度があるかもしれません、興味があればぜひ確認してみましょう。
では、実際にどのようなボランティアがあるのでしょうか。
ボランティア活動にどのくらいの時間を割けるか、どんなITスキルを使いたいか、どこで活動したいか選択していくと、あなたができるボランティア活動が見えてきます。
ボランティアを必要としている団体と、ボランティアしたい人をマッチングする検索サイトを利用すると、どのような活動が必要とされているか、簡単に知ることができます。
サイトに掲載されるボランティアは、初心者でも活動しやすいパソコン教室での活動から、専門的な技術支援まで、さまざま。
直接活動期間などを交渉してみても良いかもしれません。
まずは、地元でボランティアをしたいという方は、マッチングサイトだけでなく、地域のボランティア情報サイトも利用してみましょう。
累計会員数 37,934人 総投稿数 22,838件(2017年12月現在)の国内最大級のボランティア募集・参加する人のためのマッチングサイト。
東日本大震災に端を発した支援要請を受け開設され、継続したWebサービスを提供しています。
地域別、カテゴリ別のほか、ボランティアのワンポイントなど、細かい希望から検索が可能です。
Webサイト制作、デザイン・出版、システム開発、翻訳、ライティング、マルチメディア、教育など、専門スキルをもつ人のボランティア・マッチングサイト。
実践的な仕事の掲載が多く、スキルの向上につながるボランティアを行うことができます。
社会問題に関心があり、自分が何かがしたいと考えている人と、そんな個人のスキルや経験を必要としている団体(NPO・NGOなど)をつなげるマッチングサイト。
個人とNPOとが一緒に社会問題に取り組んでいくためのしくみを提供しています。
また、まずは地元でボランティアをしたいという方は、マッチングサイトだけでなく、地域のボランティア情報サイトも参考になります。
全国にNPO支援センターが存在しています。
地元で活動したいと思われる方は、こちらから問い合わせてみるのも良いでしょう。
「プロボノ」という言葉を聞いたことはありますか?
「プロボノ」とは、各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かし、社会貢献するボランティア活動全般のこと。
最近、日本でも注目が集まっている社会貢献の新しい形です。
このプロボノの草分け団体の一つ、「認定NPO法人サービスグラント」は、支援を必要とするNPOに対し、支援可能なボランティア(プロボノワーカー)との協働を、プロジェクト型で提供しています。
プロジェクトマネジメント、調査、マーケティング、デザイン、Web制作などのITスキルを、事前に登録しておくことで、各NPO支援プロジェクトに参加可能になります。
チームは、通常、1チームあたり4〜6名のボランティア(プロボノワーカー)で編成されます。
「サービスグラント」では本業を持ちながらの参加が基本です。
そのため、つかう時間は「週5時間」、期間は「1〜6ヵ月間」、ミーティングは「月1回程度」と本業と両立可能な、最後まで続けていけるスタイル。
日常的には電子メールを通じてプロジェクトを進行していきます。
プロジェクト型のボランティアは、仕事外のメンバーと一緒にプロジェクトを推進することで、スキルアップやコネクションにつながるほか、NPOが取り組んでいる社会問題をより身近に感じられます。
定期的に説明会を開催しているので、興味を持ったら、まずは説明会に参加してみても良いでしょう。
長期にボランティア活動をするには、休職や退職を考える必要があり、なかなか勇気のいることですが、企業によっては、個人のボランティア活動に支援を受けることができます。
JICAボランティアをご存知ですか?
JICAボランティアは、日本政府のODA予算により、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する事業の一つです。
開発途上国からの要請(ニーズ)に基づき、それに見合った技術・知識・経験を持ち、「開発途上国の人々のために生かしたい」と望む青年(20〜39歳)、シニア(40〜69歳)ボランティアを2年間現地に派遣します。
コンピュータ技術、PCインストラクターの職種があり、青年、シニアを合わせると、現在までにコンピュータ技術で1,628名、PCインストラクターで425名など、ボランティアとして多くのエンジニアが各国に派遣されています。
JICAボランティアでは、ボランティア参加者を支援するために、経費負担支援の制度を企業に展開しており、企業に認められれば、現職のままボランティアに参加することも可能です。
こちらも全国で定期的に説明会を行っているので、興味があれば、サイトを確認してみてください。
ここからは実際にボランティアをしている方の体験談をご紹介したいと思います。
普段は会社員としてWebプロデューサーをされているYさんは、休日や終業後の時間を使って「プロボノ」(各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かし、社会貢献するボランティア活動全般のこと)でプロジェクト型ボランティアに参加しています。
そんなYさんにボランティア活動のきっかけや実際にどんなことをしているのか、活動内容などのお話をお聞きしました。
ボランティアとして「プロボノ」に興味を持ったのは、当時参加していた、ITで社会貢献をするためのワーキンググループ、「WebSigエコ&ピース」にいたメンバーの女性が、プロボノ活動でWebサイトを作っていたのがきっかけです。
そして、当時の会社の同僚の女性がラオスに2年間青年海外協力隊に参加していたことも、「自分は何もしなくて良いのか?」と自問自答し背中を押すことになり、実際の活動への一歩になりました。
ITの仕事は長くやってきましたが、直接社会に役立っている実感が薄かったので、「もっといろいろやれるのではないか」と感じていました。
ワーキンググループに参加していたのも、その検討のためでした。
プロボノの中間支援団体である「サービスグラント」への登録でプロボノ活動を開始しました。
すでに8年ぐらいですが、その間に仕事に対する価値観そのものが大きく変わったと感じています。
「サービスグラント」ではしっかりした進行管理ガイドがあり、それにそって行うことで、誰でも一定以上の品質でプロジェクトに関われる仕組みが構築されているため、初心者でも安心して参加できます。
1週間に20時間以内という規定もあるので、それほど負担に感じたことはありません。
具体的にはほぼ4年で6ヶ月間のプロジェクトマネージャー2回、アカウントディレクターを2回担当しました。
現在は外部スタッフとして、ITの技術的なアドバイザーとして有償ボランティアを継続中です。
現在では様々なプログラムが用意されているので、実質1日で参加するものや、3ヶ月のものなど、短期から長期まで自分に合ったプロボノに参加が可能です。
おもにNPO法人のサイトのリニューアルを行いましたが、どこも切実な課題解決に向けて情熱を持って活動がされていました。
まったく新しい世界と人たちに協力することで、直接的な感謝の言葉をもらえたことは、その後の仕事選びにも多大な影響を与えました。
金銭での発注と納品の関係があるサイト構築では、お客様から直接的な感謝の言葉をもらうことは、過去一度もありませんでしたが、ボランティアでは金銭的な関係は何も無いため、ダイレクトな感謝を得られます。
これは「仕事って本来こういうものであるべき」と感じることが多々ありました。
これはその後の仕事選択に影響を与えましたし、今でも「このサイトの社会に対する影響はどの程度か」などが選択基準になっています。
また客観的に自分のスキルが世の中に通用するものなのかを試す場所としてもプロボノ活動は最適だと思います。
実際に活動されてのお話、いかがでしたでしょうか。
ボランティア活動は、社会貢献になるだけでなく、自らの自己啓発や成長へもつながるようですね。
あなたのITスキルや経験を活かしたいと少しでも思うなら、まずは一歩を踏み出すことが何よりも大切です。
ボランティア活動から得られる経験は、あなたの成長につながるでしょう。
2018年夏頃に、2020年の東京オリンピックのための一般のボランティアが、大規模に募集される予定といわれています。
あなたができるボランティアもあるかもしれません。
興味がある方はこれをきっかけに、始めてみてはいかがでしょうか。