社内アイディアソン最優秀賞受賞!―パソナエンジニア森山さんの挑戦と想い
パソナエンジニアマネジメント室 萩原です。
今回は、昨年社内で開催されたアイディアソンにおいて最優秀賞を受賞したパソナWeb/AIチームの森山光芳さん(以下森山さん)に、プロジェクトの背景や挑戦の軌跡を伺いました。
今回の社内アイディアソンでは300件を超えるアイディアが提案され、その中で最優秀賞を受賞した森山さん。彼が取り組んだのは、災害時の救助をサポートする新しいシステムです。この革新的なアイディアは、どのように生まれ、どんな反響を得たのでしょうか。

パソナエンジニアマネジメント室 萩原です。
今回は、昨年社内で開催されたアイディアソンにおいて最優秀賞を受賞したパソナWeb/AIチームの森山光芳さん(以下森山さん)に、プロジェクトの背景や挑戦の軌跡を伺いました。
今回の社内アイディアソンでは300件を超えるアイディアが提案され、その中で最優秀賞を受賞した森山さん。彼が取り組んだのは、災害時の救助をサポートする新しいシステムです。この革新的なアイディアは、どのように生まれ、どんな反響を得たのでしょうか。
キャリア
2025/03/07 UP
- キャリアパス
- 仕事内容
- インタビュー
- 働き方
災害救助支援システムの開発
このプロジェクトは、災害時の救助活動を支援することを目的としています。災害発生後の限られた時間内に、要救助者の位置をいかに素早く特定するかが大きな課題となっています。森山さんは、過去のプロジェクト経験を活かし、既存の技術を応用することで、この問題を解決しようと考えました。
「従来の方法には、それぞれ一長一短があります。通信環境やコストの問題など、多くの課題がある中で、より現実的な救助支援システムを作れるのではないかと考えました。」
実際にこのアイディアを形にするにあたっては、技術的な検証が大きな課題となりました。例えば、「どのような環境で最も有効に機能するのか」「市場にはないサービスだからこそ、どの部分で課題が生じるのか」など、未知の領域に踏み込む必要がありました。
アイディアソンでの挑戦
アイディアソンの発表では、限られた時間でいかにアイディアの本質を伝えるかが求められます。森山さんは、「どこを取捨選択するかが重要だった」と振り返ります。
「発表時間は最終審査でも7分と短く、すべてを説明するのは不可能です。特に、なぜパソナがこのプロジェクトに取り組むのかという部分は、『社会の問題点を解決する』という理念を掲げるパソナにとって、災害時の人命救助は言わずもがなな部分と考え、あえて省きました。それよりも、サービスの具体的なイメージが伝わるように意識しました。」
また、審査員からのフィードバックも印象的だったそうです。特に「これは単なる便利なツールではなく、本当に課題を解決できるのか?」という問いかけは、エンジニアとしての視点を改めて見直す機会になりました。
「エンジニアはつい技術を活かすことに目が行きがちですが、実際に世の中で必要とされるサービスを作るには、それがどのように課題を解決するのかを明確にしなければならないと感じました。」
受賞の喜びとその先の挑戦
最優秀賞受賞の瞬間、森山さんは達成感とともに「本当にこのプロジェクトが進められるのか?」という不安も感じたといいます。
「前回のアイディアソンでは、最終選考に残ったものの結果を出せませんでした。今回のプロジェクトでは、最初からマネタイズや社会的な必要性を考えながら進めました。その分、手応えもありました。」
しかし、プロジェクトを本格的に進めるためには、さらなる課題が待ち受けています。検証の難しさや、事前登録のハードルの高さなど、解決すべきポイントは多くあります。
「今後は、防災関連の専門家や他のアイディアと組み合わせることで、より実現性の高い形を模索していきたいと考えています。」
アイディアソンがもたらす価値
今回の経験を通じて、森山さんは「アイディアソンの場がエンジニアと営業の視点を融合させる機会になる」と実感したそうです。
「エンジニアは技術の可能性を探求する一方で、営業はその技術がビジネスとして成り立つかを考えます。アイディアソンでは、この二つの視点が交わることで、より実用的なアイディアが生まれるのです。」
また、森山さん自身も次回のアイディアソンへの意欲を高めています。
「ディフェンディングチャンピオンを狙いたいと考えています。(笑)次回も10件くらいアイディアを出してみようと思っています!」
挑戦することの大切さ
最後に、他のハッカソンやアイディアソン参加者へのメッセージを伺いました。
「イベントに出ることが、キャリアの新たな扉を開くきっかけになることもあります。私自身、出ないという選択肢もありました。しかし、ちょっとしたきっかけで挑戦してみたことで、大きく変わりました。自分はこうだから・・・と、型にはまらずに、新しいことに飛び込み、挑戦することで得られる学びは多いです。」
森山さんの挑戦は、単なる技術の追求にとどまらず、社会にインパクトを与える可能性を秘めたものでした。アイディアソンという場が、パソナ社員の創造力を引き出し、新たな価値を生み出す場になっていることを、彼のストーリーが証明していると感じました。これからも、挑戦するパソナ社員の活躍に期待したいです。
※今回受賞した森山さんがアイディアソンへの参加記録について、Qiitaでも記事にされています(まだ最優秀賞受賞を知る前の記事です)。こちらも併せて御覧ください!
https://qiita.com/morimori_mitsusan/items/3f14fe29e3b3bf95c04a