エンジニアが継続的な学習を成功させるためのコツとは
エンジニアが学習を継続するための方法について詳しく解説していきます。
エンジニアが学習を継続するための方法について詳しく解説していきます。
スキルアップ
2020/07/07 UP
- 業務効率化
- 勉強・学習法
エンジニアが活躍するIT業界は、変化が激しい業界として知られています。そのため、エンジニアは日々新しいことを学習し続ける必要があります。
しかしながら、エンジニアは毎日の仕事量が多く、新しい知識や技術を獲得していくのが難しいという問題があります。
優れたエンジニアになるためには継続的な学びが欠かせないので、学習を習慣化させるためのコツを理解しておきましょう。
この記事では、エンジニアが学習を継続するための方法について詳しく解説していきます。
エンジニアには継続的な学習が大切な理由
エンジニアに求められるスキルは時代とともに変化していくので、キャリアアップをしていくためにも継続的な学習を行うことは必須です。まずは、エンジニアにとって学習が大切な理由を見ていきましょう。
市場の変化についていけなくなる
IT技術が急速に変化したことにより、エンジニアに求められるスキルも大きく変わってきました。
例えば、HTML、CSS、Flashなどのスキルが重要だったフロントエンドエンジニアが、最近ではJavaScriptを覚える必要が出てきていたり、Javaでシステム開発をしていたエンジニアが、Androidアプリの開発に携わることになったりと、必要なスキルがどんどん変わっていっています。
最近では、企業ではさまざまなデータを取り扱う必要性が生じたことから、データサイエンティストやデータエンジニアなどのビッグデータを扱うことができる人材は重宝される傾向にあります。
また、技術は進歩し続けているため、常に最新の情報を収集したり、スキルを習得したりしていかなければ、取り残されてしまう恐れもあります。市場の変化についていけなくなったエンジニアは、仕事を失う可能性もあるため、変化に追従することはとても重要です。
キャリアアップの可能性が広がる
毎日の仕事をしながら継続して学習を続けていくのは、容易なことではありません。しかし、具体的な目標を持つなどして本人が常に意識をしていけば、継続的な学習が実現しやすくなるでしょう。
エンジニアの場合は、周囲がまだ獲得していないスキルや知識を身に付けることによって、新しい仕事が舞い込んでくるということもあります。忙しくても毎日少しずつ勉強を続けていき、エンジニアとしてキャリアアップを目指しましょう。
エンジニアにおすすめの学習方法
毎日の仕事量が多くなりがちなエンジニアは、自分に合った勉強方法を選び、効率的にスキルを手に入れる必要があります。ここではエンジニアにおすすめの学習方法と、それぞれの特徴について紹介していきます。
学習サイト
初心者に適した学習方法として、学習サイトの利用が挙げられます。一般的な学習サイトの場合、実際に自分でプログラミングを行うと正誤判断をしてくれたり、動画で内容を学んだりするなど、豊富な機能が備わっているものが多く見られます。自分のレベルに合った学習サイトを利用することによって、必要なスキルを着実に身に付けることが可能です。
また、学習サイトの場合、低コストで学び続けられる点もメリットといえるでしょう。学習サイトのなかには低価格でサービスを提供しているものも多いため、初心者でも気軽に勉強が始められます。
エンジニアが学習を成功させるためには継続的な学びが欠かせないので、1ヵ月あたりどれくらいの費用がかかるのかを正しく把握したうえで自分の目的に合った学習サイトの利用を検討してみましょう。
実際に手を動かして作る
参考になるソースコードをカスタマイズするなどして、実際に自分の手を動かすのもおすすめです。
すでに存在するアプリをお手本にする場合、設計などが不要で、自分が触っているプログラムが実際にはどのように動くのかが、わかりやすいというメリットがあります。
また完成している状態からカスタマイズしていくため、実際に動くものが見られるということは、学習の際のモチベーション維持にも役立ちます。
第一線で活躍しているプレイヤーをお手本にする
エンジニアの第一線で活躍しているプレイヤーのスキルを見聞きすると、刺激を受けるだけでなく、非常に参考になります。
優れたエンジニアが手がけた成果物や、彼らが読んでいる書籍などを参考にしながら勉強を進めていけば、現場で本当に必要とされている技術が早い段階で身に付くことも期待できるでしょう。
勉強会に参加したり、有名なプレイヤーの話を聞いたりすると、学習のモチベーションが維持しやすくなります。特に独学で学習を進めている場合は、自分の技術を正しく把握するのが困難であるため、定期的に勉強会などに参加して自信につなげていきましょう。
エンジニアの学習を継続させるためのコツ
ひとりで学習を続けていく場合、モチベーションを維持するのはとても難しいことです。エンジニアの学習を途中で諦めないためにも、学習のコツを押さえておきましょう。
自分のレベルに合っているプログラミング言語から勉強する
エンジニアが学べるプログラミング言語の種類はたくさんあります。そのため、初心者がいきなり難易度の高い言語から勉強しようとしてしまうと理解するのに時間がかかってしまい、途中で挫折してしまう恐れがあります。
効果的な学習を続けていくために、まずは自分のレベルに合ったプログラミング言語から勉強を始めてみましょう。例えば、PHPやJavaScript、Rubyなどの言語はそれほど難易度が高くないといわれていますのでおすすめです。
また、自分が作りたいものがどんなものであるかを考えてプログラミング言語を選ぶことも重要です。
例えばIOSアプリを作りたかったが、Javaの勉強をしていたという場合、最終的に開発は可能であっても、最短距離でない場合があり、モチベーションが維持できない場合もあります。
質問できる環境で学習する
学習を進めていくと、必ずわからないところが出てきます。このとき、誰かに質問できる環境にない場合、わからないことが解決できず挫折してしまうことがあります。
もし独学で技術を得ようとしているのであれば、身のまわりに質問に答えてくれるエンジニアがいるかどうかを確認しておくことも大切です。
また、質問できる環境を確保するために、スクールに入るという選択肢もあります。スクールの場合は学習環境が整っているだけでなく、自然と学習習慣が身に付くという特徴があります。
加えて、スクールの多くがサポート体制も充実しているので、講師に聞きながら学習できる点は大きな魅力といえるでしょう。
学習サイトで勉強する場合も同様です。学習サイトのなかにはメンター制度を導入しているものもあり、質問をすると経験豊富なメンターが親身になって話を聞いてくれたり、課題を出してくれたりするのが一般的ですので、これらを活用しましょう。
ただし、メンターを付ける場合は、現役のエンジニアのほうが、最新の情報が得やすいというメリットがあります。メンター制度を取り入れていると気軽に相談できるので、わからない部分があるときには相談をして助言を求めるようにしておくと、学習が続けやすくなるでしょう。
学習サイトを活用する
学習サイトは、質問できる環境以外にもモチベーションを保ちやすい条件が整っています。動画やサンプルが豊富なサイトを選べばスムーズに学習が進んでいく可能性が高いでしょう。また実務を想定した学習サイトも多いので、自分のレベルに合ったサイトを選んで学習をするとより効果的です。
自分ひとりで勉強するのが苦手な人の場合、勉強会などに参加して知識を深めるという方法もあります。
しかし、初心者の場合いきなり勉強会に参加しても、内容についていけないことも多いのが実情です。それは、エンジニアが参加できる勉強会の多くが、ある程度の知識を持ったエンジニアを対象としているからです。
また、エンジニアが知識を得ようと考えたとき、書籍を用いて勉強をする人も多いでしょう。
書籍で勉強をした場合、わからないところに印を付けたり、通勤時間に気軽に勉強ができたりするなどの点がメリットです。
ただし、書籍を用いた学習では内容に目を通すだけになってしまいがちで、実際に自分の手を動かして作業をするボリュームが少なくなってしまう恐れがあります。
こうした人にとって学習サイトは、自分のペースでモチベーションを維持しながら、動画などを参考に実際に手を動かすことができるため、おすすめです。
1日の勉強時間を決める
毎日の仕事量が多く疲れていると、勉強時間を確保すること自体が難しくなります。スクールなどに通わず独学で勉強する場合は特に、1日の勉強時間を決めたうえで少しずつ学習を進めていくことがポイントです。
学習を習慣化するためには、毎日無理なく取り組めるような勉強時間を設定しておくと良いでしょう。例えば、「仕事終わりに1時間」というように具体的に時間を決めておけば、勉強が続けやすくなります。
アウトプットする
エンジニアが勉強をする場合、知識をインプットするだけでは不十分です。定期的にアウトプットすることによって、学んだ知識が初めて自分のものになります。
アウトプットの方法にはさまざまな種類があるので、複数をかけ合わせて試してみましょう。
例えば、実績をポートフォリオにまとめたり、SNSで発信したりするなどは、効果的なアウトプットの方法のひとつです。アウトプットをすることを想定してインプットしていけば、より学習スピードが速くなる可能性もあるでしょう。
エンジニアには継続的な学習が重要!
エンジニアとして成長し続けるためには、継続的な学習が必要不可欠です。しかし、エンジニアは毎日の仕事量が多いため、学習の仕方を工夫する必要があります。
エンジニアが継続的な学習を実践するためには、学習サイトやスクールなどを利用しながら、インプットとアウトプットの両方を繰り返して行うことが大切です。
また、途中で学習を諦めてしまわないためにも、質問できる環境を用意することも欠かせません。今回取り上げたコツなどをうまく活用しながら継続的に学習を続けてください。