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フリーランスエンジニアのメリットとは?会社員との違いについて

この記事では、ITエンジニアがフリーランスになるメリットや、会社員とフリーランスの相違点について解説します。

フリーランスエンジニアのメリットとは?会社員との違いについて

この記事では、ITエンジニアがフリーランスになるメリットや、会社員とフリーランスの相違点について解説します。

キャリア

2023/07/10 UP

近年フリーランスとしての働き方が一般的となり、さまざまな業界・職種でフリーランスになる人が増えています。

会社に所属しているITエンジニアのなかには、フリーランスとして独立することを考えている方も多いのではないでしょうか。

フリーランスになるかを決める際は、会社員とフリーランスの違いを理解し、自分に合った働き方ができるかどうかを知ることが重要です。

この記事では、ITエンジニアがフリーランスになるメリットや、会社員とフリーランスの相違点について解説します。フリーランスエンジニアに向いている人の特徴や、フリーランスになる具体的な方法についても説明するので、フリーランスになるか悩んでいる方はぜひ最後までお読みください。

フリーランスとして働くエンジニアが増加している

近年、フリーランスに転身するITエンジニアは増加傾向にあります。

内閣官房による「フリーランス実態調査結果(2020年5月)」によると、2020年時点のフリーランスの人数は462万人と試算されています。

フリーランスエンジニアが増えた理由の一つとして、労働環境への意識が変化したことが挙げられます。政府の働き方改革推進もあり、社会全体でワーク・ライフ・バランスの重要性が高まりつつあります。理想のライフスタイルを実現するために、フリーランスとしての働き方を選択する人が増加したのです。

テレワークや在宅勤務が普及し、副業を認める企業が増えたことで、フリーランスになるための準備をしやすくなりました。また、クラウドソーシングやコワーキングスペースなどのサービスも充実し、フリーランスとして働きやすい環境が整備されたことも影響していると考えられます。

また、フリーランスと混同されることの多い働き方が「ノマド(ノマドワーカー)」です。ノマドについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
『【フリーランスとどう違う?】エンジニアがノマドとして働くメリット・デメリット』

参考:内閣官房日本経済再生総合事務局「フリーランス実態調査結果(2020年5月)」

フリーランスエンジニアとして働くメリット

フリーランスエンジニアとして働くメリット

まずは、フリーランスエンジニアとして働く3つのメリットについて見ていきましょう。

・年収アップが見込める

・ライフスタイルに合わせて働ける

・自分で案件を選べる

年収アップが見込める

ITエンジニアのなかには、会社員からフリーランスになり、年収アップを実現している方も少なくありません。

フリーランスになると、直接クライアントから仕事を受注できます。仲介業者に支払うコストが発生しないため、その分を自分の収入にできるのです。

また、フリーランスは年功序列の影響を受けないため、高い専門性やスキルのあるエンジニアの場合は、会社に属するよりも年収が高くなる可能性があります。

ライフスタイルに合わせて働ける

フリーランスは、働く時間や場所の制約がなく、基本的に自分でスケジュールを決められます。

そのため「体調に合わせて業務を調整したい」「仕事と家事・育児を両立したい」という方にとって、フリーランスは非常に魅力的な働き方といえるでしょう。

ただし、自由に働けるイメージが強い一方で、フリーランスは営業や経理も自分で行なう必要があるため、時間に追われることも珍しくありません。ライフスタイルに合わせて働くには、セルフマネジメントスキルを養うことが重要です。

自分で案件を選べる

フリーランスは自分で仕事を受注するため、得意分野ややりたい仕事を優先できます。興味のある分野の仕事であれば、モチベーションも維持しやすくなるでしょう。

フリーランス向けの案件は、即戦力を求められます。そのため、実績やスキルがあるエンジニアほど、好条件の案件を獲得しやすくなります。

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの違い

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの違い

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアには、3つの大きな違いがあります。それぞれの内容について見ていきましょう。

・仕事・給与に関する違い

・スキルアップに関する違い

・業務範囲の違い

仕事・給与に関する違い

フリーランスは、会社による仕事や給与の保障がありません。そのため、安定した収入を得られるかは、個人のスキル次第になります。クライアントと信頼関係が築ければ、継続的な仕事の受注が期待でき、成果次第では高い報酬を得られるでしょう。

それに対し、会社員は会社と雇用契約を結んでいるため、最低賃金が保障されているという点が異なります。

高収入を目指してフリーランスになる方も多くいますが、仕事がなければ収入がゼロになる可能性もあります。会社員からフリーランスになる場合は、安定するまでにある程度時間がかかることを考慮して、当面の生活費を貯金しておくとよいでしょう。

スキルアップに関する違い

フリーランスは、自発的にスキルアップの努力を重ねる必要があります。

会社員の場合は、会社にスキルアップ研修やマニュアルが用意されていることが多く、新しい知識を習得しやすい環境が整えられています。

それに対し、フリーランスは自分で足りないスキルを発見しなくてはなりません。IT業界は技術の進歩が速いため、最新情報をキャッチアップし、スキルアップのために勉強を続けることが求められます。

業務範囲の違い

フリーランスは、エンジニアとしての仕事のほかに、日々の帳簿付けや営業活動など、関連するすべての業務に自分で責任を負います。

会社員の場合は、税金や社会保険料は給与から天引きされるのが一般的で、給与関係の業務は経理担当の社員が行ないます。また、会社を運営するのに必要な業務は、複数の社員で分担するため、業務範囲も限られています。

一方でフリーランスの場合は、普段の業務だけではなく、確定申告・納税などの会計処理まで自分で行なう必要があるため、業務範囲は多岐にわたります。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴 クリックして拡大

フリーランスエンジニアに向いている人に共通する、3つの特徴について見ていきましょう。

・コミュニケーションスキルに優れている

・自己管理能力がある

・向上心がある

コミュニケーションスキルに優れている

フリーランスは、自分で営業活動をする必要があります。そのため、優れたコミュニケーションスキルがあることは非常に重要です。

フリーランスエンジニアは、直接クライアントとやり取りします。クライアントとの信頼関係を築くにはコミュニケーションスキルが必須であり、仕事の受注の可否にも影響する重要なスキルといえます。

人間関係を円滑にする対人スキルに加え、交渉力や提案力、専門的な話をわかりやすく伝える説明力が必要です。

自己管理能力がある

フリーランスとして成功するには、自己管理能力が欠かせません。

フリーランスは、スケジュール管理や金銭管理など、あらゆる場面で自己管理が求められます。また、仕事に集中できるよう、自分を律する必要もあります。

フリーランスは自分で仕事を選択でき、柔軟な働き方を実現可能です。しかし、個人の裁量が大きいため、自己管理能力がなければフリーランスとして働き続けるのは難しいでしょう。

向上心がある

フリーランスエンジニアとして活躍し続けるには、向上心があることも大切です。

IT業界は技術の進歩が速く、一度覚えたスキルだけでずっと働き続けるのは困難です。そのため、ITエンジニアはフリーランス・会社員問わず、常に最新情報をキャッチアップし、スキルアップのために勉強し続けることが求められます。

ニーズの高いスキルを習得し、自身の市場価値を高める努力を継続できる方は、フリーランスエンジニアとして活躍していけるでしょう。

フリーランスエンジニアになるには?

フリーランスエンジニアになるには?

フリーランスエンジニアになるための方法について見ていきましょう。

・実務経験を積む

・働く環境を整える

・ポートフォリオを作成する

実務経験を積む

ITエンジニアは経験やスキルが重視されるため、会社に所属して実務経験を積むことが重要です。応募条件に実務経験を指定している案件も多く、最低でも1年の実務経験は積むべきでしょう。

積極的にプロジェクトに参加して、さまざまな開発を経験しておくと、フリーランスになったあとも強みになります。

働く環境を整える

自宅でも集中して働けるように環境を整えるなど、働く環境づくりもフリーランスにとって重要です。家族と暮らしている場合は、情報漏洩などが起きないような環境を整える必要があります。フリーランスは信用を失うと収入減に直結するため、情報セキュリティ対策はしっかり行ないましょう。

また、開業届の手続きも忘れずに行ないましょう。

ポートフォリオを作成する

ポートフォリオとは、自分のスキルや実績をまとめた作品集のことです。効率良く仕事を獲得するためには、自分のスキルをアピールできるポートフォリオを用意します。

ポートフォリオには、実績・経験・制作したアプリケーションなどを漏れなく記載しておきましょう。

フリーランスエンジニアを目指す際の注意点

フリーランスエンジニアを目指す際の、2つの注意点について解説します。

体調管理を怠らない

フリーランスは「自分が体調を崩した際に、代わりに対応できる人がいない」というデメリットがあります。つまり、心身に不調をきたして長期の休みが必要になった場合は、収入がゼロになる恐れがあるのです。

フリーランスは自由度の高い働き方ですが、その反面、仕事を詰めすぎたり、生活リズムが崩れやすくなったりすることもあります。

健康な状態を保つことは、フリーランスとして成功する必須条件ともいえるでしょう。

景気や社会情勢の影響を受けやすい

フリーランスは、景気や社会情勢により、仕事が減る可能性があります。また、クライアントの状況によって、仕事が突然打ち切られることも考えられます。

会社員であれば、会社が存続して雇用契約が維持されている限り、無収入になる可能性は低いです。それに対し、フリーランスは収入が景気に左右されやすく、会社員のような給与保障はありません。

収入がゼロになっても慌てることのないよう、ある程度の貯蓄はしておきましょう。

フリーランスエンジニアとして成功するにはスキルと経験が重要

フリーランスとしての働き方が一般的になり、会社員から独立を目指す方も増えています。会社員として培ったITスキルを活かして、フリーランスエンジニアになる方も少なくありません。

フリーランスは、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができます。スキル次第で年収アップも目指せるため「実力を正当に評価されたい」という方にもおすすめ働き方といえるでしょう。

パソナでは、ITエンジニア向けの案件を多数扱っています。勤務地、職種、雇用形態などの条件を細かく指定して仕事検索ができるため、自分に合う仕事を効率良く探すことが可能です。

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