キャリアやスキルを高める!若手エンジニアの目標設定ポイントとは?
エンジニアに目標設定が必要な理由や、転職希望者・若手エンジニアにおすすめの目標についてご紹介します。
エンジニアに目標設定が必要な理由や、転職希望者・若手エンジニアにおすすめの目標についてご紹介します。
キャリア
2019/12/20 UP
- 働き方
- キャリアパス
エンジニアとして就職したものの、明確な目標がないまま毎日同じ仕事をしているという人は少なくありません。エンジニアにとって目標設定はとても重要であり、自分の成長やスキルアップなど、今後エンジニアとして活躍していくなら不可欠といっても過言ではありません。
ここでは、エンジニアに目標設定が必要な理由や、転職希望者・若手エンジニアにおすすめの目標についてご紹介します。
エンジニアに目標設定が必要な理由とは?
エンジニア職というのは、営業職などと比べて目標がはっきりしていないため、業務がマンネリ化しやすいと言えます。また、求められるスキルも年々変化することから、明確な目標設定をすることが必要です。以下では、エンジニアに目標設定が必要な理由をご紹介します。
主体的なエンジニア人生を送るため
与えられた仕事をしっかりとこなすことは大切ですが、指示以外のことはやらないエンジニアはいつしか後輩に追い越され、自分の居場所を失ってしまいます。そのため、具体的な目標に向かって努力や行動する姿勢は、エンジニアにとって必要不可欠です。
また、目標に向かって主体的に取り組んでいれば、さらなるスキルアップ・キャリアアップを目指したくなったときも、転職などによって自ら道を切り開いていけます。
自分を客観視するため
具体的な目標を持っていると、日々の仕事に忙殺されることなく、自分の現状を客観視することができます。特にエンジニア業界では、忙しすぎてスキルアップや転職の好機を逃してしまう人が多いため、現状と目標のギャップを冷静に分析することが大切です。
また、自分を客観視できればスキルアップにもつながります。自分の弱みを具体的に把握することで、効率的な改善・対策が可能となり、現役エンジニアとして長く活躍することができます。
年収を上げるため
エンジニアに限ったことではありませんが、言われた作業をしているだけでは、年収は上がりません。「必要最低限の給与がもらえれば良い」というなら問題ありませんが、年齢や経験を重ねていけば、相応の給与を望むようになるのが一般的で、どうしたら自分がそこまで到達できるのかを考える必要があります。目標設定をすることで到達までの道のりが明確になりますので、効率的に年収アップが狙えるのです。
エンジニアにおすすめの目標設定1 資格試験にチャレンジ
若手エンジニアの目標として最も設定しやすいのが、IT系資格試験への挑戦です。
資格試験のチャレンジにはさまざまなメリットがあります。明確な目標が設定できるとともに、大きなスキルアップが期待できます。
エンジニアが資格取得を目標にするメリット
資格取得を目標に設定した場合、参考書や問題集を使った試験勉強で多くの知識を得ることが可能です。資格ごとに試験範囲が限られていますから、手当り次第勉強するよりも効果的だと言えるでしょう。
また、参考書のページ数や自己採点結果によって知識の習得度が明確にわかるため、自分を客観視することも可能です。目標達成(資格取得)ができれば実務の幅が広がり、これまでチャレンジできなかった業務やプロジェクトにも参加でき、結果自身のキャリアアップに繋がります。
エンジニアの資格選びにおけるポイント
目標に設定するIT資格を選ぶ際は、自分の職種やレベルに合ったものを選ぶようにしましょう。知識や経験が乏しい若手の場合は、IT利用の基礎知識を学べる「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」からチャレンジするのがおすすめです。また、将来転職を考えているような場合は、市場が求めている資格を目標設定することでチャンスを増やすことができます。
エンジニアにおすすめの目標設定2 上位職種を目指す
エンジニア職には、豊富の知識や経験がないとできない上位職種が存在します。そして、上位職種の具体的な職種を目標として設定することで、身に付けるべきスキルや資格選びも効率的に進めることが可能です。
「エンジニア業界内にどんな職種があり、自分は何を目指せるのか?」ということを若手のうちに考えておくようにしましょう。
そこで、若手エンジニアの目標設定におすすめの職種は「プロジェクトマネージャー(PM)」と「ITコンサルタント」です。
上位職種の目標例1 プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーとは、ITシステムの開発などのプロジェクト全体を管理する人を指します。クライアントの要望をしっかりと把握し、開発するべきシステムや必要な人員、プロジェクトの予算、スケジュールなどを決定するほか、進捗管理やトラブル対応なども含みます。
プロジェクトの責任を背負うことになりますが、その分やりがいやスキルアップが期待できる職種です。
上位職種の目標例2 ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、クライアントが抱える問題をヒアリングし、ITを駆使してその問題を解決する人材のことです。クライアントのニーズに適したIT戦略策定やソリューション選択、要件定義を行う必要があるため、高度なIT知識はもちろん、思考力も求められます。
エンジニアにおすすめの目標設定3 好条件の会社への転職
エンジニアとしてのキャリアアップを狙うのであれば、将来性が期待できる会社への転職を目標にするのもおすすめです。
転職を目標にするのはどんなエンジニア?
エンジニアの世界では、資格や経験、実力のある人がプロジェクトマネージャーなどの上位職種になる傾向があります。同期で入社した新人プログラマー全員がSE→PMになれるわけではありません。そのため、同じ会社でキャリアアップをするよりも、転職したほうが効率的な場合もあるのです。
他社への転職を目標にするときの注意点
転職ではキャリアアップに繋がる職務に関われる会社を探すこととなりますが、中途採用求人というのは大半が即戦力になる人材を求めているものです。つまり、その職種の仕事をひと通りこなせるだけの経験や知識がなければ採用は難しいということ。転職先が求める人材をしっかりと認識し、それに向けたスキルアップが必要です。
技術や知識以外の能力も高めておく
転職では、エンジニアとしてのスキル以外にもコミュニケーション力やリーダーシップ、協調性などが求められます。転職を目標にするのであれば、若手のうちに多くの人と関わり、次の会社に貢献できるだけの人間力を高めることも重要です。
まとめ
エンジニアの目標設定は、スキルアップや将来性など、エンジニアとして長く活躍するために必要不可欠。エンジニアの仕事を始めたばかりで右も左もわからない若手の場合は、資格試験や上位職種、将来的な転職のいずれかを目標にすることで、日々の仕事や勉強から得られる「実り」が変わってくるはずです。
また、自ら目標設定が難しい人には、人材教育制度が充実したエージェントを活用するのもおすすめです。
パソナテックでは、独自のキャリア形成支援や人材育成制度が充実しており、キャリアアップにおける手厚いサポートを提供しています。
パソナテック独自のキャリアアップとなる「PT-ITSS」は、IT業界を代表する3つのスキル指標「ITSS・SFIA・SWEBOK」を参考にした、ITプロフェッショナル向けのシステムです。このシステムを利用することで、正当かつ客観的な自己評価が可能となり、経験すべき仕事やスキルが明確になります。
一方、人材育成制度では、パソナテック主催のハンズオントレーニングやビジネス研修、e-ラーニングなどを無料で受講可能。具体的な目標が決まらないエンジニアは、ぜひパソナテックにご応募ください。