エンジニアになりたいけど……プログラミングに挫折してしまう原因を徹底解説
プログラミングの勉強で挫折してしまう原因や、挫折しないために必要なことなどについて解説していきます。
プログラミングの勉強で挫折してしまう原因や、挫折しないために必要なことなどについて解説していきます。
知識・情報
2020/06/16 UP
- キャリアパス
- プログラミング
エンジニアになるためには、プログラミングの勉強をすることが必須条件です。しかし、プログラミングに対して苦手意識を持っていたり、勉強が思うようにはかどらなかったりすることが原因で、途中で挫折してしまう人は少なくありません。
「エンジニアになりたい」という目標を達成するためにも、プログラミングの勉強のコツを把握しておきましょう。この記事では、プログラミングの勉強で挫折してしまう原因や、挫折しないために必要なことなどについて解説していきます。
プログラミングに挫折してしまう原因とは
「エンジニアになりたい」という夢があり、プログラミングの技術を習得しようと学習を始めても、途中で諦めてしまう人がいます。ここでは、プログラミングに挫折してしまう2つの原因について見ていきましょう。
プログラミング学習の方向性や方法
プログラミングの学習をしている人のなかには、目標などがないまま、ただ何となく取り組んでいる人もいるでしょう。方向性が見えない状態のまま、漠然とさまざまな言語の勉強に手を出すことは非常に効率が悪いものです。
学んだことがほとんど身に付いていない、入門レベルの知識しか得られなかった、という結果を招いてしまう恐れさえあります。
プログラミングの学習の途中で挫折しないためには、具体的な目標や計画を立てたうえで学習を進めていくことが大切です。自分で目標を立てるのが難しいのであれば、ロールモデルを参考にして、それを真似てみても良いでしょう。
プログラミング中にエラーが多発する
プログラミングの勉強に、エラーはつきものです。ただし、エラーが出たときに対処がうまくできなければ、それが挫折の原因となる可能性があるため注意が必要です。エラーが出たとしても、それが基礎的な内容であれば、検索して解決できることが多くあります。
プログラミングの知識を持っている人に聞いて解決すれば、もちろん時間を大幅に短縮できるでしょう。しかし、1つずつ自分で解決していくことで、プログラミングに対する理解を深められます。
優秀なエンジニアは、エラーが発生したときの対処が非常に上手です。学習の過程でエラーが多発したときは、あえて自分で解決するようにして、知識をどんどん深めていきましょう。
プログラミングに挫折してしまう人の特徴
プログラミングの勉強をしていく過程で挫折してしまう人と、継続的に学んで習得できる人の違いは一体何でしょうか。
途中で挫折してしまう人には、いくつかの共通点があるといわれています。ここでは、プログラミングに挫折してしまう人の主な特徴を3つ紹介します。
プログラミングに苦手意識を持ってしまう
勉強を進めていくなかで、さまざまな疑問が生じることは誰にでもあります。疑問やわからないことがあるとき、聞ける人がいなければ正しい解決策が見つからないままになってしまうこともあるでしょう。すると、作業の手が止まってしまいます。
この体験が「プログラミングは難しい」「どうせ自分には無理だ」といった苦手意識の原因となってしまうこともあるのです。
一度、苦手意識を持ってしまうと学習の効率が下がってしまい、最悪の場合はそのまま挫折してしまうこともあります。そのため、プログラミングの学習では必要以上に苦手意識を持つのではなく、まずは「楽しい」と思える勉強の仕方を見つけることが大切です。
モチベーションを維持できない
「エンジニアになりたい」という明確な目標があってプログラミングの勉強を始めた場合は、比較的モチベーションを維持しやすい傾向があります。
しかし、「将来エンジニアになったら、どのようなことがしたいか」というビジョンがはっきりせず、ただ単にプログラミング学習をしているだけの状態になってしまうと、モチベーションを維持することは難しいでしょう。
プログラミング学習を続ける目的を見失うと、面白さや楽しさを実感する前に挫折してしまう恐れがあります。そのため、「モチベーションを維持する自信がない」という人は特に、何のためにプログラミングを学んでいるのかを、はっきりさせておく必要があるでしょう。
開発環境が構築できない
プログラミングを学習するにあたっては、開発環境を構築する必要があります。開発環境の構築がうまくできれば、プログラミングがより快適におこなえます。
しかし、初心者が開発環境を構築することは難しく、「何から始めたら良いのかさえよくわからない」ということもあるでしょう。
開発環境が整えられなかったために、プログラミングコードを書く前に挫折してしまうということも起こり得ます。ですから、目的意識を持ったうえで自身に合った環境を選ぶことが重要です。
プログラミングの勉強で挫折しないためには
プログラミングの勉強を途中で諦めてしまわないためには、挫折の原因や挫折しやすい人の特徴などを正しく理解しておくことが欠かせません。
そのうえで、どのように取り組めば挫折しにくいか、ということを把握しておく必要があります。ここからは、プログラミング学習で挫折しないためのポイントを3つ紹介します。
プログラミング学習の目標や目的を決める
プログラミングの勉強を始める前に、なぜプログラミングを勉強するのか、プログラミングをマスターしたら何をしたいか、といった目標や目的をはっきりとさせておきましょう。
例えば、どの程度のスキルを身につけたいか、技術を取得してどのようなサービスを作りたいか、などを明確にしておくのがポイントです。
そのうえで、現在の自分の立ち位置と目標レベルの差をはっきりさせます。そうすることで、おのずとゴールが見えてくるでしょう。プログラミング学習のゴールが見えていると、モチベーションが維持しやすくなります。
学びやすいプログラミング言語から勉強する
初心者がプログラミングの学習をする場合、JavaScriptやPHP、Ruby、Swiftなど、比較的わかりやすいといわれる言語から勉強を始めることが、挫折しないためのコツです。
プログラミング学習でどの言語を学んでいくかは、その目的によって大きく変わります。初心者の場合は、言語の難易度も学習意欲に大きな影響を与えるのです。
例えば、JavaScriptやPythonなどの言語は、初心者にとっては難易度が高いため、最初に学ぶ言語としてこれらを選ぶと、挫折の原因となってしまう可能性があります。
エンジニア系のイベントやコミュニティに参加する
プログラミングの学習にたった1人で取り組んだ場合は、途中で「しんどい」「モチベーションの維持が難しい」と感じてしまう可能性が高いです。このような状況に陥ったとき、同じ目標を持った仲間の存在は、大きな助けとなることがあります。
プログラミングスクールなどに通っていない場合は、イベントやコミュニティに参加するなどして同じ目標を持つ仲間を探してみましょう。定期的にコミュニケーションを取ることで、モチベーションを維持につながります。
また、プログラミングの勉強会なども定期的に開催されているので、勉強会に参加して不明点を解決したり、知識を深めたりすることもできます。イベントなどに参加して仲間を見つけ、モチベーションを維持しながら意欲的に学習を進めていきましょう。
挫折しても諦めなければエンジニアに!
プログラミング学習の途中で挫折してしまう原因はいくつかあります。それらを踏まえたうえで、ある程度の環境を整えて勉強を続けることが大切です。また、プログラミング学習をする際は、目標や目的をはっきりさせて、モチベーションを維持し続けることが求められます。
プログラミング学習にエラーはつきものなので、思いどおりに進まないこともあり、挫折しそうになることもあるでしょう。
しかし、学びやすい言語から取り組む、同じ目標を持った仲間を見つける、などの工夫をすることで、楽しみながら勉強を進められるようになります。初心者でもプログラミングを諦めずに勉強し、エンジニアになるという夢を叶えましょう。