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20代後半を過ぎた頃といえば、ITエンジニアとして任される業務が増えてきて、仕事にやりがいを感じるようになる時期。今まで以上にバリバリ仕事をこなしたいと思いつつも、「結婚」「出産」「育児」というキーワードが脳裏に浮かび始める時期でもあるのではないでしょうか。本記事ではライフイベントも充実させつつ、仕事も頑張りたいと考える女性エンジニアに向けて、それぞれにあったキャリアプランをご紹介します。
20代後半を過ぎた頃といえば、ITエンジニアとして任される業務が増えてきて、仕事にやりがいを感じるようになる時期。今まで以上にバリバリ仕事をこなしたいと思いつつも、「結婚」「出産」「育児」というキーワードが脳裏に浮かび始める時期でもあるのではないでしょうか。本記事ではライフイベントも充実させつつ、仕事も頑張りたいと考える女性エンジニアに向けて、それぞれにあったキャリアプランをご紹介します。
キャリア
2018/03/22 UP
女性エンジニアとしてこれまで仕事をしてきたものの、ライフイベントを機に、エンジニアとしてのキャリアを諦めたという女性の声は少なくありません。
デスクワークながら体力のいる仕事ということもあり、長く続けづらい職業でもある反面、やりがいの大きい仕事でもあるエンジニアという職業。
辞めずとも、キャリアプランをきちんと考えればエンジニアとして第一線で活躍できる道が見つけられるかもしれません。
ライフイベントを充実させたいけれど、仕事だってあきらめたくない。
このままエンジニアの仕事を続けられる?
そんな悩める女性エンジニアのキャリアプランについてご紹介します。
エンジニアというと、昔も今も男性社会。現場にもよるでしょうが、女性が少ないと感じる人が多いのではないでしょうか。
パソナテックが行ったエンジニアの職場における女性の比率調査によると、女性エンジニアの割合は職場全体の「1割」程度とする回答が33%にものぼり、最も多い回答となりました。
3番手となった「いない」17%の回答と合わせると、実に半数の職場において女性エンジニアは1割以下という結果が出ています。
これは、元々女性エンジニア自体の母数が少ないことも要因の一つでしょう。
しかし一方で、エンジニアとしてキャリアをスタートしたにもかかわらず、何らかのきっかけでキャリアチェンジをする女性エンジニアがいることも要因のひとつだと考えられます。
経済産業省が2015年に実施した調査によると、「技術者」全体における年齢別の就業者数が男性では30代後半が最も多いのに対し、女性は20代後半がピークとなり、その後は徐々に減少してきています。
20代後半は「結婚」「出産」「子育て」などのライフイベントが増えやすい時期ですから、それが要因となってエンジニアとしての第一線を退く方が一定数いるのでしょう。
エンジニアの働く現場ではプロジェクト単位で案件が進むことも多いため、一旦プロジェクトが始動してしまうと残業が増え、家事や育児との両立が難しいという経験をした方もいるのではないでしょうか。
また、トレンドの移り変わりが激しいIT業界では産休や育休によるブランクが大きなタイムロスとなり、現役のエンジニアとして復帰すること自体が危ぶまれるなど、結婚や出産を機にエンジニアとしてのキャリアを諦めざるを得ない状況下に陥ることも十分に考えられます。
結果として、エンジニアとは全く異なる事務職や営業へのキャリアチェンジを検討する、また仕事自体を辞めて専業主婦になるという選択をする女性も少なくありません。
このことからも、いつか迎える結婚や出産に備え、ライフイベントに左右されないキャリアプランを持つことが大切です。
エンジニアとして第一線で活躍し続けたい、また今まで培ってきたスキルを手放したくないと思うのであれば、これを機会に自分自身と向き合い、今後のキャリアプランについて考えていくことをおすすめします。
結婚や出産などライフイベントを経ても、今までと同様に働き続けるためには、ライフイベントを踏まえた今後のキャリアプランを考えなければなりません。
そもそも、キャリアプランとは、将来どのような会社で働きたいのか、またどのような仕事をしたいのか、など今後の目標を実現させるために立てる計画のことです。
キャリアプランを立てるにあたってまずやるべきことが、目標や自分が大切にしたいことの整理です。
「○○の開発に携わりたい」
「よりスキルの高いエンジニアを目指したい」
「子どもや家族との時間を大切にしたい」
「自分のペースで仕事を続けたい」
など、現在の自分と将来にわたって自分が大切にしたい目標や、譲れない条件を明確にし、優先順位をつけてみましょう。
これを軸に、職種や職場環境、また働き方についてプランを立てていきます。
キャリアプランを立てる際、今の職場では正社員を続けながら出産や育児をこなすことは難しいのではないか、と感じる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、エンジニアとしての仕事をあきらめなければならないということではありません。
エンジニアとして仕事をつづけながらプライベートを充実させるために、自分に合った働き方を選択することもキャリアプランを立てるべき理由の1つと言えるでしょう。
これから働き方の例をいくつかご紹介します。キャリアプランを立てる上での参考にしてみてください。
ワークライフバランスを重視したい方は、エンジニア派遣という働き方がおすすめです。
そもそも「派遣」とは、雇用主と勤務先が異なる勤務形態のことを指します。
正社員やアルバイト・パートなどの場合、勤務している会社が雇用主なりますが、派遣の場合は派遣会社が雇用主となり、会社が契約を結んだ勤務先へ派遣されることになります。
勤務時間や報酬、契約期間などは会社同士で決められており、給与は時給で計算されることがほとんどです。
そのため、基本的には残業がありません。契約期間は原則3カ月ごとの更新です。
ライフスタイルに合わせた働き方ができるため、仕事と家庭を両立して働きたい人が派遣で働くケースも多く見られます。
プロジェクト単位で組織を作り人が動くIT業界では、女性に限らず派遣で働く人は多く見られます。
インターネット需要の高まりによってエンジニアの需要も増え、昔に比べて時給も高くなる傾向にあるでしょう。
クラウドソーシングとは、インターネットを介して不特定多数の人と仕事の受発注が行えるしくみです。
自分のスキルや知識、着手できる業務ボリュームなどによって仕事が選べるため、フリーランスに多い働き方です。
しかし、会社に所属する必要がなく特定の場所へ出社しなくても良いため、家で子どもを見ながら仕事ができると、主婦の間でも人気が高まっています。
いくつかあるクラウドソーシングサービスには、webサイトの制作からスマートフォンなどのアプリ開発、ネットワークの保守・運用まで、様々な仕事が掲載されています。
また、働き方も案件によって様々です。大きなプロジェクトに参加してフルタイムで働くこともできますし、短時間で作業ができそうな仕事を選ぶこともできます。
子どもが寝ている時間や家事の合間など、隙間時間で働くことも可能です。
発注される仕事ごとに報酬が決まっているため、収入をある程度自分でコントロールできることも魅力の一つかもしれません。
ITエンジニアとしての経験や知識を活かして、自分のペースで仕事を続けることができる働き方です。
正社員は一般的に他の働き方よりも保険や福利厚生等の制度が整っていることが多く、産休や育休後も職場復帰が比較的しやすい就業形態です。
契約社員やパート・アルバイトなどに比べて、正社員の方が上流工程の仕事に携わることも多いため、その分裁量権が大きくなることもあります。
仕事が好きでバリバリ働きたい、スキルアップを目指したいという人は、やはり正社員として働くことをおすすめします。
出産後も働き続けられるよう、産休(産前産後休業)や育休(育児休業)、時短勤務などの制度を設けている会社も増え、実際にそれらの制度を活用して、子育てと仕事を両立している人も昔に比べて増えてきました。
今、勤めている会社に産休や育休の制度はあっても実際に活用している人がいないという場合は、福利厚生が充実しているだけでなく活用風土のある会社へ転職を考えてみてもよいかもしれません。
ただし、産休は雇用形態に関係なく働く人であればだれでも取得できますが、育休はその会社に1年以上勤務しているなどの条件があるため注意が必要です。
また、子どもが小さいうちは保育園などに預けず、自身で面倒をみたいと思う方も多いと思います。
しかし、いざ子どもが生まれてつきっきりでお世話をしてみると、社会と切り離されてしまったような気がして寂しい、張り合いがなく気分が沈んでしまうという人も少なくありません。
自身がそのタイプかも、と感じたのであれば、結婚や出産を経ても専業主婦の道を選ぶより、仕事も家庭も両立できる働き方を模索するべきです。
キャリアプランの描き方は人それぞれ、「この道を選択したら正解!」ということはありません。
結婚をせず第一線で働き続ける、またはパートナーと話し合い、結婚をしても子どもを持たずに働き続けるという選択肢ももちろんあるでしょう。
今の自分のスキルや経験でどのようなキャリアを歩むことができるのか、また将来に向けてどのような経験を積めば、結婚や出産などのライフステージを経てもエンジニアとして第一線で働き続けることができるのか、この記事を踏まえ、今一度自身のキャリアプランについて考えてみてはいかがでしょうか。