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「株式会社リクルートキャリアの調査」によれば、組込・制御ソフトウェア開発エンジニアの求人倍率は4.00倍と発表されています。この数字は、リクルートキャリアが提供する転職支援サービス「リクルートエージェント」における、2018年12月時点での転職求人倍率です。
「株式会社リクルートキャリアの調査」によれば、組込・制御ソフトウェア開発エンジニアの求人倍率は4.00倍と発表されています。この数字は、リクルートキャリアが提供する転職支援サービス「リクルートエージェント」における、2018年12月時点での転職求人倍率です。
キャリア
2019/08/13 UP
「組み込みエンジニアの需要は高い?低い?」
「組み込みエンジニアって将来性はあるの?」
こんな疑問に答えるべく、組み込みエンジニアの需要、将来性、今後求められる組み込みエンジニアの特徴について解説します。
エンジニアのさまざまな働き方を提案し、多数の就職支援をしてきた私達パソナテックの観点から、具体的には次の順番でお話ししていきます。
・組み込みエンジニアの需要について
・組み込みエンジニアの将来性について
・今後求められる組み込みエンジニアの特徴について
・組み込みエンジニアのメリットとデメリット
ぜひ一読ください。
「株式会社リクルートキャリアの調査」によれば、組込・制御ソフトウェア開発エンジニアの求人倍率は4.00倍と発表されています。この数字は、リクルートキャリアが提供する転職支援サービス「リクルートエージェント」における、2018年12月時点での転職求人倍率です。
求人倍率は1.00を超えると、求職者数よりも求人数が多いことを表すため、一人の組み込みエンジニアを、4社が取り合う形とも取れます。
組み込みエンジニアの需要が高い背景として、組み込みエンジニアは、プログラムを組み込む対象が家電製品から自動車までと、とても幅広いことが挙げられます。特定の業界にとどまることなく、さまざまな業界で仕事ができるため、需要が高いのです。
近年ではAIやIoTに注目が集まっており、さらに活躍の場が広がることが予想されます。
組み込みエンジニアの需要が高いことはわかりましたが、今後も続く仕事かどうか気になるかもしれません。結論から言えば、組み込みエンジニアの将来性は大いにあります。その理由を細かく解説していきます。
先程も触れたとおり、家電製品から自動車まで、生活に基づくさまざまな製品に関する仕事を行うため、業界にとらわれることがなく、仕事の幅が広い職業です。
また、組み合わせのアイデアによって効率よく、さまざまな新製品を生み出すために、機能のモジュール化が進んでいます。モジュール化された機能を繋ぎ合わせるためには、組み込みエンジニアの力が必要です。
AIやIoT、ビッグデータのために、さまざまな機器にセンサーなどを取り付けて、情報を収集する機会が今後はさらに増えていきます。センサーなどを機能させるためには、組み込みエンジニアの力が必要です。
さらに、AIという新たな機能は、どのようなものにでも付加できる機能です。そのため、多くの組み込み製品においてリワークを誘発することでしょう。
組み込み製品にAIを搭載するためにも、組み込みエンジニアの力が求められるため、将来性が高いと言えます。
組み込みエンジニアの需要は高いのですが、供給が追いついていないという現状があります。組み込みエンジニアの多くは40代〜50代であり、若手が多くありません。
少し古いデータとなりますが、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が発表している「IT人材白書2012」の資料を参照してみます。
この資料によれば、企業の組み込み技術者向けのアンケート回答者属性では、30代が「38.8%」、40代が「43.3%」となっています。この頃から7年経っていますので、現在は40代〜50代の組み込みエンジニアが、およそ80%を占めると考えられます。
20代〜30代で若手の組み込みエンジニアとして成長すれば、ライバルが少ない中で頭一つ飛び出せることでしょう。
需要も高く、将来性もある組み込みエンジニアですが、今後求められる組み込みエンジニアにはどのような特徴があるのでしょうか。年代と知識・スキルの観点から、価値のある組み込みエンジニアの特徴を紹介します。
現役の組み込みエンジニアは、40代〜50代が多く、慢性的に若手エンジニアが不足しています。AIやIoTなど、次々と新しい技術が開発されていくため、知識や技術を吸収する意欲が高い若手エンジニアは、スキルの習熟度が低いとしても将来性を考慮して、採用される場合もあります。
また、40代以上の組み込みエンジニアでは、マルチタスクプログラムのスキルはあっても、現在需要が高い「並列処理(マルチコア・マルチスレッド)」に関する経験が足りない場合が多いものです。40代以上の組み込みエンジニアは、並列処理に関する経験・スキルがあると、重宝されることでしょう。
組み込みエンジニアは、ソフトウェアに対する知識だけでなく、ソフトウェアを組み込む対象となるハードウェアに関する知識も必要です。今後はさらにAIやIoTが発達することが予想されるため、より幅広い知識が求められることになります。
さらに、近年ではマイコン(マイクロコンピュータ)の処理性能が高まっています。現状ではRAM使用量を削減する必要性が残っているため、オブジェクト化のための冗長な記述はまだ認められないケースが多いものです。
しかし、今後は冗長でない高速化を意識した処理よりも、オブジェクト化された可読性・流用性の高い処理が求められることになります。
組み込みエンジニアは、社会から求められている職業の一つと言えます。そんな組み込みエンジニアになったら、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
また、メリットと合わせてデメリットについても解説しますので、これから組み込みエンジニアを目指すのであれば、ぜひ参考にしてください。
ここまでにも、組み込みエンジニアになることのメリットは軽く触れてきましたが、具体的に享受できるメリットは次の通りです。
・需要が高い、重宝される
・やりがいや達成感があり、社会貢献できる
組み込みエンジニアの需要は高いものです。しかし、組み込みエンジニアは幅広い知識やスキルを求められることもあり、人材育成に時間がかかります。そのため、一人前の組み込みエンジニアとなれば、長い間働くことができます。AIやIoTに関する知識やスキルも身につけていけば、非常に重宝されること請け合いです。
組み込みエンジニアとしてシステム開発に携われば、街中や家の中で動作するあらゆる機械の開発に携わることになります。多くの人が、当たり前のように使用する機械の一部を開発することを考えると、非常にやりがいがある仕事だと言えるでしょう。
また、製品の操作時に呼び出される回数が尋常でない機能を開発することは多く、ちょっとしたアイデアが製品の性能に直結します。あなたのアイデアで、より良い製品が完成したとなれば、達成感もひとしおです。
組み込みエンジニアだからこその大変さ、という観点でデメリットを挙げると、次のようなものがあります。
・業務が固定化すると、人材価値が下がる
・非常に厳しい品質確認を求められる
・スケジュールがシビアなことが多い
組み込みエンジニアが担当する機能は単機能であるため、業務が固定化すると1つのことしかできず、エンジニアとしての人材価値が下がってしまいます。人材価値を下げないためにも、ソフトウェアだけでなくハードウェアの知識も身につけ、さまざまな業務に携わることができるようにしましょう。
品質確認が厳しい背景には、組み込みソフトウェアならではの理由があります。納品物は常時稼働のものが多く、不具合が発生した場合、修正するためには関係各所との調整が必要となり、プログラムの修正には多くの時間とコストがかかってしまうからです。
また、組み込みソフトウェアは製品に搭載するものであり、単体では動作するものではありません。そのため、製品の製造予定が決められており、その予定通りに組み込みソフトウェアを開発する必要があるため、日程管理がシビアになるケースが多いものです。
組み込みエンジニアは、需要がとても高い職業です。その理由として、プログラムを組み込む対象となるハードウェア(製品)が、さまざまな業界の製品を対象としていることが挙げられます。AIやIoT、ビッグデータといった技術との組み合わせも注目されており、今後も需要は高いままであることが予想され、将来性のある職業と言えるでしょう。
現状は、若手の組み込みエンジニアは特に不足していて、需要に対する供給が追いついていない状況です。ライバルの数が限られているため、組み込みエンジニアとして一人前になれば、あなたの人材価値は高くなることが予想できます。
将来性のある組み込みエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか?