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【インタビュー】社長直下プロジェクトでYouTuberチームが発足?取材で見えたパソナテックの独自性

人材サービス企業の中でも独自性が際立つパソナテックですが、昨年、社内プロジェクトの一環としてYouTuberチーム「TECH TUBE」を立ち上げたそうです。今回は、その「TECH TUBE」チームのメンバー3人に取材を敢行しました。3人は、今年の6月、1年の任期を終えられたばかりです。TECH TUBEを立ち上げた経緯からプロジェクトにかけた想い、1年の活動を終えた彼らの視点で見たパソナテックについて語っていただきました。

【インタビュー】社長直下プロジェクトでYouTuberチームが発足?取材で見えたパソナテックの独自性

人材サービス企業の中でも独自性が際立つパソナテックですが、昨年、社内プロジェクトの一環としてYouTuberチーム「TECH TUBE」を立ち上げたそうです。今回は、その「TECH TUBE」チームのメンバー3人に取材を敢行しました。3人は、今年の6月、1年の任期を終えられたばかりです。TECH TUBEを立ち上げた経緯からプロジェクトにかけた想い、1年の活動を終えた彼らの視点で見たパソナテックについて語っていただきました。

知識・情報

2020/07/31 UP

パソナテックは、IT・ものづくりに特化した人材サービスと法人サービスの2軸でサービスを展開しており、エンジニアのキャリア創造支援を行い、正社員から紹介予定派遣、一般派遣、フリーランスとさまざまな雇用形態や働き方を提供しています。

法人サービスでは、近年DXに注力し、企業向けにAIやIoT、RPA導入・運用支援を行うほか、自社プロダクトの開発にも力を注いでいます。

人材サービス企業の中でも独自性が際立つパソナテックですが、昨年、社内プロジェクトの一環としてYouTuberチーム「TECH TUBE」を立ち上げたそうです。

今回は、その「TECH TUBE」チームのメンバー3人に取材を敢行しました。3人は、今年の6月、1年の任期を終えられたばかりです。

TECH TUBEを立ち上げた経緯からプロジェクトにかけた想い、1年の活動を終えた彼らの視点で見たパソナテックについて語っていただきました。

登壇者プロフィール

藤木 将善|2008年入社 現在13年目。東京本社勤務。(写真右)

入社して約8年間は、主にインフラエンジニアとしてお客様先に常駐し、システムの運用保守を行う。その後、サービスマネージャーとして複数のプロジェクトマネジメントを経験し、昨年度新設されたDX戦略本部に所属。現在はDXプロジェクトのリードやDXサービスの開発に携わる。
TECH TUBEでは動画の構成や台本を担当し、3人の中では長男的存在。

石井 佑里|2015年入社 現在6年目。福岡支店博多Lab所属。(写真左)

インフラエンジニアとしてサーバーやネットワークの設計・構築業務を行う。自身の業務にとらわれず、セミナーや勉強会に参加・登壇しコミュニティを広げることが好き。
日ごろからYouTubeを閲覧し、TECH TUBEでは撮影や動画編集(ツッコミ)を担当。

古橋 真理子|2017年入社 現在4年目。東京本社勤務。(写真中央)

新卒から営業部門に所属し、主に中小企業においての新規営業を担当。現在は通信系企業を中心にITサービス全般の提案を行うほか、サービスマネージャーと連携して既存プロジェクトのメンバー管理やフォローを行っている。
TECH TUBEでは、おちゃめなキャラで場を盛り上げてくれる末っ子。

仕事も職場も全く異なるメンバー

本日はよろしくお願いいたします。
早速ですが、まずは簡単に自己紹介からお願いできますか。

藤木|
よろしくお願いします。私は2008年にパソナテックに入社して今年で13年目になります。この中では一番長いですね。

入社当時はインフラエンジニアとしてお客様企業に常駐して運営保守を担当していましたが、いまは昨年新設されたDX戦略本部という部署で、DXプロジェクトのリードやDXサービスの開発に携わっています。

石井|
2015年入社で今年で6年目です。二人は本社勤務ですが、私は福岡支店博多Labで仕事をしています。インフラエンジニアとしてサーバーやネットワークの構築、設計を主にやっています。

家からでもサーバーに接続できるので、最近は自宅から接続して検証したり、ずっとサーバー構築をすることも多いです。

古橋|
新卒からパソナテックに入って、今年で4年目になりました。

普段は営業活動をやっていて通信系企業のお客様にさまざまなITサービスのご提案をさせていただいています。

また、既存プロジェクトで十数名アサインされているものもあるので、そういったプロジェクトのメンバーフォローや労務管理といったこともサービスマネージャーと一緒に行っています。

社内の情報格差をなくすために立ち上げた動画制作チーム

なるほど。それぞれお仕事も勤務地もバラバラなんですね。
皆さんは、TECH TUBEという活動をなさっていたと聞きましたが、これはどんなプロジェクトなのでしょう?

社内の情報格差をなくすために立ち上げた動画制作チーム

藤木|
TECH TUBEを話す前に、先に「テックボード」について話さなければなりませんね。というのもTECH TUBEというのは、テックボードというプロジェクトの企画の一つなんです。

テックボードは、1年の任期中に社内外のイベントや企画の運営を行う社長直下のプロジェクトになっていまして、毎年全社員の中から8名が選出されます。

テックボードで何を行うかは、期の初めにメンバーが合宿をして決めるのですが、2019年度のテックボードのテーマは“社員エンゲージメントの強化”でした。

ですので、まずその視点から集まったメンバーでいまの会社の課題を洗い出したんですね。
で、そのときに意見として挙がったのが、「社員間の情報格差」だったんです。

情報格差ですか?

藤木|
はい。パソナテックは、全国の拠点や現場に出ているエンジニアが多数いて、本社勤務の社員と比べて物理的にも精神的にも距離があります。そのせいでエンジニアによっては、会社の情報をキャッチアップするのに限界があるなと感じたんです。

「この距離をどう埋めるべきだろう?」とみんなで考えたときに、社内の活動を身近に感じてもらえたらと思って出てきたのが、社内の情報を動画で配信することだったんです。

なるほど、それが「TECH TUBE」の始まりというわけですね。

藤木|
はい、そうです。こんな経緯で立ち上げたTECH TUBEは、テックボードの活動の一つとして社内の出来事やITのトレンドを交えた社内向け動画コンテンツを配信しています。いわば社内YouTuberですね。

ちなみにTECH TUBEのことを私たちは、“てっちゅー”と呼んでいるので、ここからはてっちゅーと呼びますね(笑)

承知しました。以後「てっちゅー」ということで(笑)
皆さんは動画制作の経験はあったんですか? なぜ参加されようと思ったんでしょう。

石井|
僕はもともとYouTubeが好きでよく動画を見ていたので、自分も作れたらなと。
動画制作経験は、ほとんどなかったですね。かなり前に友達の退院祝いとして写真を集めて動画を作ったことはあったんですが、それ以外は経験がなくて見る専門でしたので。

古橋|
私が立候補したのは、ただ単に「面白そうだな」っていう、とても安直な理由なんですけど(笑)でも、やってみたら本当に楽しくて、やってみて良かったと思っています。

動画制作の経験はなくて、むしろ機械音痴なので石井さんと藤木さんにおんぶにだっこでやらせていただきました(笑)

新入社員に向けた応援動画では全国の社員からメッセージが!

TECH TUBEではどういったコンテンツを作られているんでしょうか?

藤木|
会社の戦略の目玉がDXだったので、やった企画としては「DXとは?」といった簡単な解説動画やドローンを飛ばしてみたりとか。色々やっていますね。
社内イベントの動画を作ったり、部活の紹介をしたりもしています。

石井|
ITのトレンドというか、流行っているものに触ってみたりとかもしてますね。

これまで制作した中で印象深かった動画はありますか?

古橋|
印象に残った動画だと、新入社員へのメッセージを集めた動画ですかね?

石井|
あ、そうね。あれ一番良かったなと思う。えっと、説明しますね。
今年の新入社員の方は、自宅で研修を受けることになったんですが、先輩社員に会う機会が少ないと言うことで、てっちゅーで「先輩社員のメッセージを届けよう」という企画をやったんです。

テックボードだけでなく、いろんな社員の方に動画を撮ってくださいとお願いして、10秒ぐらいのメッセージをつなぎ合わせて、「研修頑張ってください!」という動画を作りました。あれ、結構集まったよね?

古橋|
うん、20〜30人ぐらいはいたと思う。

石井|
そうそう。全国各地の拠点の人から応援メッセージの動画が集まったんだよね。あのときは編集していてちょっと感動してしまいましたね。
「パソナテックっていい会社だなあ!」って(笑)

新入社員に向けた応援動画では全国の社員からメッセージが!

一同|(笑)

藤木|
コロナの影響とはいえ、入社して一回も先輩の顔を見ていないというのは、新入社員にとっては不安があると思うんです。ですから、そういった思いからメッセージ動画を作ったんですね。

すごく心温まるエピソードですね。
普段はどのようにコミュニケーションを取られたんでしょう?
働く場所もそれぞれ違いますし、普段の業務もある中なので大変だったと思いますが。

古橋|
3人で30分だけ気軽にミーティングとかやりましたね。

藤木|
距離がある分、SlackやMicrosoft Teamsといったコミュニケーションツールで密に連絡を取り合いましたね。毎週定例のミーティングをやったり。

てっちゅーはあくまで社内の業務として行っている活動なので、動画の撮影や編集は業務時間内に上手く時間をみつけてやるようにしました。

それぞれ部署が違うし日常の業務も違いますが、スケジューリングだけは各自ちゃんとやろうと。

ちなみにリーダーって藤木さんなんですか?

石井|
リーダーは藤木さんじゃないですか?

藤木|
(言い淀む藤木さん)

古橋|
ほぼほぼリーダーですよね(笑)

新入社員に向けた応援動画では全国の社員からメッセージが!2

藤木|
だんご3兄弟でいう長男が私で、次男三男…長女?っていう(笑)
そんな感じです。誰が上とかじゃないんです。

フラットなんですね。皆さんを見てると社内の雰囲気も伝わってくる気がします。

プロジェクトで感じたパソナテックの温かさ

てっちゅーの活動を通して、社内の見え方に変化ってありましたか?

古橋|
動画撮影に協力してくれる社員が多くて、パソナテックって温かい人が多い会社だと思いました。動画制作で社長に書き初めをお願いしたことがあったのですが、そのときも、快く引き受けてくださって。社長も含めて温かい雰囲気を改めて感じましたね。

石井|
僕は普段、博多にいるんですが、てっちゅーの撮影を機に東京の本社に行き、社内のいろんな方と話をする機会が非常に増えました。日常の業務だと部署間をまたぐような会話はあまりないので、それはとても刺激になりました。

藤木|
TECH TUBEをやったからイメージが変わったというのはないんですけど、パソナテック社内は和気あいあいとした雰囲気だと思います。

毎年ハロウィンパーティーには仮装したまま仕事するようなところもあって、そういった意味では変わった会社かもしれないですね。

あとは、社長や役員との距離も近いです。例えばこういった企画をやりたいといった要望も直接社長や役員に伝えることができるので、それがパソナテックの良いところかなと思います。

最近はコロナの影響で実際に会えない代わりに、グループごとにオンライン飲み会をしたりもしているようですし、仕事も仕事以外も全力で楽しんでいる会社なのかなと思いますね。

今後の抱負

この6月で1年間のテックボード活動が終わるとのことですが、最後に今後の抱負についてもお願いします。

藤木|
コロナの影響でますますオンライン配信がなくてはならない存在になってきていると感じます。ですので、これを機にパソナテックの公式チャンネルを作ってみてもいいんじゃないかと考えたりもしています。

テックボードも1年で任期が終わりますけど、社内にファンも少しいるみたいなので、有志を募って部活動にしてみてもいいかもしれませんね。

石井|
テックボードの任期が終わったあとも、もし部活動として続くのであればやってみたいですね。業務としては、動画制作を通じて発信力や要点をまとめる力が少しついたような気がします。この経験は他の業務でも活かせるんじゃないかと感じています。

古橋|
ドローンを飛ばしてみたり、いままで興味はあったもののやってこなかったことを今回の活動で色々と経験できました。

実際に体験したことで新しさに気づけることも多くて、面白いなと感じましたし、すごく良い経験になりました。今後はテックボード以外の場面でも、いろんなことにチャレンジしていきたいなと思います!

皆さんすごく前向きに仕事を楽しんでいて、こちらもとても刺激になりました。
本日はお忙しい中ありがとうございました!

編集後記

インタビュー中、社員間の情報格差という難題を1年間で解決すると聞き、その挑戦的な姿勢に驚きを感じました。

ですが、そんな挑戦的な彼らだからこそ、社内YouTuberチームという斬新なプロジェクトの立ち上げに繋がったのかもしれません。

彼ら3人には当然日々の業務があり、そんな中で自ら出演・編集をしたそうです。

傍目に見ても明らかに大変と思われるこのプロジェクトを1年間、見事に完遂したのは、彼ら一人ひとりの「社員エンゲージメントを向上させたい」という強い想いがそうさせたのでしょう。

そんな彼らが最も印象に残った動画として挙げてくれた新入社員応援動画では、全国のパソナテック社員が自主的に動画を撮影し、それをまとめることで作られたそうです。このエピソードは社員同士の距離感を大切にしようとする精神が、ただの理想にとどまるのではなく、社内全体に浸透していることを象徴しているようにも思えます。

パソナテックは、正社員から紹介予定派遣、フリーランスとさまざまな働き方を提案し、立場も役割も異なる人材が集まる会社です。

社長や役員との距離感も近く、要望を形に変えることができる環境とのことです。社内YouTuberチームを立ち上げるというこのプロジェクトは、働き方の多様性をリードする社風だからこそ、成し得たように感じました。