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Javaでアプリ開発をしよう!開発手順や学習方法を解説

この記事は、Javaでアプリを開発する手順を解説します。古くから利用され、実用的で学びやすいJavaによる開発がどんなものなのか見ていきましょう。

Javaでアプリ開発をしよう!開発手順や学習方法を解説

この記事は、Javaでアプリを開発する手順を解説します。古くから利用され、実用的で学びやすいJavaによる開発がどんなものなのか見ていきましょう。

スキルアップ

2021/09/09 UP

汎用性の高いJavaは、多くの現場で使用されているスタンダードともよべるプログラミング言語です。このJavaは、ITシステムやWebシステムだけでなく、Androidの開発言語としても大活躍していて、世界中で開発がおこなわれています。

この記事は、Javaでアプリを開発する手順を解説します。古くから利用され、実用的で学びやすいJavaによる開発がどんなものなのか見ていきましょう。

なお、Javaの言語についての詳細が知りたい場合、以下の記事も併せてご確認ください。
【入門】Javaとは?言語の特徴やプログラミングの流れをわかりやすく解説!

【アプリ開発の前に】Javaの基礎知識をおさらい

【アプリ開発の前に】Javaの基礎知識をおさらい

Javaは1990年代にアメリカのサン・マイクロシステムズ社によって開発された歴史あるプログラミング言語です。オブジェクト指向とよばれる設計手法を採用しており、システムの改良や機能の追加が比較的に容易にできる「フレキシブルさ」が人気の理由として挙げられます。

Googleが社内標準として定義している3大プログラム言語(Java、C++、Python)の1つであり、現在も世界中に多くの利用者がいます。日本国内でも高い安定性やセキュリティを求められる金融企業や官公庁の大規模システム開発の現場でよく用いられている開発言語であり、エンジニアであれば一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか。ここからはJavaの特徴を3つ紹介します。

実行環境を選ばない

JavaはJVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)上で動作し、OSやハードウェアなどの実行環境に依存しない言語です。「Write at once, run everywhere(一度コードを書いてしまえばどこでも動く)」というキャッチフレーズが示すように、Windowsベースのパソコンでプログラミングを実施したとしても、LinuxやMacなど、どのOSでも動かせます。

OSなどの実行環境に合わせてアプリを開発する必要がないため開発工数・期間がかかりません。そのため、業務系システムやWebサービス、Androidアプリ、IoTなどJavaはさまざまな業界・業種で利用されています。

学びやすく独学も可能

Javaはオブジェクト指向とよばれる設計思想を採用した本格的なプログラム言語です。C言語やC++言語など一般的にオブジェクト指向のプロジェクト言語は習得難易度が高いといわれています。しかし、Javaはこれらの中でも体系化されており比較的学習しやすい言語です。

また、歴史のある言語ゆえに書籍やWebサイトが豊富に揃っています。国内外を問わず開発者コミュニティが多いので、不明点を検索したり、勉強会に参加したりと独学でも十分に習得可能です。

Javaを習得すれば他の言語を学びやすくなる

Javaは記述ルールや構文が細かく、覚える要素も多くあるのが難点です。オブジェクト指向自体が概念を理解するのが難しいので習得までにはある程度の時間がかかることを覚悟しておくのがいでしょう。

一方でJavaは、C言語やC++からの設計思想を多く受け継いでいる、PHPやRubyがJavaを元に作られている、などの特徴もあります。そのため、Javaを習得できればプログラムの基本を一通り学べる、ともいえます。

JavaでのAndroidアプリ開発手順

プログラム言語やアプリ開発の流れをスムーズに習得するためには実際にサンプル開発で反復練習するのがおすすめです。開発の全体像を掴み、テクニックやノウハウを感覚的に身に付けていくのが近道です。

ここからは開発手順がわかりやすく、開発〜リリースまでを体験しやすいAndroidアプリ開発を例に開発手順を紹介します。

手順1. 開発環境を構築する

まずはJava開発、およびAndroidアプリが開発できる環境を構築しましょう。Javaは開発環境であるJDK(Java SE Development Kit)と実行環境であるJRE(Java Runtime Environment)をインストールします。JREはJDKに含まれます。

また、実際に開発を進める際は、Android Studioなどの統合開発環境(IDE)を利用すると便利です。Android StudioはAndroid アプリ開発用の公式の統合開発環境(IDE)で豊富な機能を備えたエディタや開発ツールと、Android開発に特化したさまざまな機能を備えています。

手順2. どのようなアプリを開発するのか企画する

開発環境ができたら、どのようなアプリを作りたいのかを書き出してみましょう。システム開発における「要件定義」や「設計」のプロセスです。どのようなアプリを開発したいのか、アプリによってどのようなことを実現したいのかを考えながら、機能やプログラム構成を洗い出します。

なお、サンプル開発はあくまでも練習なので最初から高機能なアプリを考えすぎないことが重要です。まずは参考書やWebサイトのサンプルコードを参考に、シンプルなものから始めてみましょう。

手順3. 開発をする

作りたいアプリが明確になったら、実際に設計した内容を元にプログラミングをしていきます。

この時、フレームワークを使用するのがおすすめです。フレームワークとはアプリ開発に必要となる設計モデルや処理パターンを一纏めにしたもので、開発を効率化しスピーディーに開発するために用いられます。複数人で開発をする大規模システム開発ではほぼ使用されているので、多くの現場で使用されています。

サンプル開発とはいえ、フレームワークを使ってしっかり学んでいくことで、現場に行った際の不安が減る可能性があります。

手順4. テストをする

コーディングが完了したらアプリ品質の検証のためプログラムテストを実施しましょう。

テストは、どの現場でも必ず行う工程です。配属されてすぐは、多くの場合このテストの手伝いを行うことになります。

テストは品質を保つための重要な工程です。こうした工程もしっかり行うことで、現場で耐えうる開発能力を身に着けていくことになります。

手順5. リリースする

テストまで無事に完了し品質が確保できたらリリースをしてみましょう。AndroidアプリはGoogle Playにて以下のような手順で公開します。

?Google Play Developerに登録する

?電子署名をしたリリース版アプリ(.apk形式)を用意する

?Google Play Developer Consoleでアプリ情報を登録する

?Apkファイルをアップロードする

?アプリの価格、公開する国・地域などを設定する

上記の手順を踏んでアプリ公開まで進めることができれば、2〜3時間後にGoogle Playストアで自分が開発したAndroidアプリが確認できます。

Javaの効果的な学習方法

Javaの効果的な学習方法

Javaは奥の深い言語です。最初から完璧に理解して使いこなそうとすると挫折してしまうことも多いでしょう。そのため、いきなり難しいアプリ開発に挑戦するのではなく、簡単なアプリ開発で繰り返し練習することをおすすめします。

また、近年書籍やWebサイトでの学習以外に、オンライン学習サイトで配信される動画での学習方法も主流となっています。Webサービスはいくつも提供されていて、どのサービスでもJavaの開発・実行環境をサイト上に備えているため、動画を見ながら一緒に開発することが可能です。

座学による学習と、実際に手を動かしてアプリ開発をするのを繰り返しながら、Javaを効率的に習得しましょう。

エンジニアはJavaのアプリ開発に挑戦しよう

アプリ開発を始めたものの不明点を聞けない、ひとりでエラーを解消できないなどで、途中でつまずいてしまうケースが多いものです。実際にエンジニアの9割がプログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じたことがあると回答しているデータもあります。

学習した基本的な知識を「使える知識」にするためには、上手くエラーを解消しながら練習あるのみです。Javaは歴史のある言語ゆえにサポートツールも多く、身近に相談できる開発者が多いのがメリット。活用の幅が広く業務利用でも潰しがききやすいので、ぜひJavaでアプリ開発に挑戦してみましょう。