タスクマネジメントとは?
タスクマネジメントとは簡単にいうと、仕事の管理方法のことです。
カイゼンジャーニーでは次のような観点が挙げられています。
- 仕事をはじめるとき、いきなり作業するのではなく、その仕事の背景や目的を理解すること。
- 仕事が大きいようなら小さなタスクに分けること。
- タスクの規模を見積もり、期限を踏まえてどれから始めるのかを決めること。
技術力とソフトスキルの両面からおすすめの本をテーマに、 各分野で活躍するエンジニアたちが推薦書を語るイベントを開催しました。 本記事では、憧れの先輩枠であるプロダクト開発チーム・Mさんのおすすめ5冊をご紹介します。
技術力とソフトスキルの両面からおすすめの本をテーマに、 各分野で活躍するエンジニアたちが推薦書を語るイベントを開催しました。 本記事では、憧れの先輩枠であるプロダクト開発チーム・Mさんのおすすめ5冊をご紹介します。
知識・情報
2025/10/31 UP
推しの本イベントは、ロールモデルとなるエンジニアの方々に「おすすめの本」を紹介していただく、
カジュアルな社内イベントです。
当日は、お昼休み開催にもかかわらず、部署を超えて多くの方にご参加いただき、大変盛り上がりを見せました!
今回は 「エンジニアとして活躍するためにおすすめの本」 をテーマに、技術力とソフトスキルの両側面から、自由に選書いただきました。
今回のインタビューは、Dotank事業部
プロダクト開発チームのMさんです。
エンジニア歴9年、現在はリードエンジニアとして、アジャイル開発の推進にも携わっている頼れる存在です。
Mさん:
はい。エンジニアとしての活躍がテーマということで、順位付けるのは、すごく難しかったんですよね。
ただ、『カイゼン・ジャーニー』は迷わず一番に選びました。
簡単に説明すると、この本はアジャイルをストーリー仕立てで説明している本です。
エンジニアだけでなく、働き方を学ぶという点では広い職種の方に読んでいただける本だと思います。
実は、非エンジニアの知人に紹介したことがあるくらいなんです。
「自分たちがやっているアジャイルやスクラムは、こういう感じなんだよ。あなたの職場でも、問題解決の糸口が見えるかも。」と、知人にはおすすめしました。
そうですね。主人公がいろんな問題に直面していくのを解決していくストーリー仕立てで読める本です。
読んでいくうちに、アジャイルの考え方が自然と身につけられると思います。
Mさん:
最初から最後まで印象的でした!
強いて言うなら、序盤の「第1部 一人から始める」ですね。
一人でもできることがある。そして、徐々に周りに広げていく。というところが一番印象に残っていますね。
最初から大きいことをしなくてもいいんだ!と知れたのがよかったです。
▲ 『カイゼン・ジャーニー』の目次より作成
Mさん: そうです!
Mさん:
はい。序盤の方に登場する、「タスクマネジメント」です。
「タスクマネジメント」と聞くと、当たり前のことのように思うかもしれませんが、読んだ当時はやっていなかったんですよね。
ひとまず、自分のタスクを「見える化」しようと思って、付箋をデスク横に貼り出すというのを、実際に試しました。
タスクマネジメントとは簡単にいうと、仕事の管理方法のことです。
カイゼンジャーニーでは次のような観点が挙げられています。
Mさん:
効率が上がるというより、自分の作業が整理されている感覚です。
やみくもに思いついた仕事から進めると、やっぱりタスクマネジメントはうまくいかないと感じました。
複数プロジェクトを同時進行でやっていたり、案件外の細かいタスクが溜まると、混乱してしまうんですよね。
やることを書き出すことで、整理されて、仕事がやりやすくなりました。
▲ タスクマネジメントのイメージ図
今ではデジタルツールに移行しましたが、タスクマネジメントの習慣は続けています。
Mさん:
そうなんですよね。
なぜタスクマネジメントせずに仕事していたのか...。
今では考えられないですね。
Mさん:
うーん。私も全部を試したわけではないので、「合わなかった手法」はすぐには思い浮かばないですね。
どちらかというと、この本はアジャイル手法の辞書というより、
最初の勇気をもらう本、みたいなイメージかなと思います。
仕事で問題が起きた時、こういう状況になったら、こんな打破の仕方がある、というヒントをもらえる本といった感じですね。
Mさん: そうですね。本に書かれたすべての手法を試す必要はないと思います。
Mさん: ありがとうございました!
時間の関係で一言コメントになりますが、他のおすすめ本についても簡単にご紹介いただきました。
▲ 書籍のポジショニングマップ
Mさん:使いづらいなと感じるアプリケーションの多くは、「タスク指向のデザイン」によるものだと気づかせてくれる一冊です。ユーザー体験を向上させる「オブジェクト指向」の視点を教えてくれます。
前半ではタスク指向とオブジェクト指向の違いを整理して解説し、後半では実際に手を動かしながらUI設計を体験できるワークが収録されています。UIデザインの基礎を体系的に理解するのに役立ちました。
Mさん:これまでに学んできたコードの書き方や設計に関する基礎知識を総まとめできる本です。
複数の設計書籍で学んだ内容が網羅されている印象で、基礎を一通り学んだあとに読むと
「これまで勉強してきた内容がつながった」と感じられる一冊です。
Mさん: この本は、ソフトウェアテストとは何かを最初に勉強する時に一番入りやすい本だと思います。
他にもテスト関連の書籍は多数ありますが、本書は特に読みやすく、「テストは必要らしいけれど、具体的に何をすればいいのかわからない」という方におすすめできます。
Mさん: 最近読んだ本の中で印象に残った一冊です。
生成AIが身近になった今、その基礎を学ぶ教科書として、おすすめしたい本です。
オライリーの書籍ですが分量は控えめで、途中で挫折しにくい点も魅力です。
これまで感覚的に行っていたプロンプトを背景知識を踏まえて、使いこなせるようになります。
ということで、今回はDotank事業部 プロダクト開発チームのMさんに、
選書の理由やおすすめポイントをじっくり伺いました。
UIデザイン、システム設計、ソフトウェアテスト、プロンプトエンジニアリング、
そしてアジャイルといったバランスの取れた書籍選びが印象的でした。
まさに「エンジニアとして活躍するために必要な学び」が詰まったリストでしたね!
次回は、X-TECH本部 第1エンジニア室のTさんのインタビューをお届け予定です。
お楽しみに!
この記事を書いたメンバー
クラウドソリューション第1チーム 山田