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プログラミングスキル向上のために必要なこと―効率的な勉強方法や資格について解説!

プログラミングスキルを向上させなければならない理由や、プログラミングスキルを効率良く向上させる具体的な方法などについて解説していきます。

プログラミングスキル向上のために必要なこと―効率的な勉強方法や資格について解説!

プログラミングスキルを向上させなければならない理由や、プログラミングスキルを効率良く向上させる具体的な方法などについて解説していきます。

スキルアップ

2020/08/05 UP

エンジニアとして働く際には、スピーディーに作業を進めて生産性をアップさせるためにプログラミングスキルを向上させることがとても大切です。

また、プログラミングスキルは、スピードや品質など、さまざまな場面で重要となってくるスキルといえます。

プログラミングスキルの重要性を正しく理解して、ひとつ上のエンジニアを目指しましょう。

この記事では、プログラミングスキルを向上させなければならない理由や、プログラミングスキルを効率良く向上させる具体的な方法などについて解説していきます。

なぜプログラミングスキルを向上させる必要があるのか

エンジニアにとって、プログラミングスキルは重要なスキルですが、具体的になぜ重要なのかについては、漠然としている人も多いかもしれません。ここでは速度、品質、保守性の3つの観点からプログラミングスキルを向上させるべき理由について解説します。

開発速度の向上

プログラミングスキルが向上することによって、開発の速度も上がっていきます。開発速度が向上すると、より多くのコードに携わることができるので、生産性もアップしていくでしょう。

加えて、エンジニアという職業柄、ひとりが抱える仕事量は多くなる傾向があります。同じ職場に開発速度が速いエンジニアがいると、ほかのメンバーのヘルプに入ることもできるので、より多くの案件に携わるためにも開発速度は向上させていくのが理想です。

品質の向上

作成するアルゴリズムが良くなると、メモリ効率や処理速度などの面でさまざまなメリットがあります。

プログラミングの品質に関しては、現在ではレビューなどで評価や指摘される場合もあります。

しかし、品質の高くないアルゴリズムのまま本番化してしまうと、ボトルネックとなってしまう可能性があるため注意が必要です。

品質を向上させるためには、速度だけでなく、アルゴリズムへの正しい理解が欠かせません。アルゴリズムを学んで思考力を養い、よりスムーズな開発を目指しましょう。

保守性の向上

一般的に「良い」と評価されているソースコードには、保守性が高いという特徴もあります。保守性が高いということは、長期的にメンテナンスをしていく際のコスト低減につながります。

プログラミングの作業をおこなう際、保守や運用のことまで考えながら取り組むためには、高度なスキルと経験が要求されるといえるでしょう。

プログラミングスキルを上げる方法

プログラミングスキルを上げる方法

このように、プログラミングスキルを向上させることで、開発速度だけでなく、プログラムの品質も向上し、長期的なコストも下げられるようになります。

では、プログラミングスキルを向上させるためには、どのような方法で学習するのが効果的なのでしょうか。ここからは、誰でも取り組めるプログラミングスキルを上げるための勉強方法を3つ紹介します。

書く量を増やす

まずは「ソースコードを書く量」に着目してみましょう。ソースコードを書く際、最初のうちは「ゆっくりと丁寧に書く」ということに重点を置いて作業を進めていく人がほとんどです。

しかし初心者の場合は、ある程度雑な仕上がりでも、たくさんソースコードを書いたほうが、結果的に成長のスピードが速くなる可能性があります。

手を動かしてコードを書き、自分の予想と異なる動作をした場合は修正する、というフローを何回も繰り返すことは、書いたプログラムが自分自身にフィードバックを与えてくれることと同じです。

たくさん書いて、たくさんフィードバックをもらい、成長速度を早めると良いでしょう。

アウトプットする

プログラミングスキルを向上させるために勉強をおこなっている場合、インプットばかりの学習になってしまうと、どの程度スキルアップできているのかがわかりにくくなってくる可能性があります。

このような状態に陥るのを防ぐためにも、勉強の進み具合をアウトプットしていきましょう。

アウトプット方法としてはSNSやブログなどもありますが、それ以外に、勉強会やライトニングトークなどに積極的に参加して、自分の成果を発表する機会を設けるという方法も効果的です。

勉強会などでほかの参加者から質問があった場合、その質問に答える必要があります。質問に対して的確に答えるためには、「どういう考えにもとづいて作業をおこなったのか」など、背景も含めて回答するのが理想的ですが、これには自分自身でインプットの内容をしっかり理解している必要があります。

どのような理由で動いているのか、までが理解したうえで、自分の言葉で説明できるようになると、より理解が深まります。

個人開発

業務中は、自分が担当する範囲しかプログラミングをおこないません。しかし、個人開発となると、最初から最後までをすべて自分で作業するようになります。

そのため、自分が担当する範囲の前後のことまで理解できるようになり、設計や運用を意識したプログラミングができるようになります。

例えば、「システムを構築したら仕事は終わり」という認識ではなく、後々の運用を視野に入れて、バッチ化しやすいようにプログラミングをおこなったり、設計書に記載された思想をきちんとくみ取ったうえで作業を進めたりするのは、エンジニアにとってとても大切なスキルです。

なお、アプリの個人開発については、こちらの記事も併せてご確認ください。

資格取得

プログラミングスキルを向上させるために役立つ資格はたくさんあります。こうした資格は、取得のための勉強によって、体系的に学べることが大きなメリットです。

しかし、特定のスキルを体系的に学べる一方で、資格を取得したからといって、実務ですぐに役立たないこともあります。

資格取得を実践的な知識の向上と位置付けるのではなく、ある程度プログラミングできるようになった人が、漠然と開発しているだけでは身につかない知識を手に入れるためのもの、とするのが良いでしょう。

効率良くプログラミングスキルを向上させるには?

プログラミングスキルは重要ですが、習得するまでにはある程度の時間が必要です。

しかし、エンジニアは毎日の仕事量が膨大になることもあるので、効率良く勉強ができるよう工夫することが欠かせません。

ここからは、効率良くプログラミングスキルをアップさせるための方法や考え方について紹介します。

メンターを用意する

プログラミングの勉強を進めていくと、途中でわからない箇所が出てくるということはよくあります。ただし、独学で学習を続けていた場合、不明点をすぐに解決するのはとても難しいことです。

不明点を早い段階で解決したいなら、メンターを用意することをおすすめします。メンターとは、助言者や指導者のことを指しており、勉強を進めていくうえで必要なサポートをしてくれる存在です。

例えば、プログラミングスクールなどを利用して勉強するのであれば、メンター制度を導入しているスクールのほうが、学習の効率や理解度がアップする可能性があります。

また、メンターを用意しておくと、勉強のコツや経験談などを教えてもらうこともできます。メンターには学習状況などの相談もできるので、モチベーションの維持もしやすくなるでしょう。

レビューしてもらう

個人開発の場合でも、上級者にレビューしてもらうというやり方は、スキルアップのためにとても役立ちます。

プログラミングスキルに自信がない人の場合は特に、「自分が開発したものは、どれくらいのレベルなのか」という点においてなかなか自信が持てないということがあるでしょう。

そこでおすすめなのが、ソースコードを公開して、意見をもらうという方法です。プログラミングスキルを独学で身につけようとすると、基礎で挫折することが多いだけでなく、コードレビューをして評価をしてもらう機会も少なくなる傾向にあります。

しかしソースコードを公開することで、運が良ければ、修正コードを提供してもらえたり、バグなどの指摘をもらえる可能性があります。

これらは事実上レビューしてもらえたことと同じであるため、しっかりと内容を理解することでプログラミングスキルの向上につなげられます。

ペアプログラミングをする

チャンスがあれば、ペアプログラミングも実践してみましょう。ペアプログラミングとは1台のパソコンを使って、プログラムを共同で開発する手法のことをいいます。

ペアプログラミングをする場合、「ドライバー」と「ナビゲーター」の二役に分かれて、ペアで作業に取り組みます。作業ではドライバーがコーディング作業をおこない、ナビゲーターは指示役を担当するのが一般的なやり方です。

自身が初心者の場合には、自らがドライバーを担当します。自分よりもスキルが高い上級者にはナビゲーターになってもらい、適切な指示を出すなどサポート役に徹してもらいましょう。

ペアプログラミングは、初心者と上級者がペアを組んで作業を進めていくため、特に初心者のスキルアップに最適です。

上級者にチェックしてもらうと、より良いプログラミングの方法がわかる可能性があるので、ぜひペアプログラミングにもチャレンジしてみましょう。

スキルアップのために効率良く勉強しよう!

スキルアップのために効率良く勉強しよう!

エンジニアとして活躍し続けるためには、プログラミングスキルを向上し続ける必要があります。ただし、エンジニアは普段の仕事量が膨大であるため、学習時間の確保が難しいなどの問題があるのも事実です。

今回解説したプログラミングスキルを上げる勉強方法は比較的簡単に取り組めるものばかりなので、ぜひ取り入れてみましょう。