「FlutterKaigi 2024」に参加してきました。
マルチプラットフォームのアプリが開発できるフレームワークである「Flutter」のカンファレンス「FlutterKaigi 2024」に参加してきました。 日時:2024年11月21日~22日 場所:有明セントラルホール&カンファレンス
マルチプラットフォームのアプリが開発できるフレームワークである「Flutter」のカンファレンス「FlutterKaigi 2024」に参加してきました。 日時:2024年11月21日~22日 場所:有明セントラルホール&カンファレンス
知識・情報
2025/01/10 UP
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こんにちは、パソナでモバイルアプリのマネージャーをしている木下です。
最近では、Flutterを用いたアプリの開発を行っています。
先日、11/21(木)〜22(金)の日程で、有明セントラルホール&カンファレンスにて、
Flutterのカンファレンス「FlutterKaigi」が開催されたので、参加してきました。
FlutterKaigiについて
Flutterは、マルチプラットフォームのアプリが開発できるフレームワークのことで、主にモバイルアプリの開発に使用されています。
その最新技術や情報を共有するためのカンファレンスが「FlutterKaigi」になります。
FlutterKaigiの開催は今年で4回目となりますが、個人的には初参加で楽しみにしていました。
パソナからは、私を含めて4名参加しました。
基調講演
基調講演では、Google社のDart/Flutterチームのマネージャーの方が登壇されました。
英語で、あまり聞き取れませんでしたが、
日本で開発された言語のRubyなどにも触れていただいているのが印象的でした。
セッション
様々なセッションを見させてもらって、とても勉強になりましたが、
リクルートさんのFlutterを使ったAndroid・iOS・Webアプリのリプレースが特に印象に残りました。
Flutterといえば、モバイルアプリの印象が強いですが、最近ではWebアプリやデスクトップアプリにも対応してきているので、
それらが一つのフレームワークで管理し、実際にリプレースを成功させたという事例がとても興味深かったです。
セッションの中でも触れられていましたが、
限られたエンジニアのリソースで、複数のプラットフォームに対応するための方法として、
一つのフレームワークに絞って開発することは、かなり有効な手法だと感じました。
パソナでは、Flutterはまだモバイルアプリの実績しかありませんが、いずれWebアプリの実装などにもチャレンジしてみたいと思います。
感想
同席した各メンバーからも、他社の事例やノウハウを学ぶことができたり、
他社との交流も出来て、とても楽しく勉強することができましたとのことで、参加してよかったと思います。
セッションルームは大盛況といった感じで、座るところはほぼ埋まっていたかと思います。
後に運営の方と会話しましたが、思った以上に参加者が多く、ビックリしたとのことです。
Flutter自体の盛り上がりを肌で感じることができましたし、今後のFlutterのさらなる発展が楽しみです。
なかなか業務だけでは吸収しきれない情報をたくさん得ることができるので、
こういったイベントに参加することはとても大切だと思いますし、今後も継続して参加していきたいですね。
エンジニアインタビュー
同行したメンバーへのインタビューも実施し、以下の3点について答えてもらいました。
・所属しているチームについて
・普段はどんな仕事をしているか
・気になったトピックスはありますか
1人目:
・第1エンジニア室のWEB/AIチームの東京WEBユニットに所属しています。このチームは主にスマートフォンアプリやWebサービスの開発を担当しており、最新の技術を駆使してお客様に最適なソリューションを提供することを目指しています。
チームメンバーは経験豊富なプログラマーだけでなく、新しい技術に挑戦する意欲を持った方も多く、一人ひとりが得意分野を活かしながら全体をサポートする風通しの良い雰囲気が特徴です。
・普段はスマートフォンアプリ開発のリードとして、設計、実装、テスト、リリースまでの全工程を担当しています。
特にFlutterを用いたマルチプラットフォーム対応のアプリ開発に力を入れており、要件定義や技術選定など、プロジェクトの初期段階から積極的に関与しています。
最近では、お客様の独自ブランドやデザインシステムに基づいたカスタマイズの相談を受け、それを実現する方法を提案・実装する機会も増えています。
また、状態管理やアーキテクチャー設計にも力を入れ、プロジェクトごとに最適な技術スタックを選定することで、効率的でスケーラブルな開発を心がけています。
・アーキテクチャー設計の柔軟性について、今回のFlutterKaigiで特に印象に残りました。
プロジェクト規模やお客様の要望に応じて、状態管理や設計方針を柔軟に切り替える重要性を再認識しました。例えば、小規模プロジェクトではRiverpod、大規模プロジェクトではBLoCを採用するなど、適材適所で技術を選択する方法が学べました。
また、FlutterでのMaterial 3設定を活用し、ブランドスタイルやレスポンシブデザインをお客様の具体的なニーズに応じて柔軟に実現するヒントを得ました。特に、アニメーションやカラースキームのカスタマイズが、直感的で分かりやすいUI設計に役立つと感じました。
2人目:
・Web/AIチームの主にモバイルアプリ開発を行っているグループに所属しています。
このグループは、島根、名古屋、東京を拠点にしているメンバーで構成されており、新卒から中途、様々なバックグラウンドを持ったメンバーが所属しています。
技術領域としてはモバイルアプリ開発全般で、Kotlin、Swift、最近はFlutterやReact Nativeといったクロスプラットフォーム開発にも力を入れています。
・普段はモバイルアプリ開発のメンバーとして、Flutterを用いた開発、テストを担当しています。
主にUIの構築やリファクタリング、実機を用いた動作確認などを行っています。
Flutter開発では、技術の進化が非常に速いため、常に最新の情報をキャッチアップしながら業務に取り組んでいます。学んだ知識を現場へ反映させ、新しい技術を積極的に活用することで、より高品質なアプリの開発を目指しています。
・他環境からFlutter環境へのリプレイスをテーマにしたトピックがとても印象に残りました。
技術的負債の解消のみでなく、モダンで効率的な開発フローを実現するための多くの工夫が盛り込まれており、大変興味深かったです。
その中でもAdd-to-Appを用いた段階的リプレイスは、リスクを最小限に抑え、既存資産を活用するといった実用的な手法のため、今後の開発でリプレイスする機会があれば実践してみたいと感じました。
まとめ
今回の記事は参考になりましたでしょうか?
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