WebUI/UXデザイナーの違いとは?それぞれの仕事内容や必要スキル、資格を紹介
UI/UXデザイナーの具体的な違いを紹介します。合わせて、WebのUI/UXデザイナーの仕事内容から年収、必要なスキルや資格、UI/UXデザイナーになる方法も解説する内容になっています。具体的には、次の順番でお話ししていきます。
UI/UXデザイナーの具体的な違いを紹介します。合わせて、WebのUI/UXデザイナーの仕事内容から年収、必要なスキルや資格、UI/UXデザイナーになる方法も解説する内容になっています。具体的には、次の順番でお話ししていきます。
知識・情報
2019/09/13 UP
- Web
- 仕事内容
- キャリアパス
「UI/UXデザイナーの具体的な違いは?」
「WebのUI/UXデザイナーの仕事内容や求められるスキルが知りたい」
このような疑問に答えるべく、UI/UXデザイナーの具体的な違いを紹介します。合わせて、WebのUI/UXデザイナーの仕事内容から年収、必要なスキルや資格、UI/UXデザイナーになる方法も解説する内容になっています。具体的には、次の順番でお話ししていきます。
UIデザイナーとUXデザイナーの違い
WebUI/UXデザイナーの仕事内容と年収
WebUI/UXデザイナーに求められるスキル、資格
WebUI/UXデザイナーになる方法
Web制作に携わるUI/UXデザイナーに興味のあるあなた向けの記事ですので、ぜひご覧ください。
UIデザイナーとUXデザイナーの違いは?
UI/UXデザイナーの違いを説明する前に、UIとUXの違いを解説します。それぞれの違いに基づき、UIデザイナーとUXデザイナーの違いについて解説していきます。
UIとUXの違い
UI(User Interface)は、ユーザーがプロダクトやサービス、システムを利用する上での画面を、見やすく使いやすいものにするための設計とデザインをすること。UX(User Experience)は、プロダクトやサービスなどを通じてユーザーが得られる体験や経験を設計し、デザインすることを表します。
このことから、UIデザイナーは「ユーザーにとって使いやすく、分かりやすいデザインを設計し作る人」、UXデザイナーは「ユーザーの体験そのものをデザインし設計する人」と言えるでしょう。
UIデザイナーとUXデザイナーの違い
UIデザイナーとUXデザイナーの違いは、次のどちらに注力するデザイナーであるかの違いです。
見た目の使いやすさや見やすさ = UIデザイナー
ユーザーの体験価値向上や満足度 = UXデザイナー
UI/UXデザイナーはWeb制作に多く関わるため、「Webデザイナー=UI/UXデザイナー」と混同してしまう人もいますが、厳密には異なります。UI/UXデザイナーの担当は、Web制作だけとは限りません。iOSやAndroidアプリのデザインを担当することもあります。
Web制作を担当するUI/UXデザイナーは、Webデザイナーの中でも、それぞれに特化したスキルを持つデザイナーの肩書きとも言えるでしょう。
以降、Web制作に関わるUI/UXデザイナーを便宜上「WebUI/UXデザイナー」と表記します。
WebUI/UXデザイナーの仕事内容と年収
WebUI/UXデザイナーは、ひとまとめにされることが多いものですが、その仕事内容や年収は大きく異なります。それぞれのデザイナーの仕事内容と年収を見ていきましょう。
WebUIデザイナーの仕事内容と年収
UIデザイナーは「見た目の良さ」よりも「ユーザーの使い勝手」に着目してデザインを行います。見た目がカッコいい、かわいいといったデザインではなく、どうしたらユーザーが回遊しやすいか、ユーザーの目的とする情報へアクセスしやすくなるか、といった点に着目するのです。
商品を分かりやすく説明するための図の作成や、見やすいサイトカラーリング、最適な文字の大きさなどのデザインを行います。
具体的には、次のような仕事を担当します。
Webデザイン
画面デザイン
画像制作
また、求人ボックス内の求人データによれば、UIデザイナーの平均年収は526万円です。(2019/09/05時点)
WebUXデザイナーの仕事内容と年収
UXデザイナーは、一般的なデザイナー職とは異なります。売上達成を含めた、Web制作の全体を通しての仕事を行います。UXデザインは「ユーザーの体験」をデザインするものですが、UIを無視したデザインはできません。優れたUXデザインは、優れたUIデザインの上に成り立つと言えるでしょう。
しかし、優れたUIデザインだけでは優れたUXデザインは成り立ちません。そのため、UXデザイナーはユーザーの意見や業界動向の分析、サイトの解析などを行いながらWeb制作における全体的な設計をデザインします。
具体的には、次のような仕事を担当します。
ABテスト
SEO施策
マーケティング
工数管理
サイト解析
また、求人ボックス内の求人データによれば、UXデザイナーの平均年収は574万円です。(2019/09/05時点)
WebUI/UXデザイナーに必要なスキル、資格
UIデザインとUXデザインは、切っても切り離せないものです。そのため、UI/UXデザイナーに求められるスキルは、ほとんど同じと考えて良いでしょう。UI/UXデザイナーに必要なスキルと合わせて、資格についても解説していきます。
WebUI/UXデザイナーに必要なスキル
WebUI/UXデザイナーに求められるスキルとしては、次のものが挙げられます。
デザインに関する基本知識(エルゴノミクス)
HTML/CSS/JavaScriptのコーディングスキル
Photoshop/Sketch/Iustratorを扱うスキル
マーケティングスキル
SEOの知識、実務経験
行動心理学・人間工学の知識
UIデザイナーとUXデザイナーは、分けられることもありますが、現在ではUI/UXをセットとして考えることが多いものです。そのため、Web制作における実務スキルと、マーケティングや行動心理学・人間工学(エルゴノミクス)などに関する知見が求められます。
WebUI/UXデザイナーに必要な資格
WebUI/UXデザイナーになるために必須となる資格はありません。しかし、資格はあなたのスキルを視覚化するための手段の一つです。資格を取得しておけば知識が身につき、就職や転職時に有利になり得ます。
WebUI/UXデザイナーが取得するべき資格としては、次のものが挙げられます。
Adobe認定エキスパート(ACE)
ウェブデザイン技能検定
人間中心設計(HCD)専門家資格認定制度
ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格
Photoshopを始めとするAdobe製品は、デザイン業界においてデファクトスタンダードです。スキルを証明するために有効な資格と言えるでしょう。ウェブデザイン技能検定は、Webデザインに関する資格としては唯一の国家資格となっています。Web制作に関わるデザイナーとしては、取得しておきたい資格です。
また、UI/UXデザインを実現するためには、人間中心設計やユニバーサルデザインといった考え方は抑えておくべきと言えるでしょう。
WebUI/UXデザイナーになる方法
WebUI/UXデザイナーになるためには、どのような手段を用いれば良いのでしょうか。ここでは、WebUI/UXデザイナーになるための3つの方法を紹介します。
UI/UXデザイナーの求人に応募する
UI/UXデザイナーの求人に応募することが最も手っ取り早いと言えます。未経験でもUI/UXデザイナーになることは可能です。しかし、多くの場合、未経験で採用されるケースは20代までかもしれません。
経験・未経験に関わらず、求人に応募する際には、ポートフォリオの用意が必須です。ポートフォリオは、あなたのスキルを可視化したもので、何ができるのか、をアピールする手段となります。
ポートフォリオはビジュアルだけでなく、最終的にゴールとなるデザインに至るまでの「プロセス」を明記することが大切です。
Webデザイナーやその他IT業界からの転職
Webデザイナーからキャリアアップするケースや、その他のIT業界からキャリアチェンジするケースが考えられます。Webデザイナーからのキャリアアップであれば、今までの業務経験と知識に加えて、UI/UXに関する知見を身につけることでUI/UXデザイナーへの道が拓けるでしょう。
また、システム開発者やコンサルタントから、UI/UXデザイナーへとキャリアチェンジした事例もあります。システム開発者やコンサルタントとしてのマーケティングやマネジメントの経験は、UXデザイナーに求められるスキルとの関係性が高いものです。そのため、このようなキャリアチェンジのケースも見受けられます。
UI/UXデザインを学べるスクールに通う
UI/UXデザインを学べるスクールに通うことも一つの手です。スクールでは体系的に知識を身につけることができ、専門の講師によるサポートを受けられます。さらに、就職・転職活動をサポートしてくれるスクールもあり、ポートフォリオの作成サポートまで行うスクールは多いものです。
UI/UXデザインが学べるスクールは、オフラインとオンラインから選べます。あなたの状況に合わせてスクールを選択しましょう。
まとめ
UI/UXデザイナーは、ひとまとめに記載されることが多く、具体的な違いが分からず混同してしまう人も多いものです。しかし、それぞれのデザイナーは仕事内容も、目的とするデザインも異なります。UI/UXデザイナーはWeb業界だけでなく、さまざまな業界で注目されている職業です。
IoTやAIの発達により、さらに需要が高くなることが予想される職業ですので、あなたもUI/UXデザイナーを目指してみてはいかがでしょうか。