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Webエンジニアとは?仕事内容・将来性・必要資格やスキルを解説

この記事では、Webエンジニアの仕事内容や、必要なスキル・資格について解説します。Webエンジニアの将来性にも触れていくので、ぜひ最後までご覧ください。

Webエンジニアとは?仕事内容・将来性・必要資格やスキルを解説

この記事では、Webエンジニアの仕事内容や、必要なスキル・資格について解説します。Webエンジニアの将来性にも触れていくので、ぜひ最後までご覧ください。

キャリア

2022/04/17 UP

Web サイトでの情報発信やネットショッピングなど、Webサービスは私たちの生活に欠かせないものとなりました。Webサービスの発展・普及にともない、Webに関する専門知識を活かして働く「Webエンジニア」が注目を集めています。

Web開発に特化したエンジニアであるWebエンジニアですが、実際にどのような仕事をしているのかよく知らないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Webエンジニアの仕事内容や、必要なスキル・資格について解説します。Webエンジニアの将来性にも触れていくので、ぜひ最後までご覧ください。

Webエンジニアとは?

Webエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーション、モバイルアプリケーションなどのシステム設計・開発を行なうエンジニアの総称です。

Webエンジニアのなかでも、業務範囲によってフロントエンドエンジニア、バックエンド(サーバサイド)エンジニアなどに分かれています。おもに使用するプログラミング言語は、PHPRubyPythonJavaScriptJavaなどです。

Webサービスを活用した生活が当然のものとなった昨今、Webエンジニアが担う社会的な役割も大きくなっているといえるでしょう。

Webエンジニアの仕事内容

Webエンジニアの仕事内容

Webエンジニアのおもな仕事は、Webシステムやアプリケーション開発におけるプログラミングやコーディングです。多くの場合、仕様書に沿ってシステムの構築を行ないます。

仕様書はクライアントから提供されることもありますが、Webエンジニアがクライアントにヒアリングして仕様書を作成するケースもあります。実際に開発を進めるなかで、仕様書の内容を変更・改善すべきとなった場合に、クライアントに対して提案をするのもWebエンジニアの仕事です。

また、Webエンジニアの仕事はシステムの開発だけではありません。サービスをリリースしたあとの運用・保守も、Webエンジニアの大切な業務です。常にシステムの運用に問題がないかを監視し、より快適にサービスを利用できるよう日々改善を図っていきます。

Webエンジニアの種類

Webエンジニアは、担当する仕事領域によって「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア」「インフラエンジニア」に分類されます。それぞれの担当業務について、詳しくみていきましょう。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、Webコンテンツやモバイルアプリケーションで表示される、ユーザーが操作するフロント部分の開発がおもな仕事です。WebデザイナーがWebページのレイアウト・デザインを担当し、その部分のコーディングをフロントエンドエンジニアが行ないます。

プログラミングでは、HTML、CSS、JavaScript、TypeScriptなどの言語を使用します。また、プログラミングのスキルのほか、Webページをユーザーにとって使いやすく魅力的に仕上げるためのデザインスキルも必要です。

フロントエンドエンジニアについては、こちらの記事も併せてご確認ください。
フロントエンドエンジニアとは?求められるスキルや仕事内容も紹介!

バックエンドエンジニア(サーバサイドエンジニア)

バックエンドエンジニア(サーバサイドエンジニア)は、ユーザーの目に触れない、サーバー側で動作するデータの処理・保存などの開発を担当します。

例えば、ユーザー認証、ECサイトの商品検索や決済処理、ユーザー認証などの開発も、バックエンドエンジニア(サーバサイドエンジニア)が担っています。

プログラミング言語は、PHP、Java、Python、Ruby、C#、C言語、C++、Goをおもに使用します。

バックエンドエンジニア(サーバサイドエンジニア)は、Webサービスに欠かせない重要な部分の開発を担当するエンジニアです。フロントエンド・バックエンド両方の知識を有しているWebエンジニアも多く、幅広く知識を習得することでさまざまなシーンで活躍することができます。

バックエンドエンジニア(サーバサイドエンジニア)については、こちらの記事も併せてご確認ください。
バックエンドエンジニアとは?必要なスキルや、なるためのポイントを紹介

サーバサイドエンジニアとは?仕事内容と就職に役立つ内容を解説

インフラエンジニア

ITインフラの整備はWebコンテンツでも重要で、Webサービスを安定して稼働させるために欠かすことができません。こうしたネットワークやサーバーといった、ITインフラの運用・保守を担当するエンジニアをインフラエンジニアと呼びます。

多くの場合、ITインフラの設計・構築は専任のインフラエンジニアが担当しますが、Webコンテンツで使用するサーバーなどの設計・構築をWebエンジニアが担当する場合もあります。

インフラエンジニアについては、こちらの記事も併せてご確認ください。
インフラエンジニアとは?仕事内容から取得するべき資格までわかりやすく紹介!

Webエンジニアの将来性

Webエンジニアの将来性

近年さまざまなWebサービスが登場し、人々の生活にもWebサービスは欠かせないものとなりました。Webエンジニアを求める企業は多く、今後も高い需要が見込まれています。

WebエンジニアはIT業界だけではなく、さまざまな業種で求められている仕事です。自社サービスの開発のほか、企業が外注したシステム開発・保守に携わるなど、業務の幅も広がっています。

IT業界自体の市場も拡大しています。業種の垣根を超え、今後もWebエンジニアの活躍の場は広がっていくことでしょう。

Webエンジニアに求められるスキル

Webエンジニアは業務範囲が広く、フロントエンド・バックエンド、ITインフラ、情報セキュリティなど多くの知識・スキルが問われます。

Webエンジニアが現場で求められるスキルについて、詳しくみていきましょう。

データベースの知識

データベースに関する知識・スキルは、Webアプリケーションの情報管理をするうえで欠かすことができません。

Webエンジニアはデータベースの基礎知識だけではなく、Oracle、SQL Serverなどにも精通していることが求められます。また、コーディングスキルも必須といえるでしょう。

セキュリティに関するスキル

Webアプリケーションを公開するうえで、個人情報の漏洩、ウイルス感染、ハッキングなどのサイバー攻撃への対策は欠かすことができません。

一度でも情報漏洩などの事故が起きてしまうと、企業の社会的信用も大きく損なわれてしまいます。サイバー攻撃は日々進化していくため、Webエンジニアもセキュリティに関するスキルを常に向上させていく必要があります。

LAMP環境のスキル

LAMP環境とは、Web業界で重要度の高い4種類のオープンソースを指す言葉です。Linux、Apache、MySQL、PHPの頭文字を取りLAMPと呼んでいます。

特にWordPressなどのWebサイト制作の現場では、WebエンジニアはLAMP環境を基礎にサイトの構築を行なうことが多くあります。バックエンドシステムの構築・サーバー運用をするうえで、LAMPは必須のスキルといえるでしょう。

一方、Webサイト制作以外の現場ではPHP以外の言語を使う場合も多くあります。また、WindowsサーバーやOracle系のデータベースなども使用することもあります。そのため、LAMPをベースに、現場の環境に合わせてOS、サーバー、データベース、言語の選択肢を広げていくとよいでしょう。

Webエンジニアに役立つ資格

Webエンジニアになるための必須資格というものはありません。しかし資格を取得しておくことで、自身のスキルを客観的に証明することができ、転職活動で有利になることもあります。

ここでは、Webエンジニアとして活躍するために役立つ資格を紹介します。

ITパスポート

ITパスポートとは、ITに関する基礎知識を有していることを証明できる国家試験です。

AI、ビッグデータ、IoTなどの最新技術に関する知識や、アジャイルなどの新しい手法に関するIT知識のほか、マーケティングやプロジェクトマネジメントなど幅広い知識が問われます。

ITパスポートは社会人だけではなく、学生も受験することが可能な人気資格です。IT業界で働く場合は、職種を問わず取得しておきたい資格の一つといえるでしょう。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、高度なIT人材となるために必要な基本的知識・技能、実践的な活用能力を有していることを証明する国家試験です。特別な受験資格はないため、ITエンジニアとして働いたことがない方も受験することができます。

ITの基礎から応用まで幅広く出題されるため、試験勉強をとおしてITに関する知識を深めることができるというメリットもあります。

ITエンジニアとしての基礎を身に付けたいという方にもおすすめの資格です。

PHP技術者認定試験

PHP技術者認定機構が運営する、PHPの知識・スキルを有していることを認定する試験です。

試験は、PHP7技術者認定初級試験、PHP5技術者認定初級試験、PHP5技術者認定上級・準上級試験、PHP5技術者認定ウィザードの4種類あります。

最も難易度が低いのはPHP7技術者認定初級試験で、PHPプログラミングの基本知識が問われます。

最高難易度のPHP5技術者認定ウィザード以外は、特別な受験資格はありません。試験は全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンターにて、ほぼ一年中実施されています。

Webエンジニアは需要の高い将来性のある仕事!

Webサイトでの情報収集・情報発信、買い物などが一般的に行なわれるようになり、私たちの生活にWebサービスは欠かせないものとなりました。

Webエンジニアは、Webサービスを支える重要な仕事です。フロントエンド、バックエンド(サーバサイド)、インフラなど、さまざまな分野の専門性を高めることで、より多くのシーンで活躍することができるでしょう。

Webシステムの導入は、いまやIT企業だけにとどまらず、業種・業界を問わず進められています。今後もWebエンジニアを必要とする現場は増えていくことでしょう。

IT業界の市場自体も拡大しており、Webエンジニアの需要も高まっています。Webエンジニアは非常に将来性のある仕事といえるでしょう。