エンジニアのキャリアアップとは?キャリアパス例や転職で考えるべきポイントを解説
エンジニアのキャリアパス例や転職で考えるべきポイントを解説します。
エンジニアのキャリアパス例や転職で考えるべきポイントを解説します。
キャリア
2019/11/29 UP
- キャリアパス
- 働き方
「エンジニアのキャリアパスの例を知りたい」
「エンジニアとしてキャリアップするための方法が知りたい」
「キャリアアップ転職をするときのポイントとは?」
ここでは、エンジニアのキャリアパス例や転職で考えるべきポイントを解説します。IT技術の発達によりエンジニアのキャリアパスは多様化しているので、ぜひ、納得できるキャリアパスを選択してください。
エンジニアのキャリアパスは多様化している
エンジニアのキャリアパスは、以前のキャリアパスと比べると多様化しています。ここでは、エンジニアのキャリアパスについて、従来との違いと併せて解説していきます。
従来のキャリアパスは選択肢が多くなかった
エンジニアのキャリアパスは、従来は選択肢が多くありませんでした。プログラマーからスタートし、システムエンジニア、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーになっていくコースが一般的となっていました。
プログラマーとして下流工程の知識と経験を積んだうえで、次にシステムエンジニアとして上流工程に携わります。システムエンジニアとして十分な経験を積んだのちに、管理職であるプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーになるという流れです。
IT技術の発展によりキャリアパスが多様化
ところが近年では、エンジニアのキャリアパスが多様化しました。その理由は、AIやIoT、ビッグデータ、クラウドなどの先端IT技術が発展し、エンジニアの職種が増えたからです。
プログラマーやシステムエンジニアとして経験を積んだのちに、ITスペシャリストやフルスタックエンジニア、フリーランスエンジニアになるなど、多種多様な職種へのキャリアパスが実現しています。
また、先端IT人材となる、AIエンジニアやデータサイエンティスト、クラウドエンジニアなどへのキャリアパスもあります。先端IT人材については、『これからのエンジニアの価値とは?市場価値を高める考え方と職種を解説』で詳しく解説していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
エンジニアのキャリアパス例
エンジニアのキャリアパス例として、ここではいくつかの職種についてご紹介します。
ITスペシャリスト
ITスペシャリストとは、ITスキル標準(ITSS)が定める6つの分野のいずれかにおいて、情報処理技術者試験に合格することにより「レベル3以上」と判定された人のことです。
1.システム管理
2.セキュリティ
3.データベース
4.アプリケーション共通基盤
5.ネットワーク
6.プラットフォーム
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーとは、ITシステム開発において、プロジェクト全体の進行状況を管理し、品質や納期、および予算などについて責任を持つ人のことです。プロジェクトマネージャーへのキャリアパスに興味がある人は、こちらの記事をご覧ください。
『【PM向き】プロジェクトマネジメントに必要なスキル・資質』
ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、顧客のビジネスや経営に関わるコンサルテーションを、ITを切り口に提供する人のことです。システムエンジニアと比較して、よりビジネス目線でコンサルテーションを行うことが特徴です。
フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアとは、企業のITシステム開発を、システム設計からプログラミングまでのすべての工程について一人で行える人のことです。別名マルチエンジニアとも呼ばれ、ベンチャー企業などで多く採用されます。
AIエンジニア
AIエンジニアとは、AI(人工知能)に関するエンジニアのことです。AIを開発するプログラミング分野と、AIが学習・構築したデータの解析を行うアナリティクス分野の、2分野に大きく分かれます。AIエンジニアに興味がある人は、こちらの記事をご覧ください。
『人工知能(AI)の種類・仕組みとは?組み込みAIエンジニアになる方法』
データサイエンティスト
データサイエンティストとは、ビッグデータなど大量のデータから、必要な情報を収集あるいは抽出する人のことです。また、データを解析したあとには、ビジネスについての施策立案も行います。データサイエンティストについて興味がある人は、こちらの記事をご覧ください。
『データサイエンティストとは?仕事内容や必要なスキルを解説』
クラウドエンジニア
クラウドエンジニアとは、クラウド上のシステムを設計および構築し、さらには運用していく人のことです。クラウドエンジニアについて興味がある人は、こちらの記事をご覧ください。
エンジニアとしてキャリアアップするには
エンジニアとしてキャリアアップするためには、ただ日々の業務をこなすだけでは足りません。キャリアアップできるに足りる、知識やスキルを身に付けることが必要です。ここでは、キャリアアップをするための考え方、および方法をご紹介します。
最初にキャリアプランを立てる
キャリアアップするために最初に必要なのが、キャリアプランを立てることです。目指すべきキャリアを決め、その目標を達成するための計画を立てます。
進むべき道は、将来的に自分がやりたいと思うこと、および市場動向から定めます。また、目指すべきキャリアは、現時点での自分のスキル、実績、年齢、あるいはIT業界の市場動向などを考慮して決めましょう。
キャリアプランを元に新たな知識、スキルを身に付ける
目指すべきキャリアを定め、そのための計画を立てたら、次に、目標を達成するために必要な知識やスキルを身に付けます。目指すべきキャリアによっては、書籍やWebサイトなどから情報収集する必要もあるでしょう。
パソナテックでは、キャリアアップのための無料セミナーや研修を随時開催しています。セミナーや研修の内容にあなたが目指すべきキャリアがあったら、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
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コミュニティに参加する
キャリアアップのために必要となる、新たな知識やスキルを身に付けるためには、コミュニティに参加することも有効です。コミュニティに参加することにより、最新の情報を手に入れることができます。
また、コミュニティには、あなたと同じように、エンジニアとしてキャリアアップしたいと考えている人も多くいます。コミュニティに参加することにより、そのような人たちと互いに刺激し合うことも可能です。
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キャリアアップ転職をする
十分な知識やスキルが身に付いた時点で、キャリアアップ転職をします。エンジニアは、転職することによりキャリアアップを図る例は多いです。あなたの目指すべきキャリアに合わせ、キャリアアップの手段として転職することも考慮に入れておきましょう。
キャリアアップ転職で考えておくべきポイント
転職をすることでキャリアアップを考えるエンジニアは多くいます。ここでは、キャリアアップ転職をするにあたって、考えておくべきポイントについて解説します。
転職先企業で理想のキャリアップができるか
キャリアアップ転職をするにあたってまず考えるべきは、転職先企業で理想のキャリアアップができるかどうかです。
キャリアップ転職の目的は、あなたが理想とするキャリアアップをすることです。転職先企業の情報をしっかりと収集し、あなたの理想通りのキャリアアップができるのかどうかを、十分に確認しておきましょう。
大手IT企業であれば、従来から王道とされる「PG→SE→PL→PM」のキャリアアップが多くなります。また、ベンチャー企業なら、フルスタックエンジニアなどのキャリアパスもあります。
年齢によってアピールすべきポイントを分ける
アピールすべきポイントを年齢によって変えていくことも必要です。あなたを採用することで、転職先の企業にとってどのようなメリットがあるのかを、明確に説明できなければなりません。
20代であれば「今後のキャリアプランを考えて」でも良いでしょう。しかし、30代なら「即戦力」であること、40代なら「マネジメント経験」があることが求められるようになるでしょう。
まとめ
近年では、さまざまなIT技術が発展してきたことにより、エンジニアのキャリアパスは多様化しています。必ずしも、プロジェクトマネージャーなどの管理職を目指す必要はありません。
あなたが理想とするキャリアアップをするためには、目指すべきキャリアを決めたうえで、しっかりと計画を立て、知識やスキルを身に付けていくことが重要です。
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