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エンジニアになるには?未経験から目指す方法・おすすめ言語を解説

この記事では、未経験でもITエンジニアになれる理由や、エンジニアを目指す方法について具体的に解説します。

エンジニアになるには?未経験から目指す方法・おすすめ言語を解説

この記事では、未経験でもITエンジニアになれる理由や、エンジニアを目指す方法について具体的に解説します。

キャリア

2023/07/10 UP

ビジネスにIT技術を導入する企業が増えており、ITエンジニアの需要は年々高まっています。

こうした時勢を読み、未経験からITエンジニアを目指している方もいるのではないでしょうか。しかし、未経験からITエンジニアを目指してはみたものの、「何から始めれば良いのかわからない」「未経験でもエンジニアになれるか不安」と感じている方もいるでしょう。

そこでこの記事では、未経験でもITエンジニアになれる理由や、エンジニアを目指す方法について具体的に解説します。

ITエンジニアに共通して要求されるスキルや、おすすめのプログラミング言語、IT知識の勉強方法についても触れていくので、未経験からITエンジニアを目指している方はぜひ最後までお読みください。

IT未経験でもエンジニアになれる理由

ITエンジニアは専門知識が要求される仕事ですが、未経験からエンジニアとして就職し、現場で活躍している方も大勢います。なぜ未経験からでもITエンジニアになれるのか、その理由は大きく3つです。

・IT人材が不足しているため

・スキル重視の傾向にあるため

・プログラミング学習の教材が充実しているため

一つずつ詳しく見ていきましょう。

IT人材が不足しているため

ITシステムはさまざまな場面で導入されており、ITエンジニアのニーズも高まっています。しかし、IT業界は慢性的な人材不足の状態が続いており、需要に対して人材の供給が追いついていないのが現状です。

エンジニアを確保するために未経験者を採用し、社内で人材育成を行なう企業も増えています。そのような背景から、未経験であってもITエンジニアになれるチャンスは十分あるといえるのです。

スキル重視の傾向にあるため

ITエンジニアは、学歴や資格よりもスキルが重要視される傾向があります。未経験からプログラミングを学習し、ITエンジニアになる方も少なくありません。

実力があれば若手でも評価する企業は多く、向上心のある方なら、未経験入社でもITエンジニアとして活躍していけるでしょう。

プログラミング学習の教材が充実しているため

ITエンジニアにとって、プログラミングは必須スキルです。

現在はプログラミングの学習教材が豊富で、未経験の方もプログラミングを習得しやすい環境が整っています。

教材には、インターネット教材、専門スクール、参考書、動画などさまざまな種類があるため、自分が覚えやすいと思うものを選択するとよいでしょう。

未経験からエンジニアになるための4ステップ

未経験からエンジニアになるための4ステップ クリックして拡大

未経験からエンジニアになるための4つのステップについて解説します。

・1.目指すエンジニアの種類を決める

・2.学習するプログラミング言語を決める

・3.学習方法を決める

・4.ポートフォリオを作成する

【ステップ1】目指すエンジニアの種類を決める

最初に、どのITエンジニア職種を目指すのかを決めましょう。

ITエンジニアには、プログラマーやシステムエンジニアなど、さまざまな種類があります。まずはITエンジニアの職種や仕事内容について、しっかり理解を深めていくとが大切です。

未経験の場合、いきなり高い専門性が要求されるエンジニアになることは難しいでしょう。そのような場合は、将来的にそのキャリアを実現できるよう、必要な経験を積めるエンジニア職種を目指すのがおすすめです。

【ステップ2】学習するプログラミング言語を決める

目指す職種が決まったら、次は勉強するプログラミング言語を選びます。

プログラミングは、多くのエンジニア職種で必要となるスキルです。特に未経験からエンジニアを目指す際は、プログラミングの基礎が身についていることで、比較的スムーズに業務を遂行できるようになります。

勉強するプログラミング言語は、開発対象となるシステムや、なりたいエンジニアの種類に合わせて選ぶとよいでしょう。

【ステップ3】学習方法を決める

プログラミング言語を勉強する方法を決め、学習を進めていきます。

インターネット教材、専門スクール、参考書など、プログラミングは学習教材が豊富です。「理解しやすい」「モチベーションが維持できる」などの視点から、自分に合った教材を選びましょう。

教材はたくさん用意するのではなく、使いやすいものを繰り返して知識をしっかり定着させるのがおすすめです。

なお参考書や教材などを元にやるだけでなく、小さなものでもいいので、自分なりに作っていくことをおすすめします。実際に使うようなものを想定して開発してみることで、学習スピードが上がるだけでなく、ステップ4のポートフォリオとしても使え一石二鳥です。

また作ったものを公開してフィードバックをもらうなどすることで、モチベーション維持にも役立ちます。

【ステップ4】ポートフォリオを作成する

プログラミングの学習が進んだら、転職に向けてポートフォリオを作成しましょう。

ポートフォリオとは、自分の実績やスキルをまとめた作品集です。未経験からエンジニアを目指す場合、ポートフォリオは必須ではありませんが、意欲をアピールするのに役立つツールのため作成するのがおすすめです。

プログラミングの学習を通して学んだことや、専門スクールで作成したものがあれば、ポートフォリオにしっかり記載しておきましょう。また、ステップ3で作ったものがあればそれも乗せましょう。ステップ3で作ったものはソースコードなどもそのままポートフォリオとして使える場合があります。Githubなどに載せて公開しておくのもおすすめします。

なお、ポートフォリオの作り方について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
【なくてもOK?】エンジニアのポートフォリオ その必要性と作り方について解説

エンジニア職種の3つの分類

エンジニア職種の3つの分類

ITエンジニアは担当する業務や専門分野によって、多種多様な職種が存在します。そしてそれらの職種は、おもに「開発系エンジニア」「インフラ系エンジニア」「その他のエンジニア」に分類できます。

ここでは、エンジニア職種の3つの分類について見ていきましょう。

開発系エンジニア

開発系エンジニアとは、IT製品やサービスが動作するのに必要なシステムの設計・開発を担当するエンジニアです。

【開発系エンジニアの職種例】

・システムエンジニア

・プログラマー

・Webエンジニア

・アプリケーションエンジニア

インフラ系エンジニア

インフラ系エンジニアとは、サーバーやネットワークなどのITインフラの構築や運用・保守をおもに担当するエンジニアです。

【インフラ系エンジニアの職種例】

・ネットワークエンジニア

・サーバーエンジニア

・データベースエンジニア

・セキュリティエンジニア

・クラウドエンジニア

その他のエンジニア

上記以外にも、さまざまなエンジニア職種が存在します。

【その他のエンジニアの職種例】

・プロジェクトマネージャー:開発の上流工程を担当

・社内SE・テクニカルサポート:ユーザーやクライアントのサポートを担当

・セールスエンジニア:営業現場で活躍するエンジニア

・データサイエンティスト:ビッグデータの活用で需要増

ITエンジニアの職種について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
ITエンジニア15種類を一覧で一挙紹介!

エンジニアに共通して求められるスキル・能力

エンジニアに共通して求められるスキル・能力

ITエンジニアは職種ごとに専門性が異なりますが、どの職種にも共通して必要とされるスキルもあります。それは以下の3つです。

・プログラミングスキル

・コミュニケーションスキル

・マネジメントスキル

以下では、それぞれについて詳しく解説します。

プログラミングスキル

ITエンジニアにとって、プログラミングは必須ともいえる重要なスキルです。

直接プログラミングを行なわない職種でも、設計やスケジュール管理などを適切に行なうため、どのように開発が行なわれるのかを理解する必要があります。

未経験からエンジニアを目指す場合は、まずプログラミングの学習から始めましょう。

コミュニケーションスキル

ITエンジニアに対して、一人で黙々と作業するイメージを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、開発プロジェクトはチームを組んで進めるため、コミュニケーション能力に優れていることも非常に重要です。

人間関係を円滑にするスキルに加え、クライアントへの提案力や説明力なども求められます。

マネジメントスキル

ITエンジニアの仕事には必ず納期が存在します。開発プロジェクトを成功させるには、コストやスケジュール、メンバーの適切なマネジメントが欠かせません。

開発中は予定通りに作業が進まないことも珍しくありません。イレギュラーが発生した際も、人員調整やスケジュール調整などを柔軟に対応できる人材は重宝されます。

未経験からエンジニアを目指す方におすすめのプログラミング言語

未経験からITエンジニアを目指す場合は、担当したい業務に合わせて言語を選ぶのがおすすめです。

例えば、PythonはAI開発などで需要が増えており、プログラミングを覚えることで転職時にも武器になります。また、HTML、CSSなどは比較的覚えやすく、初心者向けの言語といえるでしょう。

以下は、業務とそれに関連する言語の一例です。

・Webサイトのデザイン:HTML、CSS

・ブラウザ上での動きを表現:JavaScript

・Webアプリ開発、サイトの裏側の処理:Ruby、PHP

・AI開発、ディープラーニング:Python

・業務システム開発:Java

プログラミング言語の種類について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
【難易度順】プログラミング言語を一覧で一挙紹介!
エンジニアに人気のプログラミング言語を特徴とあわせて一挙紹介!

エンジニアになるための勉強のコツ

エンジニアになるための勉強のコツ

プログラミングの学習では、インプットとアウトプットを繰り返すことが大切です。参考書にあるコードを完璧に暗記するのではなく、実際にコードを記述していきましょう。手を動かすことで知識が定着し、自分の理解度も把握できます。

ある程度プログラミングの学習が進んだら、動くものを作成してみましょう。学習スピードが上がるだけでなく、ポートフォリオとしても活用できます。

初心者の場合は、簡単なものでも作成に時間がかかるものです。うまく動かなかったとしても、焦らずに原因を一つずつ調べていきましょう。じっくり取り組むことで忍耐力や自己解決能力も養えます。

未経験からエンジニアになるにはプログラミングの学習がおすすめ

IT人材不足に対応するため、社内で人材育成に取り組む企業も増えています。未経験からITエンジニアになり、現在第一線で活躍している方も少なくありません。

未経験からITエンジニアを目指す場合は、まず目指すエンジニアの種類を決め、プログラミング言語の習得からスタートするのがおすすめです。プログラミングはどのエンジニア職種にも共通して要求されるスキルであり、プログラミングを覚えておくことで入社後の研修もスムーズにこなせるでしょう。

転職を成功させるには、ポートフォリオを作成してスキルと熱意をアピールすることも重要です。プログラミングの学習を通して作ったものがあれば、ぜひ記載しておきましょう。

プログラミングは独学でも習得できますが、独学はモチベーションの維持が難しく、挫折してしまうケースも珍しくありません。自主学習に苦手意識のある方は、専門スクールやオンライン講座の利用も検討するとよいでしょう。

パソナでは、経験や学歴を問わず、やる気のある方を対象に「インフラエンジニアの研修型就業サポート」を提供しています。未経験からITエンジニアを目指す方は、ぜひ当サポートを活用してください。

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