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二児の母として子育てに励みながら、注目が高まっているRPAエンジニアとなった田中さん。彼女のこれまでとこれからのキャリアを伺いました。
二児の母として子育てに励みながら、注目が高まっているRPAエンジニアとなった田中さん。彼女のこれまでとこれからのキャリアを伺いました。
キャリア
2018/12/06 UP
結婚や出産など、ライフイベントの訪れを機にキャリアチェンジを考える人も多いでしょう。
今や働きながら子育てを行うご家庭も多い中、さらに未経験の領域にチャレンジをするという思いきった決断をされたママさんエンジニアがいます。
なぜそのような決断をされたのか、その中でどのようなことを感じ、今後のキャリアを描いているのか…一つひとつ、伺っていきたいと思います。
田中深恵さん
東京の専門学校を卒業後、派遣社員として長年勤務。その後キャリアチェンジのため、職業能力開発センター赤羽校 Web設計科でHTML/CSS、JavaScriptやJava、PHP、データベースアクセスなど幅広く習得。Web設計科修了後はRPA開発者を目指し、パソナテックへ入社。
夫と7歳(小学1年生)と3歳(保育園)の娘をもつ二児の母。
現在はUiPathというツールを使ったRPAの開発者として大手企業で働いています。
業務改善のための定型業務の自動化をしていて、ユーザーへのヒアリングから開発、テスト、リリースまで一連の作業が担当です。
自分が作り上げたものが感謝されたりして、とてもやりがいのある仕事です。
もともと、以前はPMOとして開発者の方と仕事をしていました。
その際、一緒に働いていた開発者の中に女性の方もいて、憧れの気持ちもあって。
今まで未経験だった開発者へのキャリアチェンジのきっかけは40歳になる手前。
最後のチャレンジ、という気持ちと、あとは子供に頑張っているところを見てもらいたいと思って、キャリアチェンジを決めました。
RPA領域には、入校した職業能力開発センターの先生に説明を受け興味を持ちました。
本当は最初、Webデザインやプログラマーの職を探していたのですが、未経験かつ子供がいて残業しづらいとなると、プログラマー職はなかなか決まりませんでした。
そんな中、RPAの仕事は比較的残業も少なかったこともあり、そこからRPA開発者の仕事を探してみたところ、一番研修内容が充実していると感じたのがパソナテックでした。
時間の有効活用をするようになりました…というと聞こえは良いですが、家事を手抜きするようになりました。笑
完璧にしようとすればするほど、子供たちとの距離が離れるような気がして完璧なお母さんは諦めました。
部屋は片付けてもすぐ散らかり、「片付けなさいっ!」と怒ってばかりいた時期は「鬼ママ」と上の娘に呼ばれ、まだ小さい下の娘までその言い方の真似をするようになって衝撃を受けた記憶があります。
それで子供たちが私に何を求めているのか考えるようになりました。綺麗に整頓された部屋も、栄養バランスの考えられたご飯も、私の自己満足の部分が大きかったように思います。
子供たちが求めるものは、私の膝に座ってゆっくり話すことだったり、ぎゅっと抱きしめて貰うことだったり、もっと単純なことでした。
それに気づいてからは限られた時間で、何を優先するべきかを考えて行動するようになりました。
仕事では、就業時間中にできるだけたくさん知識を吸収できるよう、積極的な姿勢を心がけています。
今の仕事はとても楽しいので、つい帰りの電車や家でも仕事のことを考えてしまいますが、仕事と家庭での切り替えは意識していますね。
自宅に帰り、夕ご飯を食べて、お風呂に入って、パジャマを着させるまでは慌ただしいのですが、寝る前に絵本を読み聞かせをしたり、スキンシップをして子供たちと向き合う時間を作っています。
子供たちをどれだけ大切に想っているかは言葉に出して伝えるようにしていますし、感情にでてしまうような時は正直に話すようにしています。
仕事で疲れ、どうしても笑顔になれなかった時、開き直って「ママ、もうだめだ。笑顔がでない。面白いギャグでママを笑わせて!」と子供たちに正直に話したこともありました。
説明もなくイライラしているのは子供たちも不安だと思うので、正直に伝えるべき時は伝えるようにしています。
私はたくさんの人に迷惑を掛けて、たくさんの人に助けて貰って、RPA開発者になる事が出来ました。
開発者としての実務経験がなかった私を受け入れて、成長できる環境を整えてくださった現在の職場の方々にも大変感謝をしています。
RPA開発者として続ける事が私を助けてくださった方への恩返しになると考えています。
キャリアアップを考えると上を見ればきりがなくて、勉強をもっとしたいと焦る気持ちはありますが、今は子供たちとの時間を確保する事を優先にしたいと考えています。
仕事に対しては欲張らず、就業時間内でゆっくりでも着実に技術を習得して一人前のRPA開発者になる事が、私のプランです。
そして一人前になったら、現在の職場で私がして頂いているように親身になって後輩にUiPathの開発スキルを伝えていけたらなと思います。