SE(システムエンジニア)のやりがい・大変なことは?SEを目指すなら適性があるか知っておこう
「システムエンジニアの仕事のやりがいとは?」 「システムエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴を知りたい」このような疑問に答えるべく、システムエンジニアのやりがいから、大変なこと、適性について解説します。
「システムエンジニアの仕事のやりがいとは?」 「システムエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴を知りたい」このような疑問に答えるべく、システムエンジニアのやりがいから、大変なこと、適性について解説します。
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2019/09/27 UP
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「システムエンジニアの仕事のやりがいとは?」
「システムエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴を知りたい」
このような疑問に答えるべく、システムエンジニアのやりがいから、大変なこと、適性について解説します。具体的には次の順番でお話ししていきます。
システムエンジニアのやりがい7選
システムエンジニアの大変なこととは?
システムエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴
これからシステムエンジニアを目指そうと考えているあなたに向けた記事ですので、ぜひご覧ください。
SE(システムエンジニア)のやりがい7選
システムエンジニアは、どんなことにやりがいを感じていると思いますか?
全員が同じやりがいを感じているわけではありませんが、多くのシステムエンジニアがやりがいを感じている7つの項目について紹介します。
給料は高い傾向にある
システムエンジニアの給料は、日本人の平均年収と比べて高い傾向にあります。
厚生労働省の「平成30年賃金構造基本統計調査」と国税庁の「平成29年分民間給与実態統計調査結果」を元に、比較してみましょう。
システムエンジニアの平均年収:551万円
日本人の平均年収:432万円
システムエンジニアの平均年収は、会社規模が10人以上のデータを参照しています。日本人の平均年収よりも100万円以上高く、やりがいを感じる要素となっています。
クリエイティブな面がある
システムエンジニアの仕事は、クライアントの要望をITシステムとして実現させることです。クライアントの抽象的な依頼を解釈し、具体的に形として納品しなければなりません。クライアントから情報を引き出し、設計して実装する、という一連の流れは、クリエイティブであると言えるでしょう。クライアントが望むITシステムを作ることに、やりがいを感じるシステムエンジニアは多いものです。
コミュニケーション能力が高まる
エンジニアというと一人で黙々と作業をしている、というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、システムエンジニアはクライアントをはじめ、プロジェクトメンバーとの密なコミュニケーションが欠かせません。
クライアントの要望を感じ取る力、プロジェクトメンバーへの指示やスケジュールの調整など、コミュニケーション能力が高められる機会が多い職業です。コミュニケーション能力は、ビジネスマンとして必要不可欠の能力です。
コミュニケーション能力を高め、ビジネスマンとしての質を上げることをやりがいとしているシステムエンジニアもいます。
クライアントとの信頼関係
クライアントとの信頼関係を構築することを、やりがいとするシステムエンジニアもいます。クライアントもさまざまで、ときには厳しいクライアントに出会うことも。しかし、クライアントが望むシステムを納品できた際には、クライアントからの評価が上がり、あなたを信頼してくれるようになります。
「また一緒に仕事をしましょう」といった言葉を頂ければ、クライアントとの信頼関係が築けたと言えますね。クライアントとの信頼関係を築くことも、やりがいの一つになります。
社会に貢献できる
システムエンジニアのクライアントには、さまざまな業種のクライアントが存在します。電力会社や銀行、官公庁といったクライアントのシステムを担当することも多いものです。
そのようなクライアントの望むシステムを開発することは、まわりまわって社会貢献に繋がります。電力・ガス・水道といったインフラをイメージすると分かりやすいでしょう。
新規システムの導入や既存システムの刷新など、社会的なインフラを影で支え、イノベーションを生み出すことは、システムエンジニアのやりがいの一つです。
達成感を味わえる
システムエンジニアが携わるシステムは、規模が大きいものが多いものです。そのため、あなた一人で仕事をすることはなく、大勢のプロジェクトメンバーと仕事をすることとなります。「クライアントの望むシステムを作る」という目標のもと、プロジェクトメンバーが一丸となって仕事に取り組みます。ときには思い通りに進まずに、躓くこともあるでしょう。
しかし、全員で力を合わせて障害を乗り越え、システムを完成させたときには、大きな達成感を味わうことができます。
成長を実感できる
IT業界は日進月歩の世界であり、システムエンジニアも日々成長を求められます。システム開発のプロジェクトは規模が大きいものが多いため、最短でも3ヶ月、1年〜2年がかりのプロジェクトが多いものです。
プロジェクトを達成するごとに、あなた自身もシステムエンジニアとしての成長を実感することができるでしょう。成長を実感できるということも、システムエンジニアのやりがいと言えます。
SE(システムエンジニア)の大変なこととは?
システムエンジニアの仕事内容は、広範囲に渡ります。そのため、大変だと感じることは多いものです。
具体的にシステムエンジニアがどんなことを大変だと感じているのか、いくつか紹介します。
納期に追われる
システムエンジニアの仕事は、クライアントからの依頼ありきです。そのため、場合によってはスケジュールが厳しいこともあります。また、システム開発は予定通りに進むことはあまり多くありません。なぜなら、設計の段階で想定していたことが、実際に実装してみるとうまく動かなかった、ということがあるからです。
一度決めた納期は、基本的にずらすことができません。そのため、納期が近づくと業務が重なり大変になる場合があります。
残業や休日出勤が発生する
納期が近づくと業務が重なることもあり、残業しなければ納期までに間に合わなくなる場合があります。
また、システムエンジニアの仕事は、新たなシステム開発だけでなく、納品したシステムのサポートも含まれています。納品したシステムで不具合やバグが発生すると、休日に出勤して対応しなければなりません。
残業に関しては波があり、常に残業が多いわけではありません。また、休日に出勤した場合は、代わりに平日に休みをもらうことが一般的です。
とはいえ、突発的な休日出勤や残業は、システムエンジニアとして大変だと感じる要素の一つとなっています。全てのシステムエンジニアに該当するわけではなく、所属する会社の方針や、業種、業務形態によっても変わってきます。
チームの人間関係
システムエンジニアは、システムの要件定義や設計などが主な業務内容です。実際のシステム構築などは、プロジェクトメンバーに任せることもあります。システムエンジニアは立場上、クライアントとプロジェクトメンバーの間に挟まれるような形になります。
そのため、クライアントの要求を取り入れながら、プロジェクトメンバーの意見との調整が求められることも。そのことが大変だと思う要因の一つとなっていると言えますが、その分、プロジェクトが成功した際には、大きな達成感を得られるものです。
SE(システムエンジニア)に向いている人・向いていない人の特徴
あなたはこれからシステムエンジニアになりたい、と考えていることでしょう。システムエンジニアは魅力的な職業ですが、あなたに適性があるかどうかは知っておくべきです。なぜなら、システムエンジニアを含めたエンジニアは、適性によって生産性に差が生じる、ということが科学的に証明されているからです。また、ミスマッチによる退職するケースも多く見られます。
まずは、あなた自身に適性があるかどうか、システムエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴を参考に確認してみましょう。
SEに向いている人の特徴
システムエンジニアに向いている人の特徴としては、次のものが挙げられます。
ITに興味がある
好奇心旺盛
変化に対応できる
論理的思考力がある
コミュニケーション能力がある
IT業界の技術進歩は著しいものです。数年で技術は過去のものとなるため、常に新しい技術を追い続けるためのITへの興味と知的好奇心が求められます。あわせて、技術の流行り廃り・業種の違いなどによる変化に対応するための柔軟な対応力が必要です。
ITシステムを構築するためには、論理的思考力が欠かせません。「AはBである。BはCである。だからAはCである」といったような、論理的に物事を思考する力が求められます。
システムエンジニアは、クライアントやプロジェクトメンバーと密なコミュニケーションが必要です。「人たらし」と言われるまでのコミュニケーション能力は必要ありませんが、大勢の人たちと一緒に、円滑なプロジェクト進行を行えるだけのコミュニケーション能力が求められます。
SEに向いていない人の特徴
システムエンジニアに向いていない人の特徴としては、次のものが挙げられます。
一点集中型
受け身の人
真面目すぎる、思い詰めやすい
几帳面すぎる
システムエンジニアの業務は多岐にわたります。一つのことしかできない、一つのことを極めたい、という人は、システムエンジニアには向いていないと言えるでしょう。また、受け身で言われたことしかできないようであれば、システムエンジニアは務まりません。
真面目すぎる人・思い詰めやすい人は、構築したシステムに障害が起きたときに、ひどく落ち込んでしまう可能性があります。「自分のせいで周りに迷惑を掛けてしまった」と必要以上に考え込んでしまいがちです。
几帳面であること自体は、悪いことではありません。システム開発は、細かい部分にまで気を配る必要があるからです。しかし、システムエンジニアは細かい部分だけでなく、プロジェクトの全体的な方針を打ち立てて進めることを求められる場合もあります。
ときには、未解決の問題を抱えながらもプロジェクトを推進しなければならない場合もあり、几帳面すぎて問題が解決するまでは次に進めない、というように立ち止まってしまうような人は向いていないと言えます。
まとめ
システムエンジニアの仕事は、システム開発の上流工程を担当することが多いものです。クライアントとの折衝やプロジェクトメンバーとの調整など、大変なことは多いものですが、その分やりがいも多い職業です。
システムエンジニアは適性があります。あなたが向いているかどうかは、しっかりと確認しておいたほうが良いでしょう。あなたに適性があるのであれば、システムエンジニアは非常に魅力的な職業となりますよ。パソナテックでは、システムエンジニアの案件を数多く掲載しています。あなたも、システムエンジニアとして多くのやりがいを感じてみませんか?