Webエンジニアはきつい仕事?向いている人の特徴や将来性とは
この記事では、Webエンジニアの仕事内容や、仕事がきついと言われる理由について解説します。また、Webエンジニアに向いている人の特徴、仕事の将来性についても触れていくので、Webエンジニアの仕事に興味のある方はぜひ参考にしてください。
この記事では、Webエンジニアの仕事内容や、仕事がきついと言われる理由について解説します。また、Webエンジニアに向いている人の特徴、仕事の将来性についても触れていくので、Webエンジニアの仕事に興味のある方はぜひ参考にしてください。
キャリア
2022/05/06 UP
- キャリアパス
- 仕事内容
- 働き方
昨今、日常的にWebサイトやWebアプリケーションが活用されるようになりました。Webサービスは生活を便利にするために欠かせないものとなり、Webサービスの開発に乗り出す企業も年々増えています。
Webサービスの普及にともない、Webシステム構築に特化した「Webエンジニア」の存在が注目を集めています。
しかし、Webエンジニアを求める企業が増えている一方で「Webエンジニアの仕事はきつい」という声も上がっています。
この記事では、Webエンジニアの仕事内容や、仕事がきついと言われる理由について解説します。また、Webエンジニアに向いている人の特徴、仕事の将来性についても触れていくので、Webエンジニアの仕事に興味のある方はぜひ参考にしてください。
Webエンジニアはきつい?その仕事内容とは
Webエンジニアは、Webシステム・アプリケーションなどの設計・構築・運用・保守に特化したエンジニアの総称です。
Webエンジニアの仕事は大きく「フロントエンド」と「バックエンド(サーバーサイド)」に分類され、それぞれの業務を担当するエンジニアを「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア(サーバーサイドエンジニア)」と呼びます。
フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーが作成したWebデザインの実装などを行ないます。おもにユーザーから見える、ブラウザ側の開発を中心に担当します。
バックエンドエンジニアは、ユーザーから直接見えにくい、OS・サーバー・データベースなどを管理するシステムの開発を担います。Webシステム開発において、より専門性の高い知識・スキルが求められる仕事です。
近年、企業のWebシステム導入や、Web商材の増加により、Webエンジニアの需要は伸び続けています。新しい技術も次々登場する分野のため、情報収集も大切な仕事の一つといえるでしょう。
なお、Webエンジニアについては、こちらの記事も併せてご確認ください。
Webエンジニアとは?仕事内容・将来性・必要資格やスキルを解説
Webエンジニアがきついと言われる理由
Webエンジニアを求める企業が増えている一方で、「Webエンジニアの仕事はきつい」と感じる人もいるようです。なぜ「きつい」と感じるのか、その理由についてみていきましょう。
理由1|残業が続くことがある
Webエンジニアをはじめ、エンジニアの仕事には多くの場合納期が存在します。そのため納期の前後は業務が立て込み、残業が発生する場合もあります。
もしWebシステムに不具合があると、クライアントの事業運営に支障をきたす恐れもあります。そのため、システムにトラブルが発生した場合は迅速な原因究明と復旧作業が求められるため、残業して対応にあたることも少なくありません。
残業をする生活が続いた場合、心身ともに「きつい」と感じてしまう可能性があります。
理由2|時間に追われることが多い
Webエンジニアは、決められたスケジュールに沿って遅延しないよう開発を進める必要があります。そのため時間に追われることも多い仕事です。
WebシステムやWebアプリケーションの開発では、一部で「アジャイル開発」というスピーディーな開発手法がとられています。アジャイル開発では、突然の仕様変更などに対応する必要性も生じるため、柔軟な対応力も求められます。
理由3|職場によっては激務の場合がある
Webエンジニアは、職場によっては残業が多かったり休日出勤が必要となるケースもあります。特に繁忙期は業務量も増加し、納期に追われることも増えることが予想されます。
また、バグ発生時の対応が続いた場合などは、心身ともに負担が大きく「仕事がつらい」と感じてしまうかもしれません。
理由4|業務が属人化しやすい
Webエンジニアをはじめ、IT業界全体でエンジニアが不足しており、個人の担当する業務範囲が広い傾向にあります。
ほかのエンジニアがフォローできない業務が発生した場合、特定のエンジニアに負担が集中してしまうことが考えられます。その業務が分かる人間が不在の場合や、自分に業務が集中した場合などは、仕事がスムーズに進まず負担に感じる可能性があります。
理由5|クライアント先に常駐する可能性がある
Webエンジニアは、クライアント先に常駐して業務を行なうケースもあります。そのため常駐先の環境が自分に合うかどうかが、仕事のモチベーションを左右する可能性があります。
なかなか常駐先に馴染めない場合は、仕事自体をストレスに感じることもあるでしょう。
Webエンジニアに向いている人の特徴
このように、Webエンジニアは業務状況や職場環境によって「きつい」「つらい」と感じる人もいますが、一方で仕事にやりがいを感じ、キャリアアップに意欲的なエンジニアも存在します。
Webエンジニアに向いている人の特徴についてみていきましょう。
論理的思考ができる
Webシステムの開発では、開発内容について筋道を立てて考える必要があります。そのためWebエンジニアには、論理的思考(ロジカルシンキング)ができることが求められます。システムに不具合が生じた場合も、問題点とそれに対する改善策を順序立てて説明しなくてはなりません。
また、クライアントを相手に提案や説明を行なう際は、専門性の高い内容をわかりやすく、認識に誤差が生じないよう伝える必要もあります。
集中力がある
Webエンジニアの業務は、プログラミングの段階では長時間コーディングを行なうことも少なくありません。効率よく処理をするコードを考え、正しく入力できているかなど、細部まで集中して作業を進める必要があります。
集中して作業に取り組むのが得意な方は、Webエンジニアに向いているといえるでしょう。
臨機応変に対応できる
開発中に、急な仕様変更や不具合対応など、イレギュラーな業務が発生することもあります。もし予定外の事態が起きた場合も、焦らず臨機応変に対応することが求められます。
クライアント先に常駐する場合は、クライアントの職場環境に適応できる柔軟性も重要となります。
新しい知識・スキルの習得が苦にならない
日々新しい技術が開発される分野のため、Webエンジニアには最新スキルや技術を日々学び続けることが求められます。常にアンテナを張っておくことや、最新トレンドについて敏感であることも大切な素養といえます。
変化の激しい仕事のため、新しい技術・スキルを習得し、それを実践できるようにしておくことも重要です。
Webエンジニアの将来性
さまざまなWebサービスが登場しており、Webエンジニアの需要も年々高まっています。しかしIT業界全体でエンジニアは不足しており、Webエンジニアも人材不足の状態が続いています
Webエンジニアには幅広い知識が必要な仕事です。そのため人材を育成するにも時間がかかり、なかなか人材不足を解消するに至っていないのが現状です。
Webエンジニアは市場価値が高く、将来性のある仕事といえるでしょう。
新しい技術が次々に登場し、変化の激しい仕事のため、常に最新技術を身に付けておくよう努力することが求められます。
Webエンジニアには柔軟な対応力・論理的思考力が求められる
Webサービスの活用は広く浸透し、Webエンジニアを求める企業も年々増回しています。
Webエンジニアには、突発的なトラブルや急な仕様変更などがあっても、焦らず迅速に処理できる、柔軟な対応力が求められます。そのため「自分のペースで働きたい」「時間に追われるのが苦手」という方は、業務が「きつい」と感じてしまうかもしれません。
Webエンジニアは変化の大きな仕事です。第一線で活躍するためには、常に新しい技術を身に付けることが重要となります。「集中力を活かしたい」「クライアントや社会に貢献する仕事がしたい」という方は、Webエンジニアに向いているといえるでしょう。