インフラエンジニアの将来性と求められるスキルについて解説!
インフラエンジニアの将来性について、今後も需要がある仕事なのかを解説していきます。また、インフラエンジニアとしてキャリアアップしていくために求められるスキルや、インフラエンジニアのキャリアパスについても紹介します。
インフラエンジニアの将来性について、今後も需要がある仕事なのかを解説していきます。また、インフラエンジニアとしてキャリアアップしていくために求められるスキルや、インフラエンジニアのキャリアパスについても紹介します。
キャリア
2021/11/10 UP
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ネットワークやサーバーなどのITインフラを整備することに特化したエンジニアを「インフラエンジニア」とよびます。
IT業界では日々新しい技術の開発が進んでいますが、インフラエンジニアは今後も需要のある仕事なのでしょうか。
この記事では、インフラエンジニアの将来性について、今後も需要がある仕事なのかを解説していきます。また、インフラエンジニアとしてキャリアアップしていくために求められるスキルや、インフラエンジニアのキャリアパスについても紹介します。
インフラエンジニアの将来性は?
インフラエンジニアは今後も需要がある仕事なのでしょうか?インフラエンジニアの現在需要と、今後の需要見込みについてみていきましょう。
インフラエンジニアの需要は高まっている
インフラエンジニアのおもな仕事は、ネットワークやサーバー、データベースなどのIT基盤を設計・構築・運用することです。
現在、多くの企業がネットワークを活用して事業を運営しています。また一般にもネットワークを活用したサービスが普及しており、ネットワーク環境は私たちの生活に欠かせないものとなっています。
日本ではIT人材自体が不足している状態が続いており、インフラエンジニアも慢性的な人材不足に陥っています。
インフラエンジニアになるには、インフラ構築に必要な専門知識を広く習得する必要があり、人材の供給が追い付いていません。
そのため、今後もインフラエンジニアの需要は高い状態が続くと考えられています。
なお、インフラエンジニアの仕事について、詳しく知りたい方は『未経験からインフラエンジニアになるために知っておきたいこと』もご覧ください。
インフラエンジニアの今後の需要
インフラエンジニアは、今後も引き続き高い需要が見込める仕事です。しかしインフラエンジニアに求められるスキルは変化していく可能性があります。
近年は、構築スピードの速い「クラウド」が普及してきています。そのためインフラエンジニアもクラウドに関するスキル・知識を習得していることが重要視されるようになっていくと考えられます。
また、テクノロジーの進化にともない、サイバー攻撃も日々複雑化してきています。インフラの知識だけではなく、情報セキュリティに関する高度なスキルを有している人材は、今後ますます重宝されるでしょう。
インフラエンジニアがキャリアアップするために必要なスキルとは?
インフラエンジニアとしてキャリアを積んでいくために必要なスキルとは、どのようなものなのでしょうか。将来の仕事の幅を広げていくためにも、以下のスキルは習得しておくとよいでしょう。
クラウドサービスの活用スキル
近年、サーバーの運用がオンプレミスからクラウドへと移行しつつあります。そのため今後クラウド分野のスキル・知識はますます重要となることが予想されます。
クラウドに関する知識は、資格取得のための学習を通して身に付けることがおすすめです。
クラウド関連の代表的な資格には、AWS認定試験(Amazon)、GCP認定試験(Google)、Azure認定試験(Microsoft)などがあります。
仮想化技術
ITインフラを構築する際に活用する、「仮想化」技術を身に付けるのもおすすめです。
近年は「Docker」をはじめとするコンテナ型の仮想化技術が注目されています。コンテナ型の仮想化技術は、比較的運用が手軽であるというメリットがあります。
情報セキュリティ技術
ITインフラの設計では、情報セキュリティに関する知識も非常に重要視されます。
インフラ構築にクラウドサービスを利用するケースでは、基本的にサービスを提供する企業でセキュリティ対策が取られています。
しかしユーザー企業側でも「利用するサービスが自社のセキュリティ基準を満たしているか」といった判断をする場合があり、またセキュリティ対策もユーザー企業側で行なうこともあります。
IT技術が進歩すれば、それに対抗するようにサイバー攻撃も複雑化していきます。セキュリティに関する高度な専門知識を有する人材は、インフラエンジニアのみならず、さまざまなシーンで活躍していくことができるでしょう。
事業・プロジェクトのマネジメントスキル
開発スキルも大切ですが、事業やプロジェクトのマネジメントスキルが身に付いている人材も非常に重宝されます。
提案力やメンバー管理能力のほかにコミュニケーションスキルも重要となり、ビジネスに関する知識に加え、論理的に説明するスキルなども求められます。
マネジメントスキルを磨くことで、開発現場以外にも活躍シーンを広げることができるでしょう。
インフラエンジニアの将来 - キャリアパスについて
ITエンジニアは、経験を活かしてキャリアチェンジするケースが多くあります。インフラエンジニアとして経験を積んだ先には、どのようなキャリアパスがあるのでしょうか。
プロジェクトマネージャー
開発メンバーから、プロジェクト全体の管理職(プロジェクトマネージャー)となる道もあります。
プロジェクトマネージャーとなるには、インフラに関する知識だけではなく、サーバーやデータベースなど、インフラ開発に関わる専門知識を幅広く習得する必要があります。
また開発現場全体を管理する仕事のため、タスク管理能力はもちろんのこと、メンバーと信頼関係を築いて業務が円滑に進むようにしなくてはなりません。
ITに関する広い知識、実務経験、マネジメントスキルのいずれも重要となる仕事といえるでしょう。
スペシャリスト
インフラエンジニアとして経験を積みながら、特定分野に特化したスペシャリストを目指すことも可能です。
スペシャリストはマネジメントスキルよりも技術力が重要視されるのが特徴といえます。
将来フリーランスとして独立したり、専門技術を活かしてより好条件の企業へ転職したりといった道を検討している方は、専門性を高めてスペシャリストを目指していくのもよいでしょう。
コンサルタント
企業の課題解決に向けた提案をすることに特化していきたい場合は、コンサルタントを目指すこともできます。
課題の把握・解決手法の提案のためには、ITの最新技術や社会情勢についても精通していることが求められます。インフラエンジニアとして身に付けたスキルのほかに、常に新しい情報をキャッチしていく姿勢が大切です。
また企業の経営陣に対して提案をすることもあるため、高いコミュニケーションスキルと、論理的な説明力も重要となります。
インフラエンジニアは将来も高い需要が見込める仕事!
近年、ネットワーク環境を活用したビジネスが発展・普及しており、今後もインフラエンジニアを求める声は高まっていくことが予想されます。
インフラエンジニアとしてキャリアを積んでいくことのほかに、エンジニア経験を活かしてさまざまなキャリアを選択していくことも可能です。
ITインフラに関する知識はもちろんのこと、これから活躍の場を広げていくためには、クラウドやセキュリティのスキル・知識も習得しておくとよいでしょう。