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Webエンジニアに活かせる資格8選!求められる能力や役割とは

この記事では、Webエンジニアにおすすめの資格や、取得した資格を活かせる具体的な職種について解説します。Webエンジニアを目指している方は、ぜひ参考にしてください。

Webエンジニアに活かせる資格8選!求められる能力や役割とは

この記事では、Webエンジニアにおすすめの資格や、取得した資格を活かせる具体的な職種について解説します。Webエンジニアを目指している方は、ぜひ参考にしてください。

スキルアップ

2022/04/17 UP

ITの普及により、Webコンテンツやアプリなどを総合的に扱う「Webエンジニア」の需要は高まっています。Webエンジニアの業務は多岐にわたるため、どのような能力で企業に貢献できるのかを示せなければなりません。

企業から求められる能力を具体的に示すためには、客観的な証明を可能にする資格の取得が有効です。取得した資格の種類によって、どのような分野に長けているのかをアピールできるでしょう。

この記事では、Webエンジニアにおすすめの資格や、取得した資格を活かせる具体的な職種について解説します。Webエンジニアを目指している方は、ぜひ参考にしてください。

Webエンジニアにおける資格取得の重要性とは

現場での能力が求められるWebエンジニアにとって、取得必須の資格はありません。しかし、資格を持っていない場合、自身の能力を客観的に示すことが難しく、業務に対する貢献度をアピールできない可能性が考えられるでしょう。

資格を取得することで、網羅的かつ正しい知識を習得した指標となるため、一定レベルの知識やスキルの証明に役立ちます。また、資格取得を目指す勉強法は、体系的に学べて理解を深めやすく、専門性の高い分野でも幅広く習得することが可能です。

資格が役立つ場面として、就職活動や転職時、プロジェクトへのアサイン時などが挙げられます。エンジニアの業務内容はプロジェクトや担当分野によって異なるため、採用側は業務に適した人材を選ばなければなりません。資格を取得していることで、理解を深めている分野を明確に伝えられるため、採用される可能性を高められるでしょう。

近年、IT時代を迎えたことで、Webエンジニアの需要は高まっています。一方で、ローコードノーコードによる開発ツールの登場が、Webエンジニアの需要縮小につながる可能性も否定できません。

必要とされるWebエンジニアでいるためには、要望以上の品質を実現できる企画や開発など、一歩先を行く能力が求められます。他のエンジニアとの差別化を図るうえでも、あらゆる能力を身に付けられる資格の取得は有効といえるでしょう。

Webエンジニアの仕事に活かせる資格8選

Webエンジニアの仕事に活かせる資格8選

ITに関連する資格は種類が豊富なため、取得すべき資格について迷ってしまう可能性があります。ここでは、Webエンジニアを目指す人向けの資格を紹介しますので、試験の概要や特徴を理解し、自身が取得するべき資格について理解を深めましょう。

HTML5プロフェッショナル認定試験

特定非営利活動法人LPI-Japan(エルピーアイジャパン)主催のHTML5プロフェッショナル認定試験は、最新のマークアップ言語について問われる試験です。試験は「Level.1」と「Level.2」の2つに区分されています。

Level.1の試験は、マルチデバイスに対応したWebコンテンツの制作について、基礎的な能力が問われる内容です。Level.2の試験では、システム間の連携や動的Webコンテンツなどに関する能力が問われます。

日々変化するWeb業界での対応力を維持するため、認定には5年の有効期限が設けられていることに注意しましょう。なお、Level.2の認定を受けるためには、有効期限内のLevel.1認定が必要です。

PHP技術者認定試験

一般社団法人PHP技術者認定機構によるPHP技術者認定試験では、PHPプログラミングに関する能力が問われます。実施されているPHP関連の試験は以下のとおりです。

・PHP7技術者認定初級試験(ITSS レベル1)

・PHP5技術者認定初級試験(ITSS レベル1)

・PHP8技術者認定上級/準上級試験(ITSS レベル3/2)

・PHP5技術者認定上級/準上級試験(ITSS レベル3/2)

・PHP技術者認定ウィザード

初級レベルの試験では、PHPプログラミングに関する基礎的な知識、上級レベルの試験では実用的なプログラミングのテクニックなどが問われます。認定ウィザードは、論文またはコードを提出して審査を受ける上位者向けの認定です。なお、上級試験で得点が5割以上7割未満だった場合は、準上級試験の合格者として認定されます。

PHP技術者認定試験について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
PHP資格試験の種類・難易度とは?効果的な勉強法と資格を取得するメリット

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、IPA(独立法人情報処理推進機構)「情報処理技術者試験」に区分されている国家資格です。受

IT技術の幅広い習得が可能であり、IT関連の事業に携わる多くの企業が取得を推奨している資格です。Webエンジニアだけでなく、あらゆる分野のエンジニアにおすすめの資格といえるでしょう。

パソナテックでは、資格の取得を目指す人向けの対策トレーニングを実施しています。効率的な学習の参考としてご活用ください。
「基本情報技術者試験」対策サービスについて

Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は、Rubyアソシエーションが運営する認定試験です。資格を取得することで、Rubyをベースとしたシステム開発における基礎知識、応用力などの証明に役立ちます。

試験は「Silver」と「Gold」の2つに区分されており、Goldを取得するためにはSilverの認定を受けていなければなりません。Silverでは文法知識や標準ライブラリなどの基礎知識、GoldではSilverをさらに掘り下げた知識やプログラム設計技術などが出題されます。

RubyはWebサービスやゲーム、スマートフォン向けアプリなど、幅広く利用されている言語です。活用される領域は今後も拡大すると予想されるため、需要はより一層高まるでしょう。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、IPA(独立法人情報処理推進機構)が実施する国家資格で、基本情報技術者試験の上位資格にあたります。技術面だけでなく、管理や経営など、幅広い能力の習得と証明が可能です。

IPAの試験は専門分野や対象者、レベルなどによって細分されています。そのため、自身の能力レベルについて確認したいという場合にも役立つでしょう。また、どの試験からでも受験可能なため、上級試験を目指す際に段階を踏む必要はありません。

パソナテックでは、応用情報技術者試験の対策トレーニングを提供しています。資格取得を検討している方は、こちらをご覧ください。
「応用情報技術者試験」対策トレーニング

Oracle Certified Java Programmer

Oracle Certified Java Programmerは、Javaの正規ベンダーであるオラクル社主催の認定資格です。認定を受けることで、汎用性の高いJavaに関する知識や技能の証明に役立ちます。

グレードによって資格区分されているため、自身の知識レベルに適した試験を選ぶとよいでしょう。グレードの種類は、Java初学者向けの「Bronze」、実践的な能力が試される「Silver」、仕様設計や実装など上級者向けの「Gold」の3つです。

なお、Goldを受験する際は、Silverの認定を受けていることが前提条件となっています。

Javaについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
【入門】Javaとは?言語の特徴やプログラミングの流れをわかりやすく解説!
Java入門 - JDKやEclipseからサンプルコード実行まで解説

ITパスポート

ITパスポートは、IPA(独立法人情報処理推進機構)が実施する国家資格です。資格を取得することで、ITに関連する総合的な基礎知識の習得を証明できます。ITパスポートは情報技術に携わる社会人全員を対象とした試験のため、非エンジニアにも有効な資格といえるでしょう。

資格の取得を目指すことで、業務で利用する情報機器やシステムの把握、活用、業務遂行に必要な基礎知識など、IT分野で求められる知識などを幅広く身に付けられます。

Javaプログラミング能力認定試験

Javaプログラミング能力認定試験は、サーティファイ情報処理能力認定委員会による認定試験です。資格の取得により、Javaに関する基礎知識やプログラムにおける実践的な作成能力について試されます。

試験は「3級」「2級」「1級」の3段階に区分されており、受験資格は特段設けられていません。そのため、IT経験が浅くても挑戦しやすく、あらゆる分野のエンジニアにおすすめの試験といえるでしょう。それぞれに求められる知識レベルは以下のとおりです。

・3級:簡単なプログラムが書ける

・2級:小規模なプログラムが適切に書ける

・1級:仕様変更や仕様追加に対応できるレベルの実技試験

パソナテックでは、キャリア形成に役立つスキルアップメニューを用意しています。Javaを習得したい人向けのオンライントレーニングも提供していますので、対策にご活用ください。
スキルアップメニュー

Webエンジニア向けの資格を活かせる職種とは

Webエンジニア向けの資格を活かせる職種とは

Webエンジニアの業務は幅広く、担当領域によって呼び名の異なる職種に分類されることをご存じでしょうか。ここでは、Webエンジニアの代表的な職種や、それぞれの職種を目指す際に役立つ資格を解説します。

フロントエンドエンジニア

フロントエンジニアの仕事内容は、プログラム言語を利用したフロントエンド(ユーザーが目にする部分)の設計や開発です。Webデザイナーが作成したレイアウトをもとに、ユーザーにとって快適な階層構造や使用感、見た目に仕上げる技能が求められます。

フロントエンドエンジニアを目指す際には、HTML5プロフェッショナル認定試験やRuby技術者認定試験などがおすすめです。基本的なコーディングだけでなく、プログラミング設計やUI/UXなど、幅広い知識やスキルの習得を実現するでしょう。

フロントエンドエンジニアについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
フロントエンドエンジニアとは?求められるスキルや仕事内容も紹介!

バックエンドエンジニア

ユーザーから見えない部分(バックエンド)の設計や開発はバックエンドエンジニアの仕事です。ECサイトの決済処理やユーザー認証など、適切な動作が求められるサーバーサイドのシステムやデータベース、プログラムの開発を行ないます。

サーバー経由によるバックエンドの内部処理がなければ、Webコンテンツは成立しません。そのため、バックエンドに関する知識やスキルを強化し、要望に応えられる能力を示す必要があるでしょう。

バックエンドエンジニアとして活躍するためには、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験、Oracle Certified Java Programmer、PHP技術者認定試験などがおすすめです。

バックエンドエンジニアについての詳しい内容は、こちらをご覧ください。
バックエンドエンジニアとは?必要なスキルや、なるためのポイントを紹介

インフラエンジニア

インフラエンジニアはITシステムに不可欠なITインフラの設計や構築、運用などを担当します。ITインフラに関連する業務は多岐にわたり、担当する領域によって「ネットワークエンジニア」や「サーバーエンジニア」などに細分され、業務内容も多様です。

アプリやWebサイトなど、Webシステムを利用するためにはITインフラを整備しなければなりません。総合的な情報技術を活かすためには、ITパスポート、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などがおすすめです。

インフラエンジニアに興味のある方は、こちらをご覧ください。
インフラエンジニアの将来性と求められるスキルについて解説!
未経験からインフラエンジニアになるために知っておきたいこと

Webエンジニアに役立つ資格を取得して能力の市場価値を上げよう

IT時代の到来により、Webエンジニアが活躍する場はより一層増えることが予想されます。将来性の高さから、今後Webエンジニアを目指す人も増え、企業からの需要も高まるでしょう。

しかし、IT技術の進化にともない、Webエンジニアに求められる能力も高まる可能性が考えられます。企業からの信頼を得るためにも、資格の取得によって能力を示し、市場価値の高いWebエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。

パソナテックでは、研修型就業サポート「Engineer-Pass」を提供しています。インフラエンジニアを目指している方は、ぜひご参加ください。
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