パソナについて
記事検索

IT技術とは?活用事例や知識の習得方法について解説

この記事では、活用されているIT技術やITに関連の深い技術、具体的な活用事例などを紹介します。また、ITに関する知識の習得方法なども紹介しますので、IT技術に興味がある方、今後IT業界で活躍したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

IT技術とは?活用事例や知識の習得方法について解説

この記事では、活用されているIT技術やITに関連の深い技術、具体的な活用事例などを紹介します。また、ITに関する知識の習得方法なども紹介しますので、IT技術に興味がある方、今後IT業界で活躍したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

知識・情報

2022/05/19 UP

近年、IT技術の進化や活用は活発になり、その領域は生活のあらゆる分野に広がっています。同時に、専門性の高い新たな技術も開発されていることから、これまで以上にIT人材の需要は高まるでしょう。

この記事では、活用されているIT技術やITに関連の深い技術、具体的な活用事例などを紹介します。また、ITに関する知識の習得方法なども紹介しますので、IT技術に興味がある方、今後IT業界で活躍したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

IT技術とは

まず、IT技術の意味について解説します。IT技術と関連のある用語についても解説しますので、違いや関連性について理解しましょう。

IT技術は効率化や品質向上を実現する「情報技術」

IT(Information Technology)は「情報技術」と訳され、コンピューターを使用した技術の総称として浸透しています。パソコンだけでなく、スマートフォンも情報端末の一つです。

また、コンピューター本体(ハードウェア)だけでなく、アプリケーションやOS(ソフトウェア)、接続するネットワークなどもIT技術に含まれます。身近なものでいえば、ExcelやWord、ICカードなども情報技術によるものです。

IT技術に関連する用語の違い

IT技術の普及にともない、関連のある用語を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。特に「ICT」「IoT」「AI」「5G」「DX」などは、近年のIT社会において不可欠な技術といえます。

ITと似た意味を持つICTは、情報技術にCommunicationがプラスされた用語です。IT技術を活用するだけでなく、知識や情報を共有することが重要視されていることから、技術そのものという意味よりも使い方について示しているとも考えられます。

IoT(Internet of Things)は、モノとインターネットをつないで、日常生活の利便性を高める技術です。身近にあるIoT技術といえば、スマート家電や自動車が挙げられるでしょう。スマートフォンの操作によって、モノに対する動作の指示が可能です。

IoT製品の開発に欠かせない技術の一つにAI(人工知能)があります。AIは機能やレベルで分類されており、設定されたことだけを行なうAI、パターンやルールを学習するAIなど、種類は多様です。例えば、自動調節機能が搭載されているエアコン、掃除ロボット、検索エンジンなどのAIは、それぞれ異なる機能やレベルのAIによって動作しています。

また、IoT製品ではリアルタイム性や信頼性の高い遠隔制御が重要視されることから、低遅延通信を実現できる5G技術が有効といえるでしょう。IoTの開発では膨大な量の情報収集も必要なため、5Gの特徴である高速大容量の通信システムが貢献すると考えられます。

ビジネスシーンではDX(Digital Transformation)を推進する動きが活発化してきました。ビジネスモデルや提供サービスの変革を実現するためには、既存プロセスの効率化などを行なう必要があるため、IT技術を活用する能力が求められるでしょう。

IT技術の活用事例を業界別に紹介

IT技術の活用事例を業界別に紹介

IT技術はすでにあらゆるシーンで活用されており、多くの社会貢献を実現しています。また、現在開発途中の最新技術が実現すれば、生活に大きな変化が期待されるでしょう。ここでは、IT技術の活用事例を業界別に紹介します。

交通機関

バスや電車を利用する際、ICカードで決済している人も多いのではないでしょうか。乗車するたびに切符を購入する必要がないため、時間に余裕がない場合でもスムーズに乗車できます。

また、Webサイトで運行情報をチェックし、リアルタイムで到着時刻を確認することも可能です。特に、渋滞の影響を受けやすいバスの運行などに役立つでしょう。IT技術を活用することで、交通機関を快適に利用できる環境が整えられています。

自動車関連

人間がハンドル操作を行なうことなく走行する自動運転システムには、不安を抱える人も少なくないでしょう。しかし、自動運転を行なう車には、人間には死角になってしまう範囲も確認できるセンサーが搭載されており、安全性を向上させるための技術も高まっています。

すでに一部の自動車には、自動駐車できる機能や自動ブレーキ機能が搭載され始め、メーカーによっては公道テストを実施していることをご存じでしょうか。最小限の操作で自動車を運転できる日は、それほど遠くないかもしれません。

農業

近年では、農業分野でも「スマート農業」というIT技術を活用した動きが見受けられます。ICTやロボット技術を取り入れることで労働者不足を解消し、大規模生産や省力化につなげる取り組みです。

スマート農業では、栽培履歴の管理や環境データの組み合わせにより、生産物に対する最適な環境を理解できます。これにより、農業の継承が実現するだけでなく、品質の向上にも貢献するでしょう。

医療分野に広がる「IoMT」の考え方

IoMT(Internet of Medical Things)という考え方は、医療機器などのITシステムをインターネットに接続し、医療データの収集や分析などを行なう技術です。リアルタイムで患者の状態を確認できることで、診断の精度を高めることが可能になるでしょう。

すでに導入されているIT技術として、電子カルテや遠隔診療が挙げられます。遠隔診断は再診の場合のみという制限はあるものの、病院に出向く負担が軽減されるため、通院が難しい人でも診療を受ける機会を増やせるきっかけになるでしょう。

金融とITが融合した「Fintech」

Fintechとは、Finance(金融)とTechnology(技術)を掛け合わせた造語で、名前から読み取れるように、金融関連のサービスなどにIT技術を活用することを意味します。身近にあるFintechといえば、オンライン決済サービスなどが有名です。

他にも、資産運用や中小企業向けの会計サービスなどが挙げられます。近年では大手金融機関もFintech企業と連携を進めていることから、顧客管理に関するシステムや融資に関するシステムへの導入も考えられるでしょう。

IT技術を支える代表的なエンジニアとは

IT技術を支える代表的なエンジニアとは

IT技術を支えているエンジニアはおもに「開発系エンジニア」と「インフラ系エンジニア」です。ここでは、それぞれの分野における代表的なエンジニアや、具体的な業務内容について紹介します。

開発系のエンジニア

開発系のエンジニアは、ITシステムやIT製品の設計、開発などを行なうエンジニアです。開発するものによって必要な知識やスキル、仕事内容は異なります。開発系のエンジニアに属するのは、システムエンジニアやアプリケーションエンジニアです。

システムエンジニアの業務内容はシステムの開発に関すること全般であり、忍耐強くテストを繰り返さなければならないこともあります。要件定義書を作成する機会もあるため、論理的な思考や文章力が必要といえるでしょう。

アプリケーションエンジニアは、業務系のアプリケーションやスマートフォンにインストールするアプリケーションなど、あらゆる種類のアプリケーションを開発します。コーディングを行なう機会もあるため、プログラミングスキルを強化する必要があるでしょう。

インフラ系のエンジニア

インフラ系のエンジニアは、ネットワークやサーバーといったITインフラの構築や運用、保守などを担っています。代表的なインフラ系エンジニアとして挙げられるのは、サーバーエンジニアネットワークエンジニアです。

サーバーエンジニアはサーバー機器の構築だけでなく、サーバーの監視やセキュリティチェックなども行ないます。障害発生時には、問題解決に向けて復旧作業を行なわなければなりません。大変な面もありますが、やりがいがあって貢献度の高い職種の一つといえるでしょう。

ネットワークエンジニアはコンピューターネットワークの構築や保守を行ないます。顧客の要望に沿ったネットワークを構築する必要があるため、ネットワーク機器に関する知識が不可欠です。

IT技術を身に付けるために有効な方法とは

IT技術を身に付けるためには、専門性の高い知識を取得する必要があります。ここでは、IT関連の知識を習得するために有効と考えられる方法を紹介しますので、自身に適した習得方法について考えてみましょう。

独学で習得する

ITスキルは専門性の高い分野ですが、独学でも知識の習得は可能です。独学なら時間や場所など環境に左右されることはなく、教材費なども抑えられるといった自由度の高さが魅力といえるでしょう。自身で調べる力が身に付けられることから、問題解決力の向上も期待されます。

しかし、知識のない状態では優先度の高い学習内容などがわからないため、体系的に理解を深めることが難しいかもしれません。また、わからないことは自身で解決しなければならず、習得するまでの時間が長くなってしまう可能性も考えられます。

専門スクールに通う

専門スクールはすでにカリキュラムが整っているため、体系的な知識の習得が可能です。また、疑問点があれば講師に質問できる環境であり、効率的に知識を身に付けられるでしょう。

スクールでの習得で考慮しなければならないのは、習得までに必要な費用や仕事と両立するためのスケジューリングです。独学よりも費用は高額になることや、自身の都合を講座に合わせる必要があることを理解しておかなければなりません。

資格の取得

資格の取得を目指した勉強法は体系的に学べるだけでなく、出題範囲を重点的に強化することで、重要度の高い知識を効率的に身に付けられます。また、どの程度の知識やスキルを持っているかの証明に役立つため、就職や転職の際に有効です。

しかし、IT業界では実務経験が重要視される傾向もあることから、有資格者を優先的に採用している企業ばかりではありません。特に、人材不足の企業では即戦力を求めている場合もあるため、経験を積むことも考えておくとよいでしょう。

関連企業への就職や転職で実践を学ぶ

求人サイトなどを検索すると、未経験者でも応募できるIT関連企業の求人があります。多くの企業では研修制度を設けているため、未経験者でも業務に必要な知識やスキルの習得は可能です。

専門学校などでも基礎や応用の習得は可能ですが、現場の業務状況までは学べません。どのように業務を進めていくのかを現場で学ぶことで、知識やスキルの習得が可能なだけでなく、早い段階で企業に貢献できる可能性が高まるでしょう。

IT技術にゴールはなく今後も進化が求められる

IT技術はあらゆる分野に貢献しており、今後も活用される領域は広がっていくことが予想されます。IT技術をより発展させるためには、専門性の高い知識やスキルが必要なため、ITに関する知識やスキルを強化している人材は多くの企業に必要とされるでしょう。

しかし、実際の現場では身に付けた知識だけでなく、想定外なトラブルにも対応できるスキルが求められます。テキストや問題集と向き合うだけでは、現場で活躍するまでに時間を要するでしょう。

パソナテックでは、誰でも挑戦できるよう、インフラエンジニアの研修型就業サポート「Engineer-Pass」を提供しています。基礎から仕事の進め方まで、実践的に学びたいという方はぜひご応募ください。

研修型就業サポート「Engineer-Pass」募集要項はこちら