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ITエンジニアとは?職種・仕事内容や必要スキルについて

この記事ではITエンジニア全般にスポットを当て、さまざまなIT職種の紹介や、仕事内容・共通して必要となるスキルについて解説します。「ITエンジニアに興味がある」「ITエンジニアの仕事の違いがわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。

ITエンジニアとは?職種・仕事内容や必要スキルについて

この記事ではITエンジニア全般にスポットを当て、さまざまなIT職種の紹介や、仕事内容・共通して必要となるスキルについて解説します。「ITエンジニアに興味がある」「ITエンジニアの仕事の違いがわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。

キャリア

2022/05/10 UP

IT技術の進歩とともに「ITエンジニア」という仕事も注目されるようになりました。

ITエンジニアとは一般にIT技術を駆使するエンジニアの総称ですが、狭義にはシステムエンジニア(SE)を指す場合もあります。

この記事ではITエンジニア全般にスポットを当て、さまざまなIT職種の紹介や、仕事内容・共通して必要となるスキルについて解説します。「ITエンジニアに興味がある」「ITエンジニアの仕事の違いがわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。

ITエンジニアとは?

ITとは、Information Technology(情報技術)の略称です。一般的に、ITを用いてソフトウェアやシステムの設計・開発・運用・保守を行なう技術者を総称して「ITエンジニア」と呼んでいます。

ITエンジニアにはさまざまな種類の職種が存在します。職種ごとに専門分野が異なるため、仕事内容や業務範囲、役割などもそれぞれ異なっています。

昨今、IT技術が日常生活のなかで当然のように使われるようになりました。ITサービスの普及にともない、ITエンジニアの仕事も注目度の高い職種の一つとなりました。

ITエンジニアに対し、「理系出身者が就く仕事」というイメージを抱いている方も少なくありません。しかし実際の現場では、文系出身のエンジニアも大勢活躍しています。

ITエンジニアの種類と仕事内容

ITエンジニアの種類と仕事内容

ITエンジニアには、担当する仕事内容や業務範囲によって、さまざまな職種が存在します。ITエンジニアの種類や、それぞれの仕事内容について、具体的にみていきましょう。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)は、システムやソフトウェア開発の設計・開発・実装・テストに携わるエンジニアです。システム開発において、おもにシステム全体の設計などの上流工程を担当します。

クライアントの要望をヒアリングして要件定義・基本設計を行ない、仕様書の作成を行ないます。

システムエンジニアの詳細については、こちらの記事も併せてご覧ください。
システム設計のエンジニアとはどんな仕事?仕事内容やスキルを徹底解説

プログラマー

プログラマーは、プログラミングに特化したエンジニアです。システム開発において、仕様書に基づいてプログラムを実装する役割を担います。

システムのコーディングや、プログラムの修正などを行ないます。

Webエンジニア

Webエンジニアは、Web上で動作するシステムの設計・構築・運用に特化したエンジニアです。Webエンジニアは業務範囲によって、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの2職種に分けられます。

フロントエンドエンジニアは、サイト上でユーザーの目に見える部分の開発をおもに担当します。Webデザイナーが作成したWebデザインに基づいて、Webサイトの実装を行ないます。

バックエンドエンジニアは、ECサイトの購入データ処理・結果出力など、Webシステムのうちユーザーからは見えないサーバー側の開発を担当します。

フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの詳細については、こちらの記事も併せてご覧ください。
フロントエンドエンジニアとは?求められるスキルや仕事内容も紹介!
バックエンドエンジニアとは?必要なスキルや、なるためのポイントを紹介

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計・構築・運用・保守に特化したエンジニアです。おもにコンピュータ間をつなぐネットワークや、ITシステムやITサービスの基盤となるサーバーを扱います。

ネットワーク環境を整備するだけでなく、不正アクセスからネットワークを守るためのセキュリティ対策なども行ないます。

ネットワークエンジニアの詳細については、こちらの記事も併せてご覧ください。
ネットワークエンジニアの仕事内容とは?やりがいについても解説

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアとは、サーバーの設計・構築・運用・保守に特化したエンジニアです。おもにOSやアプリケーションの選定、サーバーの設置、配線作業などを担当します。

サーバーが安定して稼働するよう監視し、トラブルが発生した際は迅速な原因究明・復旧作業が求められます。

サーバーエンジニアの詳細については、こちらの記事も併せてご覧ください。
サーバーエンジニアの仕事内容とは?必要なスキル・やりがいについて

データベースエンジニア

データベースエンジニアとは、データ管理システムの設計・構築・運用・保守に特化したエンジニアです。データを効率よく活用できるよう、膨大なデータを素早くかつ正確に取り出せるよう配慮したうえで、システムを構築する必要があります。

クライアントの要望をヒアリングしながら開発を進めるため、コミュニケーションスキルも求められます。

データベースエンジニアの詳細については、こちらの記事も併せてご覧ください。
データベースエンジニアとは?仕事内容やキャリアパスについても解説

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアとは、サイバー攻撃や、システムの不正利用を防止するためのセキュリティシステムを開発するエンジニアです。

サイバー攻撃などの手口は日々進化していくため、常に最新情報を追い、最新スキルを身に付けていくことが求められます。

また、システムの開発のほかに、セキュリティシステムのアップデートや、トラブル発生時の原因究明や復旧作業などの対応も担当します。

セキュリティエンジニアの詳細については、こちらの記事も併せてご覧ください。
セキュリティエンジニアの需要・将来性・年収とは?

セールスエンジニア

セールスエンジニアとは、IT技術の知識・スキルを活かして営業現場で働くエンジニアのことです。個人でクライアント先を訪問することもありますが、一般の営業職員に同行して提案のサポートを担当する場合もあります。

一般の営業職スタッフに同行する場合は、おもに技術的な面のフォローをします。IT製品の機能についての詳細説明や、顧客からのIT関連の質問への回答などを行ないます。また、IT製品のプレゼンテーションを担当することもあります。

高度なIT知識を持つセールスエンジニアが製品を提案することで、クライアントの信頼を得やすいというメリットがあります。

セールスエンジニアの詳細については、こちらの記事も併せてご覧ください。
セールスエンジニアの仕事内容とは?営業職との違い・将来性・求められるスキルについて

サポートエンジニア(ヘルプデスク)

サポートエンジニア(ヘルプデスク)は、IT製品やサービスを購入したクライアントに対して、技術的なサポートを行なうエンジニアです。

具体的には、クライアントからの問い合わせに対し、メールや電話でヒアリング・助言をし、トラブル解決へと導きます。

また、不具合・トラブルの状況によっては、直接クライアント先に出向き、製品の状況を確認することもあります。

ITエンジニアに必要なスキル

ITエンジニアに必要なスキル

このように、ITエンジニアにはさまざまな職種が存在し、業務範囲によって求められるスキルも異なります。そのため「漠然とITエンジニアに興味があり、知識を身に付けていきたい」という場合は、どのようなスキルの習得をすれば良いのかわからないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

多種多様なIT技術が存在し、職種ごとに専門スキルはかわってきますが、ITエンジニアの業務を遂行するうえで、エンジニア全般に共通して求められるスキルも存在します。

プログラミングスキル

プログラミングはITエンジニアにとって必須ともいえるスキルです。どのITエンジニアも、システムの構築・運用がおもな業務です。そのためプログラミング言語に関する知識、コーディングスキルは欠かすことができません。

一般的にあまりコーディングを行わないとされるネットワークエンジニアやサーバーエンジニアでも、バッチファイルなどのためにプログラミングを行うことはあります。自分でプログラムを作らないエンジニアの場合も、プログラミングの知識が求められる場面はあるでしょう。

コミュニケーションスキル

ITエンジニアに対して一人で黙々と作業するイメージを抱いている方も少なくありません。

しかしITエンジニアはチーム単位でプロジェクトにあたることが多く、円滑に開発を進めるためのコミュニケーションスキルが求められます。また、開発が複数の部署に影響を与える場合は、工程のスケジュール管理なども担当します。

クライアントへの提案や、要望のヒアリングなども行なうこともあります。専門的な内容の話をわかりやすく伝える説明力も重要です。

常に興味を持って学び続ける姿勢

ITエンジニアは、常に興味を持って学び続けていく姿勢が大切です。

IT技術は日々進歩していて、1年前使っていたフレームワークがもう廃れてきた、逆に以前は使い物にならなかったツールが大活躍している、といったことが往々にしてあります。例えばクラウドサーバーやReactなどのJavaScriptフレームワークは、リリース当初は半信半疑だった人も多かったのですが、今や当たり前のように使われています。

ITエンジニアは、こうした言語やツールの進化をしっかりキャッチアップし、最適解を出し続けることが求められます。

ITエンジニアとして長く働くためには、こうした学び続ける姿勢もスキルの一つと言えるでしょう。

ITエンジニアの種類・特徴を知って将来のキャリアパスに役立てよう!

ITシステムは世界中に普及し、いまや生活を支えるために、なくてはならないものとなりました。そのような背景から、ITシステムの開発や保守を担うITエンジニアの存在も、年々重要性を増しています。

ITエンジニアはITに携わるエンジニアを総称したものであり、仕事領域によってさまざまな職種に分けられます。集中力と根気が必要なコーディングがメインの仕事や、クライアント対応に重きを置く仕事など、同じITエンジニアでもその業務内容は大きく異なっています。

これからITエンジニアを目指すという場合は、将来実現したいキャリアも含めて、キャリアパスを考えてみるとよいでしょう。